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2013-05-20

ブナの新緑の皿ヶ嶺へ、その3、シコクスミレ

ヤマブキソウやユキザサ、コンロンソウの群生もさることながら、圧倒されたのは木々の緑でした。

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見上げると、黒々とした幹に無数の緑の葉が眩いばかり・・・。

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グリーンシャワーとはこういう様子を言うのでしょうね。

実際、この緑の下で撮影した画像は帰宅してチエックすると、色合いがいつもとはちょっと違うように思いました。

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緑の中でこれまた緑の花を咲かせるルイヨウボタンの花です。

何とか咲き残っていてくれました。

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足元にはヤマブキソウが群生している道を歩いていきます。

いつもより10日遅いだけで、ヤマブキソウがこんなに多いとは・・・・。

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ただし、時期が遅いおかげでたくさん咲いている花もあれば、シロバナエンレイソウのように早春に咲く花は、ほとんどが終わっていて、これはかろうじて見られたシロバナエンレイソウです。シロバナと言っても咲き進んでしまって紫色になっていますが・・・。

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白や黄色の花が多い中で、これだけが真っ青な花、フデリンドウです。

小さな花でした。

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光の加減でシコクチャルメルソウの花がやっとはっきりと見えるようになりました。

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そろそろ咲いているはずと思いながら歩いていたら、咲いていました。

シコクスミレです。

ここではコガネネコノメソウといっしょに咲いています。

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一年ぶりで見るシコクスミレです。

シコクスミレは香川や徳島の山ではあまり見かけないように思います。

石鎚山系には多くて、群落で咲いています。

何といっても葉が綺麗なんです。

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この辺りはちょっとした群落ですが、今年は時期が遅いので、ちょっと終盤にかかった花が多いですね。

もう一か所、もっと標高の高い場所で咲くところがあるので、そちらに期待しましょう。

葉に特徴があって、まだスミレをあまり見分けられなかったときでも、シコクスミレだけは簡単に見分けられたものです。

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イチリンソウもちょっと終わりごろですが、これも上のほうではまだ綺麗な花が咲いていることでしょう。

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ワチガイソウもやっぱり終盤で、赤い葯が落ちた花が多い中、なんとか葯が残っている花を見つけました。

でも、ワチガイソウは少し前に石鎚方面dで見たのは初々しかったですね。

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平野部が見える場所があって、この日は気温も高かったのですが、見通しが良く利きました。

茶色く見えるのは麦畑ですね。

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山道はトラバース気味に上林峠を見座していきますが、途中、水量の少ない沢の傍を通ります。

沢の近くではワサビが生えています。

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歩き始めのころに見たニッコウネコノメはすっかり花が終わっていたのが、ここにきて比較的綺麗な株に出会えました。

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ブナの木が見え始めたら上林峠も近いです。

何かを撮影されているEさんとTさん・・・。

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ブナの木もすっかり若葉になっています。

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淡いブルーのヤマルリソウもまだ咲いています。

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タチツボスミレも何とか咲き残っていました。

登るにつれて季節を遡っています。

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9時45分、やっと上林峠についたようです。

ここまで2時間近くかかっています。撮影時間が半分近くかかっていますね。

大した登りではなかったものの、お腹が空きました。

ここで休憩です。

コメント

こんにちは。
トップの画像は良いですね。
2枚目の若葉の色も最高です。
「グリーンシャワー」とは良い響きですね。

やはりそちらで見られるシコクスミレが標準型なの
でしょうか。こちらで見られるものとは花姿が少し
違いますね。
スミレの追っかけもそろそろ終盤です。少し高い所
に登ってオオバキスミレの変種でも探したいところ
ですが、八ヶ岳山麓のウスバスミレにも会いたいし、
さて、どうしましょう…

多摩NTの住人様、こんにちは。
この日はいろいろな花が咲いていて、花の多さにも驚きましたが、何より印象に残ったのは「緑」でした。
そんな訳でタイトルもこういうものになりました。
グリーンシャワーと言うのはどこかで聞いたような言葉でしたが、新緑を通して降り注ぐ緑のシャワー・・まさにそんな感じでした。

翼さん、こんにちは。

シコクスミレは最初に四国で見つかったからそう呼ばれるようになったと、スミレを見始めた頃に図鑑に書いてあったように思います。
そちらではなかなか出会えないようですが、四国の標高1000mを越えた山では結構見かけるスミレですよ。
先ほど思い出したのですが、徳島の山でも見ていました。
群生で咲くことが多いスミレですが、徳島で見たのも顔はこんな感じです。
四国でもこの後見られるスミレと言えば、東赤石山のキバナノコマノツメや西赤石のホソバシロスミレぐらいです。
その後はアルプスのクモマスミレとかミヤマキスミレでしょうか。
白馬~雪倉~朝日と言うコースは野草も別格で多かったですが、スミレもすごく多かったです。

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