5月上旬に見た花と木 ツクバキンモンソウ、イヌブナ他
5月上旬ともなると、そろそろ県内の高い山も花盛りです。
ツクバキンモンソウはニシキゴロモの変種ということですが、上唇が1mmぐらいなものをツクバキンモンソウ、3mmほどのものをニシキゴロモというそうです。
この日見た花は、1mm以上はありそうなのもありましたが、上唇がほぼ目立たないものもあって、私ごとき素人では判断に苦しみます。
↑因みにこちらは去年の那岐山で見てきたニシキゴロモです。
ニシキゴロモは一体に日本海側に多く分布するそうです。那岐山も日本海側と言えますね。
今年はツクバキンモンソウの紫色の花も見かけました。
白花と紫花とのツーショットです。
日当たりのよい林縁ではカマツカがもう咲きだしています。
新芽の時は赤みを帯びていますが、花が咲くころになると葉も青々としてきます。
アオマムシグサはちょっと薄気味の悪いテンナンショウの仲間の中ではグリーンの爽やかな色合いがすっきりとしたテンナンショウです。
県内の山で比較的よく目にするテンナンショウですね。
チゴユリも今年は花期が遅れたようですが、何とか咲き始めを見ることができました。
うつむき加減に楚々と咲く姿は野趣あふれる姿ですが、我が家に5年も以上前に立った1株買ってきたチゴユリは今では数十株と増えてしまいました。花友達にも何軒ものお宅にもらわれていった花です。繁殖力旺盛な花です。
ギンリョウソウもまだ出てきたばかりで淡いピンク色をしていて初々しささえ覚えます。
秋の赤い果実が良く目立つコマユミも、花は緑色をした目立たない花です。
ツリバナ。マユミ…果実の目立つ花ほど花は目立たないような気がします。
いつもこの場所を通るたびに気にかかっていたブナのような樹木。
どうやらイヌブナのようです。
検索すると、樹肌はブナより黒っぽいとありました。確かに黒っぽいですね。
ブナは灰色っぽい色です。
葉もブナに比べて葉脈の数が多いそうです。
因みに↑の画像に写っている葉の葉脈は10本。
調べるとブナの葉脈は7~11本。イヌブナでは9~14本だそうです。
去年、槍ヶ岳に登る途中で見かけたブナ枝が折れたもの。
数えると葉脈は8本でした。
クロフネサイシンの花です。
林の縁ではミツバツツジが鮮やかに咲いていました。
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