荘内半島の妙見山~博智山を歩く
年末の大掃除の合間に詫間の博智山に登ったのは、12月26日のことでした。
その時は時間がなくて、妙見山までの距離がたった800mとわかったのですが、歩けませんでした。近いうちに歩きたいと思っていたのですが、11日に高校時代のバレー部の新年会でのこと、仲間の一人が「妙見さんって言うのを母親が良く言ってたけど、どこなのかな?」と。それはきっと仁尾の妙見さんのことやで、と私・・・。今度歩こうと思ってるから、その時は声をかけるから、と言って別れたのでした。
その翌週17日は特に予定もなかったので、運動不足解消でこの前から気になっていた妙見山にでも登ろうという気になりました。友人に約束通りメールをしたのですが、その日は寒い日だったのと、友人は膝の調子が悪くて登れそうもないというので、単独で行くことにしました。
自宅を出たのはお昼を回っていたと思います。
帰宅してから気づいたのですが、この日はデジカメの撮影日時設定がなぜかリセットされていたようで、すべての画像撮影時刻が1月1日0時0分になっているため、コースタイムの記録も正確なことはわかりません(^_^;
おまけにこの日は今年に入って二度目なんですが、財布を持ってくるのを忘れてしまったのでした。途中で気付いたのですが、取りに帰るのも面倒なので、そのまま登山口まで走ります。
↑画像は詫間から仁尾へと抜ける浜街道の詫間側の信号から博智山方面を眺めたものです。
このときはまだ登ってなかったので、わからなかったのですが、妙見山の山頂は博智山の奥に見えているようです。
反対側を振り返ると、私のフィールドである天霧山、弥谷山、黒戸山などが見えています。
詫間峠へと車を走らせていると、池の土手に「ばくち山」の案内板が立っていました。
ここからなら妙見宮へ近いはずなので、下山はなるべくこちらの方へ下りてこようと、このとき決めました。何しろ、妙見山~博智山と縦走すると、車の回収のために車道歩きがありますから、なるべく車道歩きが短くなるようにということです。
この池にもまた水鳥が泳いでいました。
このときは特に気づかなかったですが、キンクロハジロもいたようです。
池のほとりから眺めた博智山です。
向かって右が博智山山頂で、そのすぐ左に見えているのは妙見山ではなくて稜線上のコブだと思います。
画像は帰りに撮影したものですが、詫間峠を越えてしばらく走ると、妙見宮への標識が出ています。
↑これも帰りの歩きの時の撮影ですが、麓から大きな岩が山の中腹に見えていて、あれが妙見宮だろうということは簡単にわかりました。
↑浜街道から数分も車で登れば、さきほどの標識にあった「ふれあいプラザにお」に着きます。
すぐそばに駐車場が見えたので、車は「ふれあいプラザにお」の駐車場にとめることにしました。
この日は里山歩きには珍しく、ちゃんとザックを背負ってきました。
ザックを背負い、歩き始めます。
車道沿いに、センニンソウがまだ咲いているのを見つけました。
詫間や仁尾など海辺の土地では冬場でも時々センニンソウの咲いているのを見かけますね。
下の方に妙見宮の正規の登山口みたいなのが見えていましたが、そこまで行かずとも↑のような道標が見えたので、これに従って登ります。たぶん、こういう道は上で合流していますから。
上を見上げると、やっぱり妙見宮の大岩が見えています。
日射しはありますが、この日は風が結構冷たいです。
最初は車道のような道を歩いていくと、池の上を通ります。
冬まっただ中と言うのに、なぜか早くもフキの葉っぱが出ていました。
そして、その近くには、ツワブキの葉もあります。
海辺の山なので、ツワブキが生えているのは不思議でもなんでもないですね。
ハランは人が植えたものだろうと思います。
駐車場から10分ほど歩いたところで、↑のようなものが出てきました。
上を見上げると砂防ダムのようなものがあって、小さな沢が流れているようです。
この橋を渡って、どうやら上のほうに行けそうです。
山道を少し登ると、傍らにこんな石がありました。
刀石・・・なるほど、刀の格好をしてますね。
1月と言うのに、まだ咲いているイヌホオズキ。後ろの赤いのはサネカズラの果実です。
沢に沿って登っていきますが、ほとんど流れのないような沢ですが、セキショウが生えていました。
沢などで良く見かける植物です。
なおも登って行くと、大きな岩があって、これはなぜか「爪石」と言う名前がつけてありました。
こんなに大きくても爪の形をしてるんでしょうか?
案内板に書いてあった赤い橋が見えてきました。
ここで橋を渡ります。
橋の左岸のたもとには東屋のようなものがあって、下を見るとこちら側にも遊歩道のような道がついていました。
ここからは沢の左岸を歩いていくようです。
辺りにはコゲラやエナガのような小さい野鳥がいっぱい木にとまっているのですが、何しろ遠すぎてとても撮影できませんでした。
左岸の道をしばらく登ったら、車道に出ました。
上を見上げると、妙見宮らしき建物が見えます。
そのまま車道のような道を上がっていくのかと思い、歩いていくと・・・・
なんと車道は直ぐに行き止まりになっていて、イノシシの大きな罠が見えています。
そして、ここにもサネカズラの赤い実がありました。
鳥に食べられて、果実の部分はほとんどなくなっています。
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