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2013-07-01

雨の東赤石~西赤石縦走、その1、ヤマアジサイ

東赤石から西赤石へ縦走してみたいというのは、ここ何年にもわたって、私の願望でした。

石室越~権現越までは何度か歩いていて、コースも良くわかっているし、日浦~西赤石もこれまた何度か登っていて、様子はわかっています。ところが、西赤石~石室越だけが未知のコースなので、機会があればぜひとも歩いてみたいと思っていました。

その念願のコースですが、今年はその機会が簡単に訪れました。

当初、6月最終日の30日は、裏寒風のオオヤマレンゲでも見に行こうかなと思っていたのです。ところが、29日に山友達のRさんから東赤石~西赤石縦走をしますというメールが届きました。どんな予定なのかお尋ねしようと思い、電話したところ、「一緒にどうですか?」と誘われました。縦走するなら自転車を片方の登山口のデポするわけですが、私が別便で車で行けば、自転車の手配は不要です。ただ、あまりに急な話だったので、参加するかどうかは29日夜までにメールするということにしました。

P6308016

 

 

今年はタカネバラがずいぶん早く咲いたようで、その頃に親友が来ていて山に行かなかった私は、今年のタカネバラ山行は諦めようと思っていたのですが、思いがけず、今年も見ることができたタカネバラです。

終盤とはいえ、まだ咲き残ってくれていて感謝です。

さて、29日は帰宅した主人に30日の山行の話をして了承を得たので、Rさんに縦走に参加の旨をメールしました。Rさんご夫婦は日浦登山口の駐車場で車の中で前泊されるそうで、たぶん夜明けと同時ぐらいにスタートされるでしょうから、私もそれに合わせて日浦登山口に4時半に着くように出ますということも書き添えます。

そうと決まれば、いろいろとやることもあり、私のほうは2週間というもの山に行ってなかったので、少し体を慣らそうというつもりで、買い物ついでに市内の飯野山に登り、近くのアウトドアショップで膝痛に備えてサポーターを買い、翌日の行動食を買ったりします。

自宅出発は2時45分ぐらいと思い、前夜は10時過ぎには就寝・・・・のつもりでしたが、そんな早い時間には眠れず。でも、日付が変わる前には寝ていたようです。

2時15分に起きてからは、朝食も食べず、身支度したら出発です。今まで3時出発と言うことはありましたが、2時台に家を出たのは初めてかもしれません。がらがらの高速を走り、三島インターを下りてもまだ真っ暗です。三島のコンビニでポカリなど飲み物とおにぎり、ゆで卵などを購入します。行動時間が長いので、お昼はちょこちょこ食べられるものを買い、水分は東赤石はいたるところに水場があるので途中で補給することにして、最初に持っていくのは1リットルにします。

瀬場の駐車場を通過した時に、車が3~4台駐車しているのが見えました。錦砂湖付近では降ってなかったのに、別子手前から霧雨のようなのが降り始め、ワイパーを使用します。瀬場通過が4時20分ぐらいだったので、日浦にはちょうど4時半に着くだろうと思っていたら、これが甘かった・・・。

西赤石の登山口である日浦にはここ5年ほど行ってなかったこともあって、まだ真っ暗な時間帯だと、日浦登山口には街灯がないようで、登山口駐車場が見えないのです。前日にネットで調べた山レポの縦走記録に日浦~瀬場を自転車で14分かかっているというのを見たので、車なら7~8分ぐらいだろうと思っていたのですが、かなり走っても日浦登山口らしき場所がわかりません。これはてっきり行き過ぎたかと思い、Uターンして引き返すも、やっぱり登山口は見当たりません。Rさんに少し遅れる旨を電話しようとしても電話は繋がらないしで、ちょっと慌てました。結局、再び新居浜方向に走り出したところ、Uターンした場所からほんの500mぐらいで日浦登山口を発見しました。このころには辺りも白み始めていましたが、人けのない登山口は夜中は真っ暗なんだと、再認識しました。

Rさんご夫婦も深夜0時ごろに到着したらしいのですが、やはり登山口を探すのに苦労したらしいです。

私の車から荷物一式をRさん宅の車に移したら、瀬場へと移動します。瀬場に着いたのは午前5時頃だったでしょうか。

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 身支度をして山靴に履き替えたら、ダブルストックを持っていざ出発です。

↑画像は歩き始めた頃の瀬場の様子です。6月末でも天気が悪いと、5時前はまだ薄暗いですね。

相変わらず霧雨のような雨が降っていて、Rさん夫婦は雨具を着こまれましたが、最初は樹林帯の中を歩くので、私は雨具はつけずに歩き始めました。

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デジカメの時計では5時12分に登山口スタートです。

P6307927

筏津からの登山道との合流点を5時33分に通過しいました。

雨は樹林帯の歩きでたいしたことはなく、やはり雨具を着ていると暑いそうで、Rさんは早々に雨具を脱いだようです。

P6307930

 

八間の滝に差し掛かる前に、いつも咲いているヤマツツジが今年はどうだろう?と思っていたら、今年も終盤ですが咲いていました。今回は西赤石付近でもヤマツツジが素晴らしかったのですが、雨のためカメラのレンズが曇ってしまい、西赤石以降はほとんど画像が撮れなかったのが残念ですが、目には焼き付けています。

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 6月下旬は四国は大雨に見舞われたので、八間の滝は予想していた通り水量が多く、轟々と滝の流れる音がすさまじいです。

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いつも最初に休憩を取る瀬場谷には6時10分に着きました。

これから先、長丁場の歩きだし、早朝出発なので、休憩はきちんと取りましょうという話になっていますので、早速休憩です。

私はここで、持参した空のペットボトルに沢の水を詰めました。

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瀬場谷には、梅雨の時期には毎年綺麗なヤマアジサイが咲きます。

コガクアジサイはもう花が終わっていましたが、ここのヤマアジサイを楽しみにしていたのです。まだ周囲が薄暗くて、うまく撮影ができないので、カメラの設定をオートにします。

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東赤石の山頂付近は赤いヤマアジサイが咲きますが、瀬場谷のヤマアジサイは綺麗なブルーで、毎年、楽しみにしているのです。

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周囲が暗いので、あまりうまく写りませんが、沢のほとりではアワモリショウマも良い雰囲気で咲いています。

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丁度10分間の休憩の後、6時20分に瀬場谷の橋を渡って再び歩き始めます。

Rさんご夫婦も私も今回はダブルストック持参です。
 
 

コメント

こんにちは。
1枚目の「タカネバラ」に魅せられますね。
終盤とは言え、良い雰囲気です。
私がこの花に初めて出会ったのは、富士登山の時でした。
以来、特別の思いで眺めています。

keitannさん、こんばんは。

reikoさんと東赤石から西赤石と縦走されたのですね。
橄欖岩の岩尾根は濡れると良く滑るので気を使われたでしょう。
名立たる花の名山ですから珍しい花々に時を忘れて楽しまれたでしょうね^^)

多磨NTの住人様、こんばんは。
タカネバラ…富士山にも咲いているんですね。
私は北アルプスの雪倉岳付近と鹿島槍付近で見ていますが、どちらも
結構、貧相な株でした。
東赤石ではそれこそ全山と言ってよいぐらい咲いていて、株数も数百株は
あるんじゃないかと思います。
自分が実際に登った山で見ている花は、何かしら特別な気持ちを抱きますよね。

k2さん、こんばんは。

橄欖岩も濡れると滑りやすく、実際、私も一度滑ったんです。
危険な個所ではなく、滑っても雨具のお尻が汚れたぐらいで
どうもなかったので良かったですが・・・。
午後から晴れるという予報を信じて縦走したのですが、雨と
わかっていたら変更していたと思います。
梅雨時の花の少ない時期でも、赤石山系ではいろいろと花が
見られましたよ。

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