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2012-11-26

012年晩秋、徳島花紀行、その4、ウメバチソウとリンドウ

ツチトリモチを見た後は、海岸沿いから場所を移して、この日のもう一つの目的である渓流沿いの花を見に行きます。

もう一度行ってみたいと思っていたその場所では、ウメバチソウが今年は惜しげもなく咲いていました。

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ウメバチソウと言うと、山野草ではお馴染みの花ですが、この花を私は実に様々な場所で様々な時期に見ています。

私にとっていちばんなじみの深い姿は10月の梶ヶ森で毎年のように見ている姿ですが、一番早い時期では7月中旬の北アルプス朝日岳と下山途中の道沿いでウメバチソウの花芽を見ています。

いちばん遅いのは12月上旬に高知の低山で見ているのです。

去年の秋には栗駒山へと抜かう道沿いで群生を見ていますし、ウメバチソウと言うと、高山から低山まで、季節は7月から12月まで、ほんとに様々な環境を思い出します。でも、共通して言えることは水が染み出すようなそんな環境を好むということでしょうか。

そして、ここ徳島で見るウメバチソウは11月半ばごろに渓流沿いで見ることができます。

標高は恐らく200m程度でしょうから、この時期でも咲くんですね。

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ウメバチソウと同じ場所でリンドウもたくさん咲いていました。

3年前にこの地を訪れたときは、ウメバチソウが咲いていたという程度でしたが、今年は雨の降り具合やらその他の環境が良かったのか、リンドウもウメバチソウもあちこちでいっぱい咲いています。

同行の方たちも、一様に歓声を上げました。

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こちらはウメバチソウ、リンドウ、ナカガワノギクの3種類が競演している場所で、こんな場所もあちこちで見られました。

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まるで花束のようにびっしりと咲いたウメバチソウとリンドウのツーショットです。

ここのウメバチソウは花弁の先が少し尖っているようですね。

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リンドウもブルーが濃くて、吸い込まれそうな色合いです。

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少し歩いていくと、イブキシモツケのような花が返り咲しているのがみえました。

最初はイワシモツケか何かと思いましたが、帰宅して調べたところ、トサシモツケのようです。

葉が細いのが特徴ですね。

高知県の四万十川流域と徳島県の那賀川、勝浦川流域にのみ分布だそうです。

渓流沿いに自生する植物で、キシツツジと同じような環境に咲くようです。

本来の花期は5月上旬のようなので、その頃に機会があったら見てみたいものです。

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