« 初めての大高見峰へ、その1、金剛院から歩く | メイン | 初めての大高見峰へ、その3、小高見峰から大高見峰へ »

2014-02-07

初めての大高見峰へ、その2、稜線に出られず・・

この日はちょっとした傾斜の道を歩いているだけでも汗ばむほどの陽気で、そう思って最初から二枚しか着てないのですが、それでも結構暑いですね。

途中、お年寄りが畑の様子をご覧になっていたようなので、この道が阿弥陀越への道で合ってるのかどうか声をおかけしたのですが、耳が遠いらしく聞こえないようです。もし、無理やり道をお尋ねして道が荒れて通れないことを知ったとしたら、林道歩きをして阿弥陀越まで行ってたのかどうか?山に登る時は知らず知らずのうちに無数の選択を迫られています。

P2011056


道の横には丁度目線の高さに綺麗なヤブツバキがばっちり咲いていて、嬉しくなりました。ヤブツバキと言うと、その名の通り藪の中で咲くことが多く、明るい場所で咲いているのを見ることが少ないのです。

民家が近いので、もしかしたら自生のではなく、もともとは植栽されていた株なのかもしれません。

P2011058

歩いてきた道を振り返ります。

田畑があるのはこの辺りまでです。

P2011059

上を見ると、雰囲気の良い山道でいかにも峠越えの道にふさわしいのですが・・・・。

P2011060

先ほど堰堤が見えていた池の横を通過します。

時刻は13時55分です。

P2011061

明るい陽だまりにはツルリンドウの株がありました。

最近は、ツルリンドウもめっきり減ったような気がします。

P2011062

右に登って行く分岐が見えますが、これは違うと思い、いったん真っ直ぐ池沿いに歩きましたが、どうもあまり踏まれている形跡がありません。
引き返して登っているほうの道を辿りました。

これがそもそも阿弥陀越への道を外す始まりになったようです。もともとちゃんとした地図を持たずに登っているので、阿弥陀越がどの辺りなのか分かってないのと、とりあえず稜線にさえ出ればどこでもOKという考えだったのです。

P2011066

辺りは小鳥の鳴き声が聞こえ、シジュウカラやメジロが飛び交っている様子。

適当に撮影したら、メジロがぼけて写ってました(^_^;

P2011068

ソヨゴの赤い実が、2月になったというのにまだ残っています。

この辺で後ろを振り返ると、うっすらと猫山の姿が見えました。猫山の位置から考えるとかなり東に来ているみたいです。どちらにせよ、大高見峰に登るのが目的なので、東に来るのは問題ないと考えました。

P2011070

道はこんな感じで、まずまず歩きやすい道です。

P2011072

北側を見下ろすと8mほど下に小さな沢が流れています。

いつまでも沢のこちら側を歩いていたのでは、稜線に登れないので、この辺で一度渡渉して様子を見ることにしました。

P2011073

沢と言っても水は申し訳程度にしか流れていないので、簡単に右岸に渡れました。

P2011076

右岸へと渡渉をしたら、後は山の斜面を這い上がれば稜線に出るはずなのですが、踏み跡や道らしきものが見当たりません。

仕方なく、しばらく歩いて、また沢の左岸に戻りました。左岸のほうがまだ歩きやすそうだったのです。

P2011079

5~6分ほど左岸沿いに歩いて、再び渡渉しました。

これから上流は水も流れてないようです。

P2011080

ところが、水は流れてないけど、笹薮が↑の通りものすごいことになっています。

こんな猛烈なブッシュの中を登るのは到底無理なので、どうしたものか?と、しばし迷います。

P2011081


おまけに足元にはイノシシの足跡がありますね。この辺はイノシシの格好のヌタ場になってるのかも?

P2011082

仕方なく、もう一度左岸に戻りました。

P2011084

左岸を見上げると、杉林の斜面になっていて、下草も生えてないので、これなら楽に登れそうです。

方針を変えて、猫山から大高見峰への稜線に這い上がるのは諦め、左岸側の斜面をいちばん高いところまで登ってみることにしました。このときも、登っているのは金剛寺の北側に位置する山だとは思っていました。

斜面に取りついたのは14時22分でした。

P2011085


木の間が広いので、傾斜は結構あるものの、ヤブ漕ぎという感じではありません。

P2011086

10分ほど登ったら、いつの間にか杉林ではなくなり、辺りは自然林に変わってきました。

それでも、道がないというだけでヤブ漕ぎという感じではないですね。

コメント

コメントを投稿

フォトアルバム
Powered by Six Apart

私のもうひとつのブログです。よろしく

更新ブログ