勤労感謝の日の飯野山(讃岐富士)
11月23日、この時期としては10年ぶりぐらいで飯野山に登りました。
はるか30年以上前に、飯野山の山すそで住んでいたことがあって、その時にまだ2~3歳だった子供たちを連れて登ったことがあります。当時は登山口手前の団地がなくて、今、団地になっている場所はまだ桜がかなり植えられていて、お花見をしたこともあります。3月ごろだったと思いますが、登るときも下りの時も、もちろん山頂でいる間も誰にも会わない山でした。
山頂のお堂はヤブに囲まれていて、展望も一つもなくて「なんとつまらない山」と思ったことです。
その後、2001年ごろに再び山歩きを始め、飯野山に登ったところ、山頂の木が切られて展望が得られるようになっていました。
↑飯野山に登った後で、丸亀城から撮影した飯野山の姿です。
讃岐富士と言われるように富士山のような姿をしています。
この日、飯野山に登ることになったのは、山友達のRさんが会社の方を飯野山に案内されるというので、そのお供でした。
それまでは週末というとお天気がイマイチだったのですが、この日は申し分のないハイキング日和です。市内の山友達の方にもお声がけして賑やかに登ることになりました。
先ずは麓のうどん屋さんで集合し、うどんを食べてから出発です。讃岐の里山を歩くにはうどん屋をセットして歩くとお腹も満たされます。
↑登山口から見上げると、いい塩梅に紅葉してますね。
この日は天気も良く休日とあって、車を置く場所がないかと危ぶみましたが、何とか置けました。数年前に大きな駐車場も登山口の少し下に設置されているので、昆でいるときはそちらに置くことができます。
買い物帰りにもよく見かけるセンダンの木がたくさん実をつけています。
センダンを撮影するのは今季初めてかも・・・・。
管理棟のすぐ横には新しくトイレも設置されていて、私は初めて利用させていただきましたが、綺麗なトイレで、市民として少し誇らしくなりました。(^_^;といっても、設置されたのはたぶん2年ほど前かと思いますが、私が今まで利用してなかっただけすが・・・。
最初の石段を登り始めたら、足元に小さなヤクシソウが目に留まりました。
これが春なら、石段にはたくさんのナガバノタチツボスミレが咲いているはずです。
秋に来るのは、ほんと久しぶり・・・・。
石段を登り終えて、春はヤマザクラなどがきれいな緩やかな傾斜の登山道を登り始めます。
Rさんの上司の方はダウンを着込んだまま登られていたので、登りは薄着のほうが良いですよと老婆心が出て、お言葉がけしました。
綺麗に黄葉した木には嬉しいことにラベルがついていました。
ウラジロノキです。
ウラジロノキは確か那岐山でも初夏に見たと思いますが、その時はあまり印象に残ってなくて、でも、こんな綺麗な黄葉をしていると、一発で覚えられますね。
これも今季初のアオツヅラフジだと思うのですが、アオツヅラフジも葉がきれいな色に染まるものですね。
例年だと、葉がまだ青々としている時期に見ているので、今年はいつもより綺麗だと感じました。
里山に多い、ハゼとコナラの紅葉です。
こちらも黄葉している低木で、イブキシモツケです。
イブキシモツケの実は、冬の間も残っていて、この木がイブキシモツケだとわかるのは、この果実のおかげです。
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