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2012-11-21

012年、晩秋、徳島花紀行、その2、ヤッコソウ

鈴ヶ峰はヤッコソウの自生地として知られていますが、四国にはほかにも高知の足摺岬方面や室戸方面でも見ることができます。

足摺岬の白皇山は、私もかなり以前からヤッコソウの自生地として知っていたのですが、高知でもこの時期はあれこれ見たいものがたくさんあって、なかなか山に自生しているヤッコソウを見ることが出来なかったのです。

最初の目的の植物だったヤッコソウはたくさん出ていて、今まで見た中では一番良い時期に見られたと思います。

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シイノキの株もとにまるで小さなお人形のように並んでいるヤッコソウは、丈はわずか10センチにも満たない小さな植物です。

まるで小さな子供が万歳をしているような、可愛い姿に思わず見入ってしまいました。

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遊歩道の階段の際に生えていた1株です。

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トリミングしてみましたが、万歳した手のように見えるのを鱗片葉と言うそうです。

その鱗片葉の付け根に蜜が溜まっていると聞いていたので、指の先に少しつけて舐めてみましたら、やっぱり甘かったです。前日降った雨で、甘みは少し薄かったですが、ヤッコソウの上をこの日も蜜を求めてかスズメバチがぶんぶん飛んでいたのです。

スズメバチが11月下旬も近いこの時期に飛んでいること自体、この地方の暖かさを示していますね。我が家にもスズメバチが時々飛んできますが、さすがに11月に入ってみることはまずありません。

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自生地に立てられていた看板です。

ヤッコソウは四国や九州そして東南アジアにかけて分布するそうですが、徳島のヤッコソウは世界でも北限の分布だそうです。

確かに、四国でも愛媛や香川にはヤッコソウは自生しません。

ヤッコソウの花の仕組みなどは、こちらのサイトが大変参考になります。

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鈴ヶ峰でも自生地は何か所かあるようで、ところどころで見ることができました。

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画像向かって左のほうに黑っぽいのがみえますが、これがヤッコソウの出始めの姿なのだとYさんに教えて頂きました。

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上から眺めたヤッコソウです。

周囲に見えている枯葉がシイの葉っぱですね。

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鈴ヶ峰の山頂は太平洋と宍喰の平野部が一望できる、良いところでした。

小さな島が見えている辺りは、高知との県境付近になります。

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見えている川は宍喰川ですね。

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西の方角を見ると。結構高い山なみが見えて、たぶんあの辺りは室戸のはず。

北西の方角にはかなり高い山も見えますが、もしかしたら湯桶丸など見えているんでしょうか?


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山頂は、陽光が燦々と降り注いで、いつまでものんびりと海を見ていたいほど、気持ちの良いお天気でした。

驚いたことに、まだ赤トンボが飛んでいて、Rさんの白い帽子にとまりました。(^_^;

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一匹ではなく、2,3匹のトンボが飛んでいましたけど、やはりスズメバチと言い、この地が暖かいということの証明ですね。

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山頂にはモチツツジ、ミツバツツジの木がありましたが、これまた驚いたことにドウダンらしき木までありました。

こんな低い山にもドウダンが自生しているんですね。

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山頂には山東三角点があって、三角点ハンターのRさんはしっかり撮影していました。

初めての山頂と言うことで、Yさんが記念撮影してくださいましたが、ちょうど、徳島市から来られていた10人ほどのパーティーの方たちにシャッターを切っていただきました。

駐車場も出来て、道も良くなったからか、この日は私たち同様ヤッコソウ見物のグループの方たちが何組か登られていて、なかなか賑やかでした。

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登山口まで下りてきたら、たまたま午後から案内してくださることになったKさんご夫妻が待ってくださっていました。

丁度お昼時だったので、宍喰のホテルでお昼をご一緒しました。

その名も「漁師のまかない丼」です。

ボリューム満点でしたよ。

日和佐道の駅でも伊勢海老を売っていましたが、この辺りは美味しい魚介類の食べられるところです。

コメント

こんにちは。
ヤッコソウは可愛いですね。
図鑑で見るだけで、東京では見られない植物です。
一度実物を見たいと思いますが、遠いですね。

多摩NTの住人様、こんばんは。

ヤッコソウ、四国に棲んでいると案外身近なんですが、それでも、名前を知ってからまだ6,7年にしかならないと思います。
11月半ばに、ノギクのお花見も兼ねて高知空港までいらっしゃれば、意外と簡単に見られるかも知れませんね。

keitannさん、こんばんは。

ヤッコソウ・・・名前は知っていますが見た事がありません。
シイノキ等に寄生するのですね。

面白い名前ですが確かに群生する姿は大名行列の奴に見えます^^)

k2さん、こんばんは。

ヤッコソウの名前をご存じと言うだけでもすごいですよ。
私など野草散策始めてからもしばらくはヤッコソウと言う名前も知りませんでした。
高知に晩秋から冬にかけて野草を見に行くようになってから、その名を知ったぐらいです。
シイノキもいろいろあるそうですがスダジイとツブラジイに帰省すると聞いています。
確かに木の根っこの上に生えてきますね。
我が家はこの前初孫が生まれて、時々万歳したように手を上にあげて寝ていますが、ヤッコソウの姿はその格好にも似てると思いました。

ヤッコソウ初めて聞く名前です。
群生するのですね。可愛いです名前の通り何だか
不思議なはなです。
出始めの姿は真っ黒で艶があって飴玉のようで
美味しそうです。
海の景色素敵です。

komakusaさん、こんばんは。

ヤッコソウはたぶん、四国や九州の、それも山や植物の好きな人間ぐらいにしか馴染みのない名前だと思います。
この鈴ヶ峰で見たのは初めてなので、今年のヤッコソウが多いのか少ないのかわからないのですが、ポカポカと暖かい里山を少し登ってみる姿はとても好ましかったです。
熱帯植物で世界最大と言われているラフレシアの仲間だそうですよ。
世界にはまだまだ面白い植物がいっぱいあるものですね。
宍喰まで行く途中の海でもサーフィンをしている人が多かったですよ。
高知や徳島の南部の海岸は冬でも暖かいというイメージがありますね。

keitann様 こんにちは
これこれ、この姿ですね。
ヤッコソウの名前は30年ほど前から知っていて、いつかは自生地で咲く姿を見ておきたいと念願して居ますが、未だにその機会が有りません。
四国にはもう40年くらいご無沙汰して居ますので、今度行くときにはヤッコソウの咲くときに出かけたいと思います。
それまでの間はkeitann様のブログで、この姿を見て、出会うまでの気持ちをじっと高めておきます。

ぶちょうほう様、こんばんは。

ぶちょうほう様は30年も前からヤッコソウのことをご存じだったのですね。
私など、30年前に知っていた山野草の名前など、シラネアオイやハクサンイチゲなど10種類ちょっとだと思います。
ヤッコソウの咲くころの四国は季節的にも暑くなく寒くなくで、ちょうど良い時期だと思いますので、ぜひおいで下さいませ。ムラサキセンブリは愛知にも自生地があって珍しくないと思いますが、ナカガワノギクの姿もご覧になっていただけると嬉しいです。
ヤッコソウも何か所か自生地がありますが、お寺や神社で見るものより山で見る姿はより魅力的です。
おいでになる際には山登りも兼ねていらっしゃれると良いですね。

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