013年、マンサクのお花見に、その2、マンサク
マンサクの咲く場所は標高約1000mです。
あちこちの掲示板でマンサクの画像を見せていただいていたので、まず咲いているだろうとは思っていましたが、毎年、最初の場所のマンサクを見るまでは「咲いてるだろうか?どうだろうか?」とどきどきです。
車で2時間がかりの場所まで、そうちょくちょく下見には行けないですから・・・。
今年も咲いてましたよ。
マンサクは晴れでも曇りでも咲いている花ですが、やっぱり青空バックだとレモンイエローの花が映えます。
最初にこの場所のマンサクを見に来たのは2008年のことでした。
それまで、何年か、「マンサクを見てみたい」と思い続けていたので、その時の感激は今もはっきりと覚えています。
沢沿いを少し走って、去年もお昼を食べた場所で車を停めました。
時刻はお昼ちょっと前ですが、この場所でちょっと早めのお昼にしましょう。
そのあたりで腰を下ろしてお弁当を食べようと思うのですが、なかなか適当な場所がありません。
沢を見ると、沢沿いの石の上は乾いていて、座るのに丁度良さそうです。これならお尻も濡れないし、沢沿いに咲いているマンサクの花を見ながら、まさにお花見ですね。
この場所で、お昼を食べ、熱いコーヒーを淹れます。
山の雪は今年は早く溶けたようで、雪解け水が音を立てて流れています。
白っぽい樹肌で、細身の幹が多いです。
沢沿いではなく、普通に山の斜面に咲いているのも見たことがありますが、この山では沢沿いに咲いている株が多いです。
この画像の中ほどに沢が流れていて、その上方にマンサクのっ黄色い色が見えているのがおわかりでしょうか。
いつものことですが、マンサクの花の時期にはヤナギの仲間の芽吹きも綺麗です。
これも例年、様子を見ている場所まで、ほんの少し足を伸ばしてみました。
アサマリンドウの芽が出ていますね。
年によったらサイコクサバノオなども咲いているのですが、今年はコチャルメルソウが1株、咲いていただけでした。
コチャルメルソウはこれから先の山歩きでたくさん見ることになるでしょうが、これが今年の初見です。
この時期に他に咲いているのはアセビとタムシバぐらいでしょうが、今年はタムシバはこの山ではまだ咲いてなかったようです。
ショウジョウバカマもかなりありますが、まだまだ花芽が固いです。
近付くことができる場所に1株咲いていたので、望遠レンズで花をズームしました。
去年ぐらいから。この山のマンサクがアテツマンサクなのかどうか?気にかかっています。
実は四国以外でマンサクの自生を見たことがないので、他の場所のマンサクと比べることができません。
アテツマンサクは萼片も黄色だと聞いています。
いちばん下の枝に何とか手が届いたので、花を2輪だけ採取して撮影してみました。
やっぱり萼片も黄色ですね。
アテツマンサク以外の普通のマンサクは萼片が暗赤紫色だそうです。
マンサクの花が好きなので、自宅でも2年前に植えましたが、自宅のマンサクも萼片は赤っぽい色をしています。
四国でも愛媛の北部のマンサクはアテツマンサクだということですが・・・。
でも、難しいことは考えず、だれも来ない山の中の沢のほとりで、今年もマンサクのお花見を1人で静かにに楽しめたのはとりもなおさず素敵なことでした。人混みの高尾山とは対極のお花見ですね。
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