新緑ドライブで土小屋へ、その2、ヒメウツギ
国道とは言うものの、R439同様、酷道とも言われる道は時々離合が不能な場所もあったりで、山登りするものならこういう道は慣れていますが、普通の人はあまり運転したくない道なんでしょうね。
カーブの多い道を車を走らせていたら、水の滴る場所に、真っ白な花が見えました。
咲き始めたばかりのヒメウツギです。
ヒメウツギはウツギノ中でも早く咲き始めるような気がします。今日も少し山地を走ったのですが、マルバウツギはまだほんの咲き初めでもヒメウツギはそろそろ終盤のようでした。
ヒメウツギを初めて見たのは、西赤石にツガザクラを見に行ったときのことで、山頂付近の岩場で咲いていたのが印象に残っています。初めに見たのがかなり標高の高い場所だったので、高山でないと見られないという印象がありましたが、実際はそんなことはなく、香川の山地でも見かけます。寒風山トンネル辺りでも良く見るようです。
剣山の行場でも6月初旬に綺麗に咲いていたのを見たことがあります。
このヒメウツギ、園芸店でも300円ぐらいでよく売られていて、びっくりします。
私の庭でも、知人からいただいた株を鉢植えで育てていますが、高山の花とは思えないほど丈夫で手がかかりません。
山でも岩場にしがみつくように咲いているぐらいですから、強い植物なんでしょうね。
道路法面には今度はサワハコベと思われる白い小さな花が一輪だけ咲いていました。
周囲の緑がまだ若々しい緑で、見るものすべてが5月の季節を表していますね。
里山では一ヶ月以上も前に見た花がここでは今が見頃でした。
そろそろ黑森峠と思われる頃、道路法面にスミレが出てきました。
葉を見ると山陰型タチツボスミレっぽい感じもしますが、株の大きさは普通のタチツボスミレと同じぐらいです。
香川で見かける山陰型タチツボスミレはもっと小さいのが多いです。
まとまって咲いていると、周囲の風景に溶け込んでとても良い雰囲気です。
ここからは久万高原町です。
ここからは山の南面を下るわけですが、それまで見なかったフウロケマンが出てきました。
今年は岡山の山に二度も登ったので、ミヤマキケマンはたくさん見ましたが、その母種であるフウロケマンは今年初めて見たような?
四国で良く見るフウロケマンは、岡山の山で見たミヤマキケマンよりずっと草丈が低く、花つきも良くなく、両方の実物をみたならば、見分けは容易だと思います。
ヤマルリソウも車道沿いにたくさん咲いていますが、色は白っぽいのが多いです。
右に行くと久万方面、左に行くと面河方面という三叉路を左に進みます。
いよいよ石鎚が近くなります。
沢の上のほうで、マルバアオダモが真っ白に咲いています。
標高1000m付近にも春がやってきています。
コメント