花の伯州山へ、その8、移動で見た花
民家のすぐ裏なので、余計な草などを抜いてもらっているようです。
自宅にもこんな素敵なお花畑が作れると良いな~と思いましたが、灼熱地獄の我が家では無理でしょうね。
「うたた寝の里」では綺麗なピンクのヤマザクラが咲いていました。
普通のヤマザクラよりピンクが濃いので、もしかしたらオオヤマザクラ?などと思ってしまいました。
オオヤマザクラは岡山森林公園に自生しているそうで、去年もどの木がそうだろう?と探したのですが、わかりませんでした。
北海道には普通に自生しているそうですが、本州では雪のおい標高のかなり高いところにあるそうです。
岡山での分布は奥津町付近となっていて、ここで咲いていても不思議ではないんだけど・・・などと想像を巡らせます。
石鎚にも少しですが自生しているそうで、昔の山仲間のS君が、しきりとオオヤマザクラと言っていたのを思い出しました。
「うたた寝の里」は田舎風の食事どころがあって、去年もアメゴの塩焼きを食べたらおいしかったのを思い出し、今回もいただきました。
山に登るだけでなく、地域の人たちのお店を積極的に利用したいものですね。
香ばしくて美味しかったです。
ついでにサバ寿司を買ったら、皆、紅白のお餅を1袋ずついただきました。
お腹も満足したところで。13時過ぎに次の目的地の岡山森林公園に向かいます。
少し下ると山肌に桜のピンクが見え始めました。
山肌にツツジがあまりに見事なので、車を停めてもらい撮影タイムにしました。
これ、ダイセンミツバツツジと言うのでしょうか。
四国で見るのとはちょっと色合いも違うような?
道ばたにはタチツボスミレも咲いていますが、シハイスミレもありました。
手前の葉が2枚裏返っていて、シハイスミレの名の由来を示すように紫色をしています。
四国の山ではツルギミツバツツジ、トサミツバツツジ、コバノミツバツツジなどが見られますが、ダイセンミツバツツジは小豆島にも自生するそうで意外です。
ウリカエデの花だと思うのですが、こんな目立たない花も結構好きです。
途中、Tさんが枝垂れ桜の見事なお家があるからというので、立ち寄って撮影させていただきました。
そうしたら、そのお宅の方がシャクナゲが見事に咲いているから、見ていきなさいと言われ、ご好意に甘えることに・・・。
その方のお宅のすぐ裏が山になっていて、5mはあろうかという見事なシャクナゲが満開でした。
コブシはもう終わりましたが…と言われ、「タムシバとコブシの違いを知ってますか?」と尋ねられたので、「コブシは花が咲いているときに前に葉が一枚ありますね」と先輩からの受け売りの答えを。。。(^_^;
こうして撮影してみると花の形も違いますね。
ちょうど、伯州山の下山途中で撮影したタムシバ画像がありました。
タムシバは花が咲いているときにも葉は見えません。
ブナの苗木があったので、思わず、「これブナですよね?」とお尋ねしました。
ブナの実を埋めて発芽させたものだそうです。
私も、山でブナの実が落ちていると拾ってきて、ポットに埋めておくのですが一向に発芽しないのです…と言うと、気温が高すぎるのかもしれませんね、と言われました。
やはりブナが発芽するには低温が条件なんでしょうか。
その方のお庭には樹高7~8mのブナが家の前に植えられていて、羨ましい限りでしたが、その代わり冬場は軽く1mを超す積雪量で、生活は大変なのだそうです。
自然豊かな生活には憧れますが、冬の間ずっと1mの雪に埋もれて生活するのも厳しいですね。
さて、今度こそ寄り道せずに森林公園へと言っていたのに、こんな見事なミツバツツジを見ては止まらないわけにはいきません。
明るい場所に生えていましたから、やはりダイセンミツバツツジのようです。
去年もツツジが見事な場所もありましたが、去年は何と言っても山桜がどこも見事だったという記憶がありました。
今年は標高の高いところでは山桜はまだ咲いてなくて、代わりにこのツツジでした。つまり、ダイセンミツバツツジのほうが山桜よりも開花が早いのですね。
今年はツバキの花が遅くまで咲いていて、それは四国の山でも同じです。
車道の反対側で葉何か黄色い花が群生しているので、見てみると、ミヤマキケマンでした。
四国ではこれの母種のフウロケマンが咲きますが、ミヤマキケマンはほとんど見ません。某山で葉は見たことがありますが、花は四国ではいまだに見ていません。
本州ではこちらのミヤマキケマンが普通に咲いているというのは頭では知っていましたが、これで納得です。
車道沿いでは今度はアカネスミレが咲いていて、一か所で止まると、必ず何種類かの野草が見られるので、止まっても時間の無駄には決してならないのが嬉しいです。
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