石鎚山系の伊吹山へ、その8、コーヒーブレークそして下山
私は折角ガスコンロとコッフェルを担ぎ上げたので、ここはどうしても沸かしたてのお湯でコーヒーを飲みたいところです。
皆のポットに余ったお湯をコッフェルに入れてお湯を沸かします。自宅に冬用のガスボンベの残りがあったのを持参してきたので、あっという間に熱々のお湯が沸きました。
そしてコーヒーを飲む場所は何と言っても石鎚が見える特等席、そう、瓶ヶ森林道の真ん中です(^_^;
冬場は閉鎖されている瓶ヶ森林道ですから車は来ないし、歩く人の邪魔にもなりません。おまけに、アスファルトが露出していて良く乾いているし、何より平坦なのでガスコンロを置くのに丁度よいのです。
冬場限定の特等席でしょうね。
美味しいお菓子を用意してきてあったので、ザックから出したら、なんと半分ほど粉々に砕けていました(^_^;お昼ご飯の時に座布団代わりにザックの上に腰を下ろしたのがまずかった・・・。それでも、皆さん美味しい美味しいと食べてくださいましたが・・。
瓶林を一歩下れば、もう石鎚の姿は見えないのです。
EさんとRさんはアイゼンをつけましたが、私は必要ないだろうと思い、アイゼンはつけずに下り始めます。この天気なら、午後からは雪もかなり腐っているでしょうし、特に滑って怖そうな場所もなかったはずです。
13時7分、シラサ避難小屋に立ち寄ってトイレをお借りしました。
ついでに内部を見せてもらいましたが、綺麗な小屋でした。
日陰になった部分は少しだけ凍ったところもありますが、ダブルストックがあるので特にどうということはありません。
朝から比べると雪もかなり融けています。
チャルメルソウの群生している場所には暖かそうな陽射しが射しています。春にはネコノメソウの仲間も咲くことでしょうね。
RさんとEさんはここでアイゼンを外します。
朝と比べるとワサビも元気良さそうに見えました。
少し雲が出てきたでしょうか?
14時16分、車を停めてある上の登山口に戻ってきました。
結局、避難小屋に立ち寄ったりしながらも1時間10分ほどで下ってきたわけです。
なんとお手軽に稜線まで行けるコースなんでしょう。
午後2時過ぎに下山できるとは思っていませんでした。
しかも霧氷見物したりコーヒーブレークしながらですから・・。
帰りの林道走行も心配したような凍結はなく、何の問題もなく走れました。
途中で、見つけたフキノトウです。
このコースも一度ぐらい歩いてみたいものですね。
何しろ、早い下山なので、時間の余裕がたっぷりです。
R194に出てからは、木の香温泉に立ち寄って名物の「きじラーメン」を食べて帰りましたが、消費カロリーに比べて摂取カロリーが大幅にオーバーした一日でした(^_^;
16時半の撮影ですが、この時間になってもまだ綺麗な青空が広がっていました。
帰りの高速からは法皇山系の雪景色を楽しみながら帰りました。
10月末から3か月以上もまともな山歩きをしてなくて、ほんとに久しぶりの山らしい山に登ったのですが、しょっぱなからこれほど素晴らしい天候と展望に恵まれ、感謝あるのみでした。
keitann様 こんにちは
ザックの上に座って休むという習慣があると前記事で読んだときに、「でも、大丈夫かな?」と一瞬感じたところでしたが、案の定でしたか。
でも、そんな失敗もご愛嬌ですね、皆さんが喜んで呉れさえするならば・・・・。
天気と好展望の場所、いろんな条件に恵まれたコーヒーブレイクでしたね。
ワサビ田あたりでは春の気配が濃厚ですね。
そして林道のフキノトウの出現で、それが間違いでないことが確認できました。
”氷瀑ツララ”は番外のお土産でしたね。
今回は素敵な初出勤でしたね。楽しく読ませていただきました。
投稿: ぶちょうほう | 2013-02-21 12:12
ぶちょうほう様、こんばんは。
昔は横幅が80センチもあるキスリングを背負って歩いていたので、休憩時はキスリングの背中に当たる側を上にして置き、その上に座って休憩したものでした。
二人が並んでも腰かけられるほど大きなキスリングを背負っていたのですから、一人で座る分にはものすごく快適でした。パッキングもちゃんと考えてしてあるので、クッションも良くて、今の携帯座布団などは比べ物にならないほどすわり心地が良かったです。
今は小さなザックしか背負わなくなったので、冬山用の大きめザックや北アルプス用のもっと大きなザックの時だけはやはりザックの上に座ったりします。
雪の山などは直に腰掛けられないので、何かの上に座らないといけませんね。
コーヒーブレークはもともとシラサ峠で取ろうという心づもりでしたが、同じコーヒー飲むのなら、少しでも眺めの良いところが良いですね。
下山道は、ほんとに春の雰囲気でした。
でも、四国の山も一昨日の雪で、再び真っ白に雪化粧しています。石鎚山系は50センチ以上積もったのではないかと思います。
3か月ぶりの1000m越えの山行でしたが、ほんとにいろいろな面で恵まれた山行だったと思いました。
投稿: keitann | 2013-02-21 22:32