山好き、花好き

↑今年のタカネバラ一輪をトップにもってきてみました。

全体的に見ると、見ごろは6月末か7月入ってすぐかもしれませんね。

タカネバラもオオヤマレンゲも一つ一つの花が咲いている期間は短くて、タカネバラもほんとに綺麗なのはその日開いた花だけでしょうね。

シャクナゲやツツジみたいに、花芽を長い間かけて作る花ではありませんから、6月初めの真夏みたいな暑さが、あまり良い影響を与えているとは言えないでしょう。バラもどちらかと言えば冷涼な気候を好むからです。

さて、当日は自宅を5時前に出発しました。5時半に豊浜ＳＡでＭさんご夫婦と合流し、そのまま川之江インターまで走ります。

コンビニでお昼ご飯を調達したら、法皇トンネルまでの山間の道沿いにもクマノミズキがやや黄色味を帯びた白い花をつけています。

タカネバラを見に来るときには、銅山川の対岸に咲いているユクノキも探しながら走ります。

↑最初、ユクノキかと思い、わざわざ車を停めて撮影したのは、なんのことはない先ほどからいっぱい咲いているクマノミズキでした。何しろ対岸まで直線距離にしても７０ｍぐらいある場所なので、肉眼では花の形など到底見えません。

そして、ようやく間違いなくユクノキと思える株を見つけられました。

花の色合いが↑のクマノミズキとは全然違いますね。

↑少しトリミングして、花の部分を大きくしました。

葉っぱ明らかに羽状複葉ですね。

花序が葉の上から立ち上がります。

↑数年前に剣山に登る途中で見かけたユクノキの花。

ズームすると、いかにもマメ科らしい花ですね。

あまりどこにでもある木ではなく、沢筋でたまに見かける程度です。

瀬場の登山口に着いたのは6時35分ぐらいだったと思います。

支度をして登り始めたのは6時50分。

先週にも一度、タカネバラの偵察でもと思っていましたが、サッカーを見ていたら出かけそびれて、結局、今年に入って初めての東赤石です。

登山口周辺の緑はすっかり濃くなっていました。

7時14分、筏津からの登山道と合流しました。

豊後集落跡を過ぎて少し開けたところでは、数年前までは東赤石の山頂が見えていたのですが、今では木々が生い茂って、その手前の竹の葉越しに何とか見える程度です。

草丈１ｍぐらいあろうかという立派なアオテンナンショウが登山道のほうを向いて咲いていたので、思わずパチリ・・。

少し急坂を登ると、ヤマツツジが綺麗に咲いている場所に出ます。

朝日の当たったヤマツツジが華やかです。

いつもここまで来ると八間の滝の轟音が聞こえるのです。

いわゆるツツジらしい花としては山で見る最後のツツジでしょうね。

この場所から見えていた山は東光森なのでした。

6月1日に西赤石から眺めたのより大きく見えます。

登山道わきにはウスノキの実が赤く色付き始めていました。

やがて八間の滝が見えてきましたが、周囲の木々の緑が邪魔をして、滝は木々の枝葉の間から少し見える程度です。

いつも撮影に苦労するウリノキの花も、この日は陽射しがあったのと、ちょうど朝日が射す時間帯だったのとで、あまり苦労せずに済みました。

この辺りまで登ってくると、ウワバミソウが登山道わきに生えています。

丁度前日に、東北地方の山菜を取り上げたＴＶの番組を見たばかりなので、Ｍさんにそのことを話したところ、ＭさんとＰさんは早速お味見されてました(＾＿＾；

東北の温泉などに泊まると「ミズ」と言ってお浸しなどで必ず出てくる山菜ですが、四国ではほとんど食べる習慣がありませんね。

トチバニンジンは白い花がごく咲き初めでした。

これはウコギ科の植物で、5枚葉はコシアブラとよく似ています。

やがて、道のわきに青いヤマアジサイの花が見え始めました。

瀬場谷はすぐそこです。

まだブルーの色が淡いので、咲き始めたばかりのようですね。