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2012-07-10

今年もタカネバラに会いに、その5、イヨノミツバイワガサ

トラバース道に出てきたら、後は赤石山荘まで水平に歩くだけなので、ちょっと一息入れられます。

と言っても、このトラバース道は岩がごろごろしていて歩き難く、普通の巻道のように楽なわけではありません。

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トラバース道まできたら、ようやくイヨノミツバイワガサのまだ綺麗に咲いている株が出てきました。

イヨノミツバイワガサも東赤石にはそこら中に咲いている花ですが、一応絶滅危惧種、そして東赤石以外では寒風残でほんの少し咲いているのしか見たことがありません。

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そして、これも6月から7月にかけて東赤石のいたるところで咲いているシライトソウが早速出てきました。

あまりにもたくさん、まるで雑草のごとく咲いているので、ついつい東赤石に来るとシライトソウの撮影を忘れそうになりますが、忘れないうちにと撮影します。

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トラバース道沿いに咲いているタカネバラを橄欖岩を背景に撮りました。

風がいつの間にか出てきて、揺れてなかなか撮影が難しいです。

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14時10分、山頂への分岐を通過です。

この日は山頂には行きません。この時期の山頂はユキワリソウもたぶん終わっているし、キバナノコマノツメは今年は早々と早池峰山で見ています。

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分岐のところのタカネバラもなかなか大株ですが、このときは風が吹いて撮影しにくかったです。

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まだ残っていたガスが見る見る間に上がってしまいました。

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このとき見えていた石鎚山系の山並みをよく見ると、笹原が見えていますので、たぶん平家平方面ですね。

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石鎚山系の後ろに見えているのは稲叢山方面のようです。

先ほどまで雨が降っていたというのに、その後で展望が楽しめるとはよもや思いませんでした。途中まで晴れていても、ここはガスで展望がないというのが普通なのです。

東赤石は瀬戸内海からごく近くに標高1700mもの高山が一気にそびえ立つので、たいていはガスが湧いていることが多いです。

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ガスのまだわずかに残った山なみを背景にイヨノミツバイワガサを撮影してみました。

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イワキンバイの派手な黄色が目を惹きます。

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トラバース道沿いにもちらほらとタカネバラが咲いていますが、やはり権現越へ向かうトラバース道沿いのほうがタカネバラが見事だと思いました。

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ヒメコマツの新芽です。

思い起こせば、ちょうど10年前だと思いますが、当時大学一年だった息子と当時小学生だった末っ子を連れて初めて東赤石に登った時は、山荘コースを登り、トラバース道を向こうからこちらへと歩いてきたのです。

それ以後は石室越から権現越へと縦走したりすることが多く、こちら側のトラバース道は今まで3度ぐらいしか歩いてないような?

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この細い葉っぱはオトメシャジンの葉のようです。

花はまだ一ヶ月先ですね。

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シコクギボウシの大株もありましたが、花にはちょっと早かった・・・。

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シコクギボウシの花の時期は7月中旬ですがその頃に来るのがなかなか難しいです。

その頃はたいていアルプス行きと重なるんですね。

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こんなところにも奇岩が見えました。

東赤石には奇岩があちこちにあります。

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トラバース道と行っても、こんな具合で岩歩きの部分も多いです。

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ショウマの仲間が出てきました。

この前岡山の泉山で見たのはトリアシショウマだと思いましたが、これは何ショウマでしょう?

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葉は2回3出複葉にように見えますからヤマブキショウマと言うことでしょうか。

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上を見上げると、八巻山でしょうか、ごつごつとした岩稜が見えています。

前回、ここを歩いたときはガスで上はほとんど何も見えませんでした。

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いつもはトラバース道沿いでたくさん見かけるコツクバネウツギも今回は時期が遅かったので、咲いていたのは数株だけでしたが、何とか見られました。

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