里山のキキョウ、ナツフジ、アオモジの果実
まだ残暑厳しい8月17日、つまり昨日のことですが、久しぶりでほんの少し里山を歩いてきました。
目的は2年前にも見ているキキョウの花を見ることです。
我が家の庭も、今の時期、クモの巣がひどくて、庭を歩いているといたるところにクモの巣が貼られています。里山も同じで、歩いていると顔にぺたりとクモの巣が貼りつきそうになるので、慌てて木の枝を拾って、顔の前に立てて歩きました。
暑い中、クモの巣と格闘しながら登ったのに、2年前にキキョウが咲いていた場所では花芽しか見ることができませんでした。
仕方なく、引き返そうかと思ったのですが、もう少し進んでいくと、ショートカットの道があったはずなので、そちらから下ろうと歩いていると、10mほど前のほうに何やら青いものが見えました、
↑それがキキョウの花でした。
少なくともこの山には2か所で咲くんですね。ホント嬉しかったです。
しかも、1つの茎に2輪も咲いています。
↑2年前に見た場所では、まだ蕾でした。
開花するまでには、まだ10日ほどかかりそうです。
でも、ここでまだ咲いてなかったので、もう1株が見つかることになったのです。
私のカメラでいつも通りの設定で写すと、ずいぶん青みがかった花に写ってしまうので、設定をいろいろ変えてみました。実際の色は紫色に近いと思います。
香川ではほかにも自生のキキョウが見られる山は3か所ほどあると思います。
ナツフジの花も山すそのあちこちで咲いていました。
フジとついていて、確かに花序の形はフジに似ていますが、大きさはフジの半分ぐらいです。
ツルの繁り方もフジほどは繁らないようです。
香川の里山では比較的よく見かけますが、この山では特に多いと思いました。
一度見てみたいと思っていたアオモジの果実も見ることができました。
まだ緑色のものが多いですが、中には赤く色付いたものもあります。
花の時期には葉がまだ展開してないので、アオモジの葉っぱもまだきちんと見たことがなかったのですが、細長い葉っぱをしてます。
↑道路に落ちていたアオモジの果実です。
例によって、ポットに種まきしておこうと思います。
季節の移ろいはとても密かですね。
セミの鳴き声にも、いつの間にかツクツクボウシが混ざってます。
そしてキキョウですね。嬉しいことに、ふだん作業しているこち
らの里山でも、2株のキキョウが野生状態で残ってます。
ソバナやレンゲショウマなど、晩夏の花々にも会いたいです。
黒部五郎ピストンと乗鞍… 灌漑深いですね。ずっと読ませてい
ただきました。素敵な山行、命の洗濯ですね。羨ましいです。
投稿: 翼 | 2014-08-19 16:22
翼さん、こんばんは。
今日は久しぶりに青空が広がりましたが、夕暮れが早くなって、虫の音など
聞かれるようになりました。
そちらのお山にもキキョウがまだ見られるんですね。
私の住んでいる辺りの里山では、嬉しいことに、まだぽつぽつと咲くみたいです。
ソバナ…昨日、キレンゲショウマを見に行った剣山で、たくさん咲いていましたよ。
今年は雨が多かったので、キレンゲショウマやソバナはとても綺麗でした。
夏の終わり頃は、秋の訪れが嬉しい反面、どことなくもの哀しいですね。
ヒグラシやツクツクボウシの鳴き声ももの哀しいです。
今年の夏の山行は、天気が悪くなったので、いったん下山して乗鞍に登ってくるという
ちょっと変則的なものになりました。
でも、自分で考えて自分の思ったように動いたので、充実していたと思います。
まさに、年に一度の命の洗濯ですね。(^_^;
投稿: keitann | 2014-08-19 23:24