行き当たりばったりの王子ヶ岳、その3、海岸に出てきた
廃墟となったホテルを後にして、元の道標の有った場所に引き返します。
取りあえず山頂を踏みたいのに、山頂と書かれた道標が見当たりません。
↑は稜線沿いに目についたソヨゴの赤い実。
ソヨゴは香川の里山にも多いですが、岡山の里山にも普通に見られるようですね。
地図を見ると新割山というのがあって、これが山頂らしいのですが、道標に新割山と書かれているのが見当たりません。
↑「あと200m」とあるので、てっきり山頂までが200mかな?と思ってそちらに歩きました。
歩いていると、眼下に何やら観覧車が見えてきました。ああ、あれが娘が孫を連れて行こうかと言ってた「おもちゃ王国」みたいですね。
そして、観光案内所でもらった地図を広げると、おもちゃ王国方面に下れば、玉野市にあるイングリッシュガーデン方面に行けそうです。よし、下山はおもちゃ王国方面にと思いながらなおも歩いていきます。
↑は東方面を眺めた画像ですが、この付近は全然土地勘がなく、見えている山や海が戸の辺りなのか良くわかりません。
先ほど地図を眺めたら、画像中央に見えている湖みたいなのは児島湖なんですね。もとは児島湾だった場所をかなり干拓したのだったと思います。
15時7分、↑のような東屋に出ました。
「王子ヶ岳」と書いてありますが、これは山頂標識とは思えませんね。
東屋のところまで車道がついていて、これを下ることにしました。
下り始めた車道から、先ほどの廃墟となったホテルの反対側が見えています。海側から眺めると4階建てのように見えましたが、こちらから見ると相当大規模な建物です。
建物の入り口に向かって車道がついていますが、鎖を張っては入れないようにしてあるものの、暴走族などが侵入した形跡がありました。
こういう眺めを見るのはちょっと忍びないですね。
車道を歩きながら眺めると車道から東側に見える山の斜面はまるで山火事に遭ったように禿山になっています。あんな山ならヤブ漕ぎも大したことなさそうですが、何しろこの日はリュックも背負ってない普通の格好に普通のバッグなので、ここは車道を歩いたほうが無難かな?
そろそろおもちゃ王国が見えてくるかと思ったのですが、いくらたっても見えません。
どうやら山頂から車道を下る際に、間違えたようです(^_^;
道沿いにはサルトリイバラがやたら多く、車でちょっと来て集めればリースの一つや二つ分簡単に集まりそうでした。
↑こちらも同じくツル性のアオツヅラフジですね。
ツルウメモドキは鳥に食べられたか、赤い実はかなり落ちてしまったようです。
12月末と言ってもまだヤクシソウが咲き残ってました。
下っている車道の先にやがて瀬戸内海が見えてきました。
やれやれ、先ほどバスで走りすぎた国道430号にまた下ってきてしまったようです。しかも、児島寄りに下ってしまったのです。
15時56分、海岸まで下りました。見えているのは児島方面です。
玉野行きのバスが17時半までないので、徒歩で玉野方面に歩けるだけ歩くことにしました。
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