« 5月下旬に見た花 カワヂシャ、キキョウソウ、キツリフネ | メイン | 5月下旬に見た花 ネジキ、テイカカズラ、イチゴ数種 »

2013-06-05

5月下旬に見た花、白い花尽くし…ヤマイバラなど

5月25日は午前中は花友達のバラのお庭を拝見して、午後からは山に咲くヤマイバラを見に行くというバラ三昧の一日でした。

去年初めて見たヤマイバラは、今年は野草仲間の方が見ごろを教えてくださったおかげで、綺麗な時期に見ることができました。

P5255229

ノバラよりも一回り大きな花を咲かせるヤマイバラは葉の形もノイバラとは全然違います。

P5255230
この山ではかなり広範囲にわたって繁っていましたが、他の場所ではあまり見かけたことがありません。

この辺りの株は少しピンクがかった花を咲かせていました。

P5255236
他の木を覆い隠さんばかりに繁ったヤマイバラです。

大きいものになると10m近く伸びるそうですが、まさにその通りでした。

絡み付いたり覆いかぶさるだけで、他の木の養分を摂ったりはしないですが、、それでもこれだけ覆われると絡み付かれたほうは光合成が出来なくなって、次第に枯れてしまうのではないかと思えました。

P5255224
ヤマイバラを見に行ったときに、目についたのがこの白い花です。

どこかで見たような気がするのですが、なかなか思い出せず、しばらく考えてからようやく思い出しました。

そう、これはカナメモチの花なんですね。

カナメモチと言えば、冬場に赤い実をつける木です。

花の時期は今まで気にしてなかったのですが、4月末にオープンガーデンを見に行ったときのこと、一軒のお宅で生垣のカナメモチに綺麗な白い花が咲いていて、カナメモチは花も綺麗なんだと、そのとき印象に残ったのでした。

もちろん、庭に植えてあるのは園芸種のカナメモチでしたが、園芸種でも自生の木でも花は同じような花です。

P5255207
一体に、実のなる木の花は地味なものが多い中、カナメモチの花は花序が大きくて見ごたえがありますね。

P5255210
これはソヨゴの花とわかりましたが・・・・

P5255251
これほど花つきが良いと、いったい何の花?としばらく頭をひねりました。

P5255215
エゴの花は終盤でしたが、それでも中には綺麗に咲いている株もまだありました。

P5255253
エゴの花は、山に行くと結構見るのですが、白い花が下に落ちていて気付くことが多いですね。

我が家の庭では実生のエゴが去年から花を咲かせるようになりましたが、平野部の我が家では5月半ばにはもう花が咲き終わりました。

P5255218
ウツギの花も山ではありふれた花ですが、よく見ると綺麗ですね。

P5255183
この日見かけた、今まで見たことのないウツギの花です。

マルバウツギよりも花も葉も小さいです。

P5255184humeinoutugi
もう一枚・・・。

検索して調べてみるとマルバコウツギに良く似ているので、植物の会の知人に相談してみました。

P5255188marubautugi
こちらはすぐ近くで咲いていたマルバウツギです。

植物の会の方に標本を見ていただいたところ、↑のウツギもマルバウツギだろうとのことでしたが。見た目もかなり違うように思うのですが・・・。

10年以上、花を見ていても、まだまだわからないことばかりです。

コメント

keitann様 こんにちは
ヤマイバラは初めて聞く、初めて見る花でした。
仰言る様に確かにノイバラとは違った葉ですね。
第三画では盛大に咲いた花邑を拝見しましたが、これだけのマッスですと香りはどうなのでしょうか。
記述がないところを見ますと無臭なのでしょうか。
「薔薇の甘い香り」が備わっていれば最高の場面となるところですね。

カナメモチは我が家でも生垣に使っていますが、カミキリムシに入られてしまい瀕死の状態です。
また、生垣に使用する場合は、花を咲かせてはいけないと聞きました。これは恐らく生垣ですので、枝を密生させるための心配りなんでしょうね。

ところで唱歌のようにホトトギスの来る、卯の花の匂う垣根というのは何ウツギでしょうかね。
ウツギの垣根も洒落ているかもしれませんね。

ぶちょうほう様、こんばんは。

ヤマイバラは私も去年初めて名前も知ったし、花姿も見たのでした。
タカネバラやフジイバラは毎年のように愛媛の東赤石で見ていましたが、タカネバラはツル性ではありません。
ヤマイバラのほうはツル性のバラで、山の木々の上をすっぽりと覆うように繁っているのは壮観でした。
強い植物のようですが、どこにでもあるわけではないようです。
香りは感じませんでしたが、これだけ繁っていれば香りがあれば相当強く香るでしょうね。

カナメモチは生垣にするときは花は咲かせないのでしょうか。そういえば、義妹の家にもカナメモチの生垣があるのですが、花を見た記憶がどうもありません。
なのに、4月末にオープンガーデンんで訪れたお宅のカナメモチが咲いていました。あれを見てなければ、今回もなかなかわからなかったことでしょう。庭の花も見ていても無駄にはなりませんね。
卯の花の垣根については少し検索して見ました。
昔は垣根に卯の花が良く使われていたそうで、今でも鎌倉のお寺や民家などでは卯の花の垣根が見られるそうで、画像まで何枚かありました。見たところ、マルバウツギの垣根もあるようでしたが、普通のウツギでも充分垣根になるようです。今のように、きっちりと形を整える垣根ではなく、素朴な垣根でした。
京都でサザンカの垣根を良く見かけましたが、花の咲く垣根と言うのも季節感があって良いですね。

ホトトギス・・・ここのところ、山に登るたびに鳴き声を聞きます。

コメントを投稿

フォトアルバム
Powered by Six Apart

私のもうひとつのブログです。よろしく

更新ブログ