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2013-11-14

晩秋の笹ヶ峰に登る、その5、冠山が見えた

山頂に着く前からお腹が空いてたまらなかったので、着くなり直ぐにお昼にするつもりが、ちち山方面を何気なく見てみたら、ガスがどんどん上がって行くではありませんか。

見る見る間にガスが上がって、ちち山やその向こうの冠山まで見えだしました。

これはもうお昼を食べている場合ではありません(^_^;

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 Rさんは早速、ちち山方面が良く眺められる場所まで行ったようです。

私は?と言えば、実はちち山の分れから紅葉谷分岐まではまだ足を踏み入れたことがなく、未知のコースとなっています。

冠山~平家平も一度しか歩いてないので、もう一度ぐらい歩いてみたものですね。


 

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それにしても、私たちが着いた途端にガスが上がってくれるなんて、ずいぶんラッキーでした。

奈良から来られた方はとうとう展望は一つも得られなかったとか・・・。

ちち山方面が見えていた時間は10分ほどだったように感じたのですが、カメラの撮影時刻を見ると、実際は5分間もなかったようです。

5分でも見えたのと見えなかったのとでは大きな違いですね。

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再び稜線がガスに覆われてしまったので、今度こそお昼にします。

山頂は冷たい風が吹き付けるので、風を避けて祠の前で座らせていただくのですが、その前に祠にお参りをします。

ウインドブレーカーなど着込んだものの、まだ寒いので、とうとう雨具の上下を着こんで、手には手袋をつけるほどでした。お昼は西条のコンビニで買ってきたカップヌードルです。3月とか4月以来ですね。山頂でこんなに寒いと思ったのは、ずいぶんン久しぶりで、今年の2月に雪の伊吹山に登った時ですら、あまり寒さは感じなかったのでした。

風が吹くと体感温度では相当寒く感じるのです。

食べていると、下から思いがけずご夫婦が登ってこられたのですが、ずいぶん軽装でジャージーの上下にスニーカーという服装です。テルモスのお湯も持ってこられなかったようで、早々に下山されていました。西条の方だと仰っていたので、ハイキングの延長のような感覚で登られたようですが、11月の2000mは雨が降ったり風が吹いたら冬山とそう変わりません。

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私たちも、じっとしていると、ありったけ着込んでいても寒いので、食べ終わると早々に下ることにしました。
下山時刻は12時48分です。

天気が良ければ、紅葉谷コースを下るつもりでしたが、紅葉は山頂直下ではすでに終わっているし、展望もなさそうなので、登ってきたのと同じコースを下ることにします。

ところが、ここでハプニングが・・・・。下り始めてすぐに、後でRさんが転倒した様子です。

後ろを振り向いたら、目の付近から血が流れているので、びっくりしました。

目を傷つけたのではないかと心配しましたが、タオルで目の周囲の血を拭ったところ、目はちゃんと見えるというので、少しほっとしました。丸山荘の水場の水は出ていたので、早く丸山荘まで下りて、水で傷口の周囲を拭くことにしました。

 

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下る途中も沓掛山の上だけが日が射して気持ちよさそうです。

こういう面白い現象があるものなんですね。笹原も気持ちよさそうに広がっていて、さすがに笹ヶ峰という名がついただけのことはあります。

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登りでは見えなかった寒風山が、うっすらと西の方角に見えています。

予報では午後から天気が崩れるように思いましたが、どうなってるんでしょう?

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眼下には笹ヶ峰から北西に伸びたなだらかな尾根があって、そのあたりのブナの冬枯れ姿に日が射して、とても良い雰囲気です。

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ほんの少しだけ、まだ落葉してないブナの葉が残っているようです。

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いつかこんな絵を見たような…そんな光景でした。

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赤屋根の丸山荘が見え始めて、もう沓掛山より低い高さまで下りてきました。

丸山荘の後ろに見えているこんもりとした小さな山が丸山だそうで、スキー場だったところですね。

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笹原の向こう側の木はダケカンバです。

笹ヶ峰では丸山荘より上に生えているのはブナではなく針葉樹とダケカンバのようでした。

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丸山荘に下ってきたのは13時40分です。

水場の水が出るので、タオルを濡らしてRさんの傷口を綺麗に拭きました。

よく見ると瞼に沿って、木の枝で長さ1センチほど切ってしまったようです。

転倒した場所に運悪く、コメツツジか何かの木があったのでした。


 

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