青春18きっぷで行き当たりばったりの摩耶山、その2、新神戸へ
朝兼昼の食事も済んだことだし、さてこれからいよいよ本格的な歩きが始まる・・・とその時は思っていたのです。
にしむら珈琲店を出て歩き始めたのは11時20分のことでした。摩耶山までは確か3時間ぐらいと言ってたので、休憩しても15時ぐらいには着くかな?という心づもりでした。
ところがどっこい・・・・。
↑北野坂を歩き始めると、すぐにスターバックスが目につきました。さすがに異人館を利用した建物になっていて、お洒落なスタバです。スタバのほうがもっとリーズナブルなお昼が食べられたかも…(^_^;などと思いながら、なおも登って行きます。
スタバの建物からほどなくして、有名な風見鶏の館まで登ってきました。北野の異人館街の中でもいちばん有名な建物で、私も大学卒業後まもなく見に来ていると思います。
三宮の駅でガイドさんに教えてもらった北野観光案内所はこの風見鶏の館のすぐ近くにありました。教えられたとおり、中に入って「ここから摩耶山まで歩いて登りたいのですが・・・」と言ったところ、「それでは新神戸の駅まで行ってください、新神戸から道がありますので」と言われました。
でも、私が見たTV番組では異人館のすぐ近くから山道を登っているように思ったので、そう言うと、「山道はありますが、お勧めできません」とのこと。なんでも、不審者が出たことがあるそうで、昼間でも人っ子一人歩いてないような道なのだとか。人っ子一人歩いてないような道でも、普段、四国の山で歩いているので大丈夫と、内心思いましたが、案内所の方に何度も「危ないからやめてください」と言われ、仕方なく新神戸に行くことにしました。
後で、調べたら、北野から布引滝のほうに行く道は背山コースと言われる1.1kmのコースで、こちらを歩いたら道もわかりやすいし、時間もずっと短縮できたんでしょうね。
観光案内所の方に教わった通り、新神戸の駅へ行くために、石畳の道を東へと歩いていきます。
こんな路地みたいな道は大好きなので、観光で来ていたらいろいろ見て歩きたいところですが、今回は山登りで来ているので、寄り道はしません。「おらんだ坂」って長崎に遭ったような気がするんですが、神戸にもあるんですね。
路地を抜けると、広い通りに出ました。後から考えると、いったん下ったほうが早かったのですが、新神戸の駅は山手だったと思い、上に登っている遊歩道を歩いていきました。
向こうに見えている背の高いビルがクラウンプラザホテル神戸という建物のようです。
遊歩道を歩いていくと、ハーブ園行きのロープウエイ乗り場に出てきました。新神戸行きの道がどうもよくわからないので、受付のお嬢さんに尋ねたところ、例の背の高いホテルの建物を通り抜けて行けば良いとのことです。
ロープウエイ駅からいったん遊歩道を下りていると、道沿いには早くもハギの花が咲いていて、こんな街中でも秋を感じます。
見上げると、可愛いロープウエイが空中を行き交っていて、帰りはあれに乗って帰ろうと思ったのでした。
こんなところを通り抜けて、新神戸へと向かうのですが、山歩きの道中でこのような街中を歩くのは、生まれて初めてかもしれません。今年の春は東京の高尾山に登りましたが、高尾山でも、歩き始めはもっと田舎でしたから・・。
四国の山歩きでは、こんな場所を歩くなんて、まず考えられないですね(^_^;
この後、歩道橋のようなところを渡って、新神戸駅に着いたのですが、布引滝への遊歩道がどこから出ているかわからず、駅の中をうろうろしてしまいました。
結局、新神戸駅の改札口などがある階の一つ下の階に下りたところ、やっと↑の「布引の滝」と書かれた矢印が見つかりました。これが12時13分のことです。にしむら珈琲店を出てから、遊歩道入口を見つけるのに、約1時間かかった勘定です。(^_^;
映画「岳」の1シーンに、「山の地図はちゃんと読めるけど、町の地図は難しい」みたいなシーンがあって、岳が街中で道に迷う場面がありましたが、思わず、そのシーンを思い出しました(^_^;
街中の道のほうが山の道よりはるかにわかりにくいですよね。
↑、新幹線の駅の下を通り抜けていきます。
市が原まで3.7kmとあって、この地名はTV番組を見たときに覚えていたので、この地名を見てやれやれと思いました。
↑遊歩道の入口には、このような地図がありました。
六甲と一口に言いますが、結構、広いようですね。
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