山好き、花好き

仁老浜が見渡せる坂までやってきたので、ここでカメラを出します。

奥に突き出しているのが荘内半島の先端です。

カメラを引くとこんな感じです。

あとから気づいたのですが、場所を少し移動して撮影したら、三崎灯台がちゃんと写っていました。半島の先端にうっすらと見えている白い建物です。

地図で見ると仁老浜の位置は赤丸で囲んだところです。

12月になると、空の青さにセンダンの果実が良く映えます。

荘内半島は温暖な気候ですから、センダンの木も多そうですね。

車で仁老浜に着いたのはすでに14時を回っていました。

この日は夕日も撮影しようと欲張りな計画なので、あまり早く着いても手持無沙汰です。

ほんとは箱峠から歩き始めて周回コースを歩こうかと思ったのですが、それでは時間が足りないので、仁老浜から三崎灯台までの往復しかできません。仁老浜に帰ってくるころには丁度日が落ちるでしょう。

前回来たときに初めて知ったのですが、仁老浜は夏場は海水浴場になるそうで、トイレもちゃんと完備していて、夏場は駐車場料金が要るそうですが、今の時期は来る人とてなく、車もその辺にいくらでも停められます。

この日はあいにく、瀬戸内の島々も少し霞んでいました。

荘内半島のある辺りは三豊市に合併されるまで詫間町でした。

実家がそう遠くないので、詫間は私にとっては馴染み深い場所です。中学時代は父に連れられて船釣りなどにも来ていました。

風光明媚で気候が温暖な荘内半島は花作りも盛んで、観光要素は充分あるので、町も紫雲出山などといっしょに、観光地としてアピールする動きもあるようです。狭かった道路もずいぶん整備され走りやすくなってきました。

「四国のみち」の道標が立っていました。

ここから先は四国のみち、です。灯台までは約２ｋｍの道のりのようですね。

荘内半島の四国のみちのルート説明板がありましたので、歩いた跡を赤で書きこんで見ました。

帰りには関の浦という場所にも立ち寄りました。

仁老浜からまずはこんなコンクリートで固められた道を歩きます。

車止めのチェーンヶ張られていて、普段は車は通れないようです。灯台手前に三崎神社があるので、神社のお祭りのときなどに軽トラックぐらいは通れるのかもしれません。

色鮮やかなハマナデシコがいきなり迎えてくれました。

花の時期はもっと早いと思いますが、高知などでも暖かい海沿いでは冬場でも見られますから、ここ荘内半島も条件としては同じようなものなんでしょう。

毎春、桜と海を眺めに来る紫雲出山が背中のほうに見えます。

今歩いている場所は紫雲出山よりももっと半島の突端ですから・・・。鬱蒼と茂っているのは、香川の海に近い低山でお馴染みのウバメガシです。

ツルウメモドキは比較的もうすでにあらかた果実が散ってしまっているツルウメモドキも見えます。高山から海辺の低山まで、分布が広いですね。