9月中旬の散策、ヒガンバナ
2011年、2012年はヒガンバナが咲くのが遅く、お彼岸を過ぎてからヒガンバナが咲き始めたと思います。
今年も8月は猛暑だったので、9月も残暑が厳しいかなと思っていたら、8月末からの長雨で気温の低い日々が続いたせいか、秋の訪れはここ数年のでいちばん早いようです。
9月12日、友人に山里近いお店にランチに行こうと誘われて、久々に郊外を走りました。すると田んぼの畔には早くもヒガンバナの赤い色が目につきました。
自宅にも白花のヒガンバナを植えていますが、すでに花芽が挙がっているので、来週中には咲くことでしょう。
自宅ではいろいろな花を育てていますが、一体に、球根の花は雨がかなり降った後に目を出すことが多いです。「芽出しの雨」と言われるものですね。
それほど花の好きな人ではなくとも、桜の花やヒガンバナは、とりわけ季節を感じる花なのではないでしょうか。
田んぼの畔を真っ赤に染める光景は、私たちの世代のものなら何十年と眺めてきた光景です。
子供の頃はヒガンバナを眺めてしみじみ思うことなどありませんでしたが、年を経るほど、「花を見て思ふ」ことが多くなりました。
去年の今頃は、ヒガンバナが畦を赤く染めるのを眺めながら、大手術をした孫の入院している病院に、娘と毎日通ったものです。
これからも、ヒガンバナを見るたびに、そのときの気持ちを思い出すことでしょう。
生きていくことは無理かも…と思ったその孫が昨日は娘の後を追っかけて家中をハイハイするまでに育ちました。
花と人生の関わりはこれからも続くのでしょうね。
畦に咲いているヒガンバナのすぐそばには刈入れの終わったらしい稲が見えていました。
我が家も、1年分のお米は農家から直接買い付けているのですが、今年は1週間ほど前にすでに新米が届きました。最近は香川でも山すそなどではコシヒカリなど収穫の早いお米を作るところが多くなったのです。
来週やってくるという娘一家にも、新米を持たせてやりたいと思っています。
keitann様 こんにちは
♪西国の畦曼珠沙華曼珠沙華♪
これは森澄雄さんの句で、小生の中でも最右翼にランクする俳句です。
ヒガンバナには皆さんいろいろな思い入れがありそうですね。
小生はこの球根を20年ほど前に山で拾ってきて、庭に植えていますが、今は球根が寄り集まって相当大きな株になっています。
しかし、まだ花は咲いていなくて、三河では名前どおりにお彼岸待ちになっているようです。
お孫さんが病を克服されて元気に這い這い出来るようになって良かったですね。
流石にkeitann様の血の繋がりだと思いました。
投稿: ぶちょうほう | 2013-09-18 17:15
ぶちょうほう様、こんばんは。
森澄夫さん・・・浅学なもので、知りませんでした。
彼岸花の句はきっと多いのでしょうね。
子供のころから、これほどなじんだ野草も少ないのではないでしょうか。
田んぼの真ん中で育った私などには、秋の光景になくてはならないものです。
我が家でも植えたわけでもないのに、ヒガンバナが毎年咲きます。
今年は庭の5か所ぐらいで咲いたり花芽をあげたりしているようです。
ヒガンバナやスイセンなど球根植物は雨の降り方に密接な関係があるようです。
当地は今年は8月末からよく雨が降ったので、開花も早かったようですが、御地は
雨が少なかったようなので、遅れているのではないでしょうか。
今日は買い物帰りに川の土手の道を走って帰ってきましたら、ツルボが今まで
見たこともないぐらい見事に群生していて、その中に真っ赤なヒガンバナが鮮やかでした。
生憎カメラを持ってなかったのですが、こんな光景は初めて見ました。
これも、8月末から何度も降った雨の影響なんでしょうね。
孫はこの週末にもやってくる予定ですが、衰える一方の私どもと違い、進歩していく
存在は見ているだけでも楽しいですね。
投稿: keitann | 2013-09-18 22:02