ブナの新緑の皿ヶ嶺へ、その2、ユキザサとヤマブキソウ
今、花の咲いているのを見たことがなかった・・・と書きましたが、これは正確な表現でなく、四国の山ではという但し書きがつきます。
例年登っている北アルプスではユキザサも7月半ばごろに花を見ています。
先日の岡山の山でもユキザサは稜線伝いにずっとありましたが、花はまだまだという感じでした。
四国の山でも石鎚山系などですと、標高が高い分開花が遅くて、私がゴヨウツツジなど見に行くときにはまだあまり咲いてないように思います。
ここ、皿ヶ嶺でも去年までは5月初旬とか4月下旬に登っていたので、いつも花芽の姿ばかり見ていました。
たまには時期をずらすと良いことがありますね。
先ほどから咲き終わった風のヤマブキソウも出てきましたが、少し高度を上げたせいか、綺麗に咲いたのが出てきました。
皿ヶ嶺にはヤマブキソウが多く、四国でもほかの山ではそれほど見かけないので、これが見たくて皿ヶ嶺に来ているという感も否めません。
香川の山にも割と咲くのですが、訪れた時期が微妙にずれていたようです。
今まで皿ヶ嶺では見たことがなかったクワガタソウも咲いています。
右下のほうにはヤマブキソウも見えています。
去年来たときはこれほど最低はいませんでしたから、やっぱり時期が10日違うとかなり風景が違うものです。
緑陰と言いますが、まさに緑陰と言うのはこういうことを言うのでしょうね。
真っ白なコンロンソウの群生の中に真っ赤なヤマツツジが印象的でした。
上のほうではミツバツツジが多いのですが、ここはまだ標高が低いからかヤマツツジでした。
ヤマブキソウはあちこちに咲いていて、最後には見飽きるほどでした・・・と書いたら贅沢なと怒られそうですね。
花後の種サヤも出来ていて、ヤマブキソウの実を見たのは初めてです。
真っ白なユキザサの花は「雪」とつくのがわかるような気がします。
タニギキョウも初夏の花と言うイメージがありますね。
こういう光景は5月初旬では見られないでしょうね。
地味な花ですが、ナベワリの花もまだ今年は見てなかったので、しゃがみこんで写しました。
緑の中で緑の花を撮影します。
ヤマシャクヤクもかなり多い場所ですが、今年は花はもう終わっているだろうと期待してなかったところに、まだ綺麗な花が一輪咲いていました。
帰りに別の場所でもヤマシャクヤクを見ることができたのですが、今年は山のヤマシャクはまだ見てなかったので、この日見られたのは望外の幸せと言うところでしょうか。
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