山友さんとタカネバラ山行、その2、大座礼が見えた
瀬場谷に着いたのは8時3分です。
いつものごとく、ここで10分ほど休憩を入れます。
ここでヒメレンゲなど見たこともありますが、あれはいつの季節だったか?
アワモリショウマも過去には見ているはずですが、この日はアジサイ以外は咲いている花は見ませんでした。
沢のほとりに降り立つと、それまでかいた汗がすーっと引いていくのを感じました。
この日は早朝から登り始めたにもかかわらず、瀬場谷まででもかなりの汗をかいていたのです。
登山口までの道中では金砂湖の水が梅雨時だというのに少なくて、ちょっと心配でしたが、ここ瀬場谷では例年と同じように、水量たっぷりです。
バイカウツギの花はとっくに終わって、上を見上げるとサンショウらしき羽状複葉の葉が綺麗な模様を見せてくれました。
休憩を終えて歩き始めたのは8時10分でした。
橋を渡ってすぐの分岐はもちろん右コースを取ります。
分岐を過ぎて直ぐに咲いているはずのコナスビは、嬉しいことに、この日は日が射している花を撮れました。
この後、数年前にマムシを見かけた場所を通過するのですが、この日は3人で歩いているので、あまり緊張せずに済みました(^_^;
8時32分、ちょっとした滝のような場所に着きます。
ここは眺めも良いし、沢沿いの植物が綺麗なので、必ず撮影するポイントです。
この日もアワモリショウマが流れを背景に咲いていて綺麗でした。
岩についているギボウシなどの葉も瑞々しくて、まるで日本庭園さながらです。
水が緑の木々を背景に落ちていくのも、すごく好きな眺めです。
この場所から東光森が見えるのは知っていましたが・・・・
沢の石伝いに少し奥まで行ってみると、大座礼も見えることは初めて知りました。
渡渉点へと向かっていると、何やらブナのような気が見えます。
東赤石はブナは少ないのですが、この葉もブナのように思います。
時間があるときに調べてみるとします。
コゴメウツギは今年の初見でした。
渡渉点は水量も普通で、苦労なく渡れます。
渡渉点からは植林主体の森になっていますが、足元にこんな白い花が落ちていました。
上を見上げても、肉眼ではよくわかりません。
そのときはハクウンボクの花かと思っていたのですが、帰宅して画像を見ていたら、これはアサガラの花ですね。
シベが結構目立つ花ですね。
↑6月半ばに見たオオバアサガラの花をトリミングしたものです。
やはりシベが目立ちますね。
ではアサガラとオオバアサガラではどこが違うか?と言われると、私は花序の長さで見分けています。オオバアサガラのほうが花序が長いですね。
小さな沢筋ではミズタビラコがまだ咲いていました。
この花も今年の初見のような?
いかにもムラサキ科の花とすぐわかるサソリ型花序をしています。
モウセンゴケもここでは何年ぶりかで見ましたが、花はまだのようです。
登り始めではすでに花が終わっていたコガクウツギも、標高が高くなるにつれ、白い花を綺麗に咲かせています。
綺麗な斑入りのシハイスミレの葉っぱです。
アサマリンドウやツルリンドウも、この植林隊では良く見かけます。
梅雨時とは思えないほど、綺麗なブルースカイ・・・・。
だけど、東赤石ではこのブルースカイが一日もってくれることは少ないですね。
9時26分、植林帯から自然林へと変わる場所に着きました。
小さな沢が流れているので、ここでもいつも休憩を取ります。
この場所のヤブデマリは残念ながら、花はもう終わっていました。
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