四国カルストへ、その1、秋の七草のうち4種を見る
8月24日は予報では曇りとなっていました。
今年の夏は、ずいぶん天気が悪いので、どこかへ出かけるとなると殊の外天気予報のチエックが欠かせません。ところが、この予報が今年は外れることが多いんですよね。その前の週も晴れのつもりだったのに、剣山でしっかり降られてしまいました。
娘さんが出産のために、しばらく山歩きを休まれていたRさんですが、娘さんとお孫さんが帰られたということなので、23日にお誘いメールを入れてみました。Rさんの都合が悪いようなら、一人でもどこかに軽く登ろうかなと言うつもりでしたが、「四国カルストほどうですか?」という返信が・・・。四国カルストならTさんも歩けるでしょうということで、Rさんから連絡してもらいました。何しろ私は娘や孫と一緒に花火大会を間近で見ていて、ボンボンとうるさいので電話が出来ません(^_^;
話はまとまったものの、大人数の夕食の片づけなどしていて前夜は結構ばたばたでした。
当日は朝6時にいつもの場所に集合と決めたのは私でした。
なのに、目覚ましがなってから二度寝をしてしまい、寝過ごすという大失敗。(^_^;
おかげで、集合時間に5分ほど遅れてしまい、RさんとTさんに迷惑をかけてしまいました。
聞くところによると、RさんもTさんも「大人の遠足状態」でなぜか早く目が覚めたとか(^_^;
孫と花火を見過ぎた私だけが、寝過ごしてしまったようです。
この日はRさんに車出しをお願いして、一路、高知へと向かいます。
↑途中で眺めたオミナエシです。
オミナエシは植栽でしょうが、途中、あちこちで綺麗に咲いていました。
↑の画像はオミナエシの手前にこれは自生らしいオトコエシが咲いています。オミナエシとオトコエシのツーショットは珍しいと思いました。
↑須崎から梼原方面へと走っていると、去年と同じ場所にカノコユリが一輪だけ咲き残っていました。
今年は天気が悪すぎて、とうとう高知のタキユリも見ず仕舞いでした。
カノコユリの近くではたぶんこれも植栽と思いますが、ヤマホトトギスが咲いています。
去年はこの場所では見た記憶がないですが、同じ頃に訪れても、見るものは年によって違いますね。
「司牡丹」と「土佐鶴」の高知を代表するお酒の看板が上がった酒屋さんの前で車を停めます。
いえ、別にお酒を買おうという訳ではありません(^_^;
↑見たかったのは、このお店からちょっと下ったところにある一本橋なのでした。
去年も帰り道に、この橋を眺めたのですが、喉かな風景でしばし童心に返ったのでした。
ところが、この夏の大雨で、この地にも相当な雨が降ったそうで、Tさんが橋が無事かどうか確かめたいとのこと。
↑去年のブログにアップした早瀬の一本橋です。
郷愁溢れる眺めでしょう?
↑Tさんが心配していた通り、橋はかかっていませんでした。
流される前に取り外したのか?先ほどの酒屋の方にお尋ねすると、案の定、流されてしまったそうです。それも新しい橋に取り換えたばかりだったそうです。
↑その後、天狗荘で見かけた新聞の切り抜きです。
11年ぶりに架け替え工事が終わった後の記事でした。
これが6月29日付の記事ですから2カ月も経たないうちに流されたんですね。
でも、お話を聞いた地元の方もそれほど暗い表情ではなく、明るく笑ってお話してくれたのが、いかにも楽天家の多い土佐人らしかったです。
夏の大雨は広島ではとんでもない被害をもたらしましたが、ここ高知でも被害がひどかったようで、四国カルストへ向かういつもの道は土砂崩れのため通行止めになっていました。幸い、旧道が通れるとのことで、旧道を登って行きます。
かなり登って新道と旧道が交わるところの近くで、カワラナデシコが咲いていました。
これは去年も見ています。
直ぐ近くではハギの花も見えています。
秋の花が続々と出てきますね。
青空が覗いたかと思うと、次の瞬間、ガスが流れるのは四国カルストではよくある光景です。
そしていつものように、牛たちがのどかにカレンフェルトの間を歩いています。
天狗の森に登る前に、天狗高原を散策してみることにしました。
ススキの穂が早くも風になびいています。
ふと気づいたら、ここに来るまでに秋の七草のうち4種までを見ていたのでした。
季節の移ろいを感じますね。
こんにちは。
春から夏にかけて、想いを巡らしながら花々を追いかけてきました
けれど、ススキの風景など、この時期になると一抹の寂しさがあり
ます。
ヤマホトトギスが素敵に撮れていますね。こちらの里山ではヤマジ
ノホトトギスがそろそろ咲き出します。
オミナエシとオトコエシのカット、確かに珍しいですね。
投稿: 翼 | 2014-09-01 17:10
翼さん、こんばんは。
早くもススキの穂が上がる季節になりましたね。
昨日登った山でも、標高1500m付近ではススキが綺麗に穂を上げてきたところで
中秋の名月の日にナイトハイクで登れば、絶好のお月見が出来るんだろうなと
思ったことでした。
関東の方たちにとってはススキの季節になると、後は見られる野草も残りわずかと
なることもあって一抹の寂しさも感じられるんでしょうね。
こちらはまだまだ花の季節も続きますが、それでも秋の花は春の花とは雰囲気も
違いますね。
ヤマホトトギス…四国でも西の方に行かないと見られないんですよ。
全国的な分布はどうなっているんでしょう。後で調べてみます。
ヤマジノホトトギスは昨日の山でずいぶん花盛りでしたよ。
オミナエシとオトコエシのツーショット・・・・ありそうであまり見ないですよね。
投稿: keitann | 2014-09-01 21:52