秋晴れの寒風山に登る、その7、360度の展望
山頂に着いたら、意外にも山頂には先客の方がいませんでした。
でも、私のすぐ後から歩いてきた若者たちがすぐに8人ほども登ってきたので、直ぐに賑やかになりました。
四国の山でこんなに大勢の若者を見たのは初めてかも?
山頂に着いたら、まずは笹ヶ峰とちち山方面を眺めます。
そろそろお昼だというのに、雲一つかかってないのも、ほんとに珍しいです。
今まで寒風山山頂には5度ほど来ていると思いますが、これほど晴れているのは初めてです。
剣山系と思われる山々も遠くに見えているようです。
↑ 私のすぐ後に登ってきた大学生たちです。下って行くときに後ろ姿を撮影させてもらいました。若い子がいると、山が華やいで良いものですね。
実際は、この子たちと、ほとんど山頂で同じ時間を過ごしました。
話をいろいろお聞きしたら、四国大学のワンゲルの人たちでした。もっぱら剣山系に良く登るそうで、石鎚方面に来ることは滅多にないそうです。
山頂での集合写真を頼まれて撮影したりもしましたが、私自身の大学時代での山登りを思い出してほのぼのしました。お昼ご飯も彼らは食パンを出して、バターか何かを塗って、パンにウインナーソーセージを挟んで食べていたのですが、食料も共同装備で持参しているようで、そろって同じものを食べているのが、何とも懐かしい光景でした。私自身が所属していた山岳同好会は3年ほど前に部員が少なくなってしまい、とうとう消滅してしまったのですが、今はまた若い人にも登山が人気のスポーツになってくれたら、ほんとにうれしいですね。
山頂から西の方角を眺めると、伊予富士、手箱、筒上、岩黒山などがはっきりと見えます。
↑、ところが、石鎚だけが見えないのです。
瓶ヶ森の陰に綺麗に隠れてしまってるんですね。四国大のワンゲルの子たちにそういうと、皆、残念がっていました。伊予富士に登れば、石鎚も見えたんですけどね。
私より一足早く桑瀬峠をしゅぱつされたご夫婦の方たちは、山頂から東に少し下った笹原でいらっしゃったようです。後ろのほうには剣山系も見えているのですが、四国大の方にお尋ねしたら、三嶺は見えているけど、剣山は見えてないようですとのこと。
台風一過から3日目ですから、これだけ見えただけでも上出来ですね。
若者たちが下った後、もう1組、花の好きなご夫婦が到着されて、しばらく花談義が弾みました。
その方たちのお話ではセンダイソウも咲いていたそうです。
11時40分、私もそろそろ山頂を後にすることにしました。
山頂直下でもアサマリンドウが固まって咲いていて、嬉しい眺めでした。
笹原の道をさきほどの若者った胃が下って行くのが見えます。
こういう雰囲気は四国の山ならではですね。
アルプスとも、東北の山とも違う雰囲気です。
山頂とは別の場所で、眺めを楽しもうと足を伸ばしました。
すると一足早く赤く染まった木が見えます。
そして、目の前にこんな赤い葉と小さな丸い実が見えます。
これって、ホツツジの実じゃないの??6年前、初めて寒風山に登った時に咲いていたのがホツツジでした。そういえば、今日はホツツジを一輪も見なかったけど、もうすでに実になってるのでは見えないはずですね(^_^;
目の前には伊予富士の絶景が待ち構えていました。
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