今年もタカネバラに会いに、その6、ヒメアカショウマ
茎が赤っぽくて、先ほどのショウマとはまったく違うことはわかります。
これが噂に聞いていた東赤石の固有種、ヒメアカショウマのようですね。いつも、もっと早い時期に登っているのと、トラバース道を権現越のほうに歩くことが多いので、あまり見てなかったようです。
ショウマの仲間は見分けが難しいですが、これは違いが簡単にわかりますね。
まだ開花してない株のほうが多かったですから、花期は7月10日頃と思ってよいでしょう。シコクギボウシを見に来ると、ちょうど花の時期がいっしょで両方とも見られそうな感じでした。
そういえば、ヒロハヘビノボラズの花も、今年は早池峰山で見たのでした。
同じ橄欖岩の山ですから共通点がありますね。
トラバース道沿いにもタカネバラは見られましたが、先ほど見かけたような立派な株ではありません。
小さな白い花が咲いていて、何だろう?と思ったら、コメツツジの花でした。このコメツツジも早池峰山で葉を見かけたんですよ。
石鎚山系の大きなコメツツジと違い、この株は丈が20センチほどしかなく、最初見たときはコメツツジとは気づかなかったほどでした。
この季節の東赤石ではよく見かけるネバリノギランも咲いていました。
この花は開いてもこんなものです。
ここまでくれば、赤石山荘はすぐそこです。
この場所は「天狗の庭」と呼ばれていて、夏にはオトメシャジンやシラヒゲソウが咲き乱れる場所ですね。
この場所から八巻山が見えたのは私としては何年ぶりでしょうか?
去年の夏に来たときにはガスで八巻山は見えませんでした。
それにしても、朝は好天でしたが、誰もいないものですね。
時間が遅いので、皆さん、もう下ったのかな?
オオヤマレンゲは咲いているかしらん?
コメント