寒風山、再び、その5、裏寒風からの紅葉
先ほど山頂から眺めると、こちら側にいる人が見えていたのですが、振り返ると逆に今度は山頂にいる人が良く見えます。
赤いのはコメツツジですが、後少し早ければ、コメツツジも燃えるように赤く染まっていたんでしょうね。
踏み跡をつきあたりまで行って眺めると、桑瀬峠からの稜線が良く見えています。
遥か下のほうも色づいています。ここはたぶん冷たい風が吹き抜ける場所なので、色づくのが早いのでしょう。
すぐ下のドウダンがもう落葉しています。
紅葉が遥か下まで途切れずに続いているのはあの眺めだったのです。
去年の初夏に下から登った裏寒風ですが、今回は展望台まで下ることにしました。
ロープ場の下りはザックがないほうが安全なのと、すぐに登りかえすので、ザックはおいてカメラだけ持って下ります。
落葉樹が多い中、綺麗な緑色に見えていたのはヤマグルマだったんですね。
ロープ場を下り終えても、つんのめりそうな急坂の下りなので、滑り落ちないように笹を掴みながらの下りです。
途中、谷筋にモモジの木が何本かあって、見事な色付き具合でした。
そういえば、去年、初夏に登った時にモミジの大木が見えていたので、紅葉の頃も素晴らしいんだろうな、と思ったのを思い出しました。
ここでも撮影に余念のないRさん。
やはり北面なので、後一週間早ければと言う感じでしたが、それでも裏寒風の紅葉の素晴らしさが想像できました。
中央に見える谷は一体何百m落ちているんでしょうか。怖いぐらいです。
これで裏寒風の紅葉も眺めたことだし、この日の目的はほぼ終了です。
後は下ってきた急坂を登りかえし、稜線まで出ます。
下りでも見かけたカエデの黄葉でしょうか、ちょうど陽射しが出てきて、黄金色に染まりました。
黄葉するカエデ葉イタヤカエデだそうですが、全然自信がありません。
寒風山山頂にもまだまだ人影が見えますが、私たちは下山にかかります。
伊予富士やその後ろの筒上、手箱がもうシルエットになっています。
青っぽい服を着た人が見えるでしょう?
うっすらとガスが上がってきて、朝とは全然違う雰囲気です。
ガスってくるかと思いましたが、稜線がまだ綺麗に見えています。
下りもやはり人でにぎわっていた桑瀬峠でした。
特に、伊予富士から下ってこられた初老の女性グループは大人数で圧倒されました。年齢も70近い方もかなりいらっしゃるようでしたが、皆さんほんとにお元気です。
後でわかったのですが、遠く広島からバスを仕立ててこられていたようです。
この後、寒風茶屋までは道標通り30分で下って、15時丁度の下山でした。
山頂でコーヒーを飲みそびれたので、寒風茶屋の休憩所で暑いコーヒーをいただきました。山頂ではあまりの暑さにホットコーヒーが欲しくなかったということもあります(^_^;
伊予富士がどっすんとしたまで落ちて見事な写真です。
本当に怖い山に見えます。
紅葉が素晴らしいですね。
こちらは関東で一番 紅葉が遅いのでこれからです。
こんなには真っ赤にならないです。
堪能させていただきました
投稿: tkomakusa1t | 2012-10-30 06:03
komakusaさん、こんばんは。
伊予富士は見る角度によって表情が変わる山ですね。
去年も裏寒風を登っているはずでしたが、伊予富士のこの表情には気づきませんでした。ガスがかかっていたのかもしれません。
秋晴れの素晴らしい日に紅葉を眺めることが出来てほんとに良かったです。
千葉は高い山がないので、紅葉はきっと11月末ごろかもしれませんね。こちらの里山もそんなものです。
でも、手軽に石鎚山系や剣山系に行けるおかげで10月から紅葉を楽しむことができます。
今年の紅葉は意外と良いみたいですから里山でも楽しめると良いですね。
投稿: keitann | 2012-10-30 21:38