ツガザクラ、アカモノを見に西赤石へ、その2、オトコヨウゾメ
東平からの道は私としては初めてなので、登山口にあった案内図を見てみました。
因みに東平と書いて「とうなる」と読むようで、地名の読み方はまことに難しいですね。
私たちが登るのは紫色のコースで、柳谷コースというそうです。
と言ってもPさんやRさんにお勧めの道を教えて頂いたわけですが・・・(^_^;
歩き始めは、まだ7時過ぎとあって、涼しいものでしたが、この日は天気予報によると30℃という真夏並みの暑さになるということです。
自宅を5時過ぎに出たと時の気温がすでに22℃で、昼間の暑さが思いやられますが、東平駐車場では17℃、さすがに山は涼しいものだと感嘆したのですが・・・・。
上を見上げると、ツクバネウツギの花・・・。
良く見る花ですが、今年はあまりまともに撮影してないような?
嬉しいことに、歩き始めてそれほど経たないというのに、もうアカモノが咲いていました。
これから嫌というほど咲いているはずと思いながらも、初めて見る花はやっぱり撮らないとね・・・。
北アルプスでもそれほど群生は見られないアカモノが、こんな低いところで咲くのですから、ほんとに不思議です。
↑は北アルプス雪倉岳で見たアカモノの画像ですが、本来はこういう場所で咲く花なのですね。
この日最初に見たアカモノは、標高800m程度で咲いていたと思います。
日浦から登っても、アカモノは歩き始めから咲いていますし、赤石山系は特異な植生を育んでいます。
先ほどの案内図にあったように、分岐があって、馬の瀬コースと柳谷コースに分かれますが、ここは柳谷コースに進路を取ります。
しっかりした橋を渡ります。
周囲の緑はすでに新緑とは言い難いものの、まだ若々しい緑ですね。
今年初めて見るギンランが咲いていました。
ギンランって花が開いているのを見るのは難しいのですが、このギンランは開いてますね。
↑こういう姿がギンランの一般的な姿だと思います。
西赤石はギンランの多い山で、日浦コースでも良く見かけます。
これも5月の山で良く見かけるコケイランです。
ランの中ではシュンランなどに次いで、良く見かけるランではないでしょうか。
こちらは、見てもあまり嬉しくないマムシグサの仲間です。
でも、こういう仲間ももちろん山の住人ですね。
黄色い小さな花は一年ぶりに見るミゾホオズキです。
北アルプスでは毎年のようにオオバミゾホオズキを見ているので、そちらのほうが印象に残っているかもしれませんが、四国の山で見るのはオオバミゾホオズキより一回りも二回りも小さなこの花です。
これもミゾホオズキに負けないぐらい小さな花でタニギキョウです。
前の週の雲早では、立ったままで写せるシャクナゲやゴヨウツツジみたいな大型の花ばかりで撮影は楽でしたが、小さな花はいちいちしゃがみこむので、しんどいです(^_^;
この白い花は?
久しぶりで見るので、名前を思い出すのにちょっと時間がかかりました。
オトコヨウゾメですね。
去年の秋は笹ヶ峰で果実を何度か見ましたが、花のほうは数年ぶりかもしれません。
この花、うんと以前からお気に入りなのです。
ガマズミなどよりちょっと大きめの白い花です。
やがて、銅山峰ヒュッテが見えてきました。
ヒュッテの前には電信柱が立っているので、電気には困らない小屋みたいですね。
この日は天気が良かったので、盛大に布団が干されていました。
ヒュッテ到着は8時45分でした。
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