行き当たりばったりの王子ヶ岳、その4、ノジギクみたいな花
海岸に下りてきたら、東へと海沿いの車道を歩きます。
児島方面はバスがたくさん走っていて、バスで簡単に行けるのですが、児島はいつでも行けるし、今までも何度も来ています。ここはなんとしてでも、宇野方面に行ってみたいという気持ちでした。
先ほどはバスで走った道を今度は歩いててくてくと王子ヶ岳登山口方面へと歩いていると、こんなキクの花が目に留まりました。
一見、ノジギクとそっくりみたいに見えます。
しかし、岡山の海岸にノジギクが咲くという話はあまり聞いたことがないのです。
キクの花では総苞が区別のポイントになることも多いので、一応、総苞も撮影しました。
咲き終わっているような花のほうが多かったです。
↑比較するために去年12月に高知の海岸で撮影したノジギクの画像をアップしました。
岡山の海岸沿いで見かけたキクの葉もノジギクの葉と似ているように思います。
しかし、ノジギクの分布を私の持っている山渓ハンディ図鑑「野に咲く花」で調べると本州での分布は兵庫、広島、山口県となっていました。岡山だけがぽっかり抜けています。
私が見たキクも、比較的近くに小さなお墓があったので、植栽のキクが野生化したものと考えられなくもないですね。
でもまぁ、もしかしたらノジギクかも?なんて考えながら歩いていると、たとえ車道歩きでも楽しいものですね。
バスを下りたバス停を通り過ぎ、上を見上げると、先ほど登った王子ヶ岳の山頂方面が見えてきました。
↑これは香川の里山にも多いカナメモチの果実みたいですね。
車道沿いで見られました。
↑16時20分、倉敷市から玉野市に入りました。
宇野駅での乗り換えを別にすると、玉野市に足を踏み入れたのは生まれて初めてです。
↑車道の反対側に見えているのは「倉敷市」という標識でした。
景色はもうすっかり夕暮れ近い景色になってきました。
車道歩きを5キロほど続けたので、ちょっと腰に来ています。
リュックサックではなくショルダーバッグのちょい重めのを持っていたのですが、あれは腰の片方だけに負荷がかかるので、結構腰に来ますね。やはり長時間の歩きではリュックが楽だと思い知りました。
東に向いて歩いているので、だんだん、対岸の五色台や大槌島が良く見えるようになってきました。
船の向こうに見えているのは五剣山のような??
大槌島は特に近く見えますね。
地図を見ると、かなり岡山に近いようです。
飯野山は何とか見えていますが、対岸という感じではなくなってきました。
この国道は交通量はまあまああるにも関わらず、途中の道沿いにコンビニが一軒もないのには驚きました。ちょっとコーヒーでも飲んで一休みしようにも、コンビニがないのです。
逆に香川はコンビニが多すぎるのかも知れませんね。
結局、夕方5時過ぎに三井金属の日比精錬所横を通り、大きな煙突を撮影したのがこの日の最後の画像です。
この辺りに精錬所があるというのも、歩いて初めて知りました。
5時半を回ってからは、途中でバス停を通るたびにバスの時刻を見ながら歩き、そろそろバスがやってきそうなバス停で10分ほど待って、やってきたバスに飛び乗りました。
ところが、そのバスが岡山行きで、なんと宇野駅経由ではなかったのです。当初の目的だった宇野周辺を見てみるというのは叶いませんでしたが、1時間ほど座ったままで、午後7時には岡山駅に到着でした。
香川にいると、バスなんてまず乗らないですが、岡山にはまだまだバスが走ってますね。
娘にはこんな時刻に来て、夜遅くに帰るなんて言わないでよとくぎを刺され、その夜は化粧道具も着替えも持たぬまま、娘宅に泊めてもらったのです。こういう母親を持つと、娘もちょっと可愛そうですが(^_^;
翌日は昼過ぎに娘に岡山駅まで送ってもらい、マリンライナーで瀬戸内海を一跨ぎして帰ってきました。
岩黒島だか与島だかを通過していると、前日に歩いた王子ヶ岳方面や日比の精錬所が見えたので、慌ててガラス越しに撮影しました。
赤い〇で囲んだのは、例の廃墟のホテルで、これは肉眼でもちゃんと見えていたので、あそこを歩いたのだと直ぐにわかりました。
車や電車ですっと通過するとあまり見えないことでも、歩いて見ると見えてくるということも結構ありますね、
日頃、山登りぐらいでしか歩かないので、最近は意識して歩いていますが、汗をかかない今の季節が歩きには絶好の季節です。皆さんも、精々、春が来る前に歩きましょう。
こんにちは。
大変、お疲れ様でしたね。
元気なお母さんが、一番の子供孝行だと思います。
投稿: 多摩NTの住人 | 2014-01-16 08:11
多摩NTの住人様、こんばんは。
田舎に住んでいるとどうしても車ばかりに乗るようになり
歩こうと思うと、特別に意識しないといけませんね。
確かに、娘にとっては元気な母親がいちばん有難いかも・・。
実家の母も元気なので、こうして私も出歩けますから(^_^;
投稿: keitann | 2014-01-16 22:29