5年ぶりに粟島の山に登る、その6、阿島山一周
三角点のある山頂からは展望はありませんでしたが、少し下っただけで、城山方面が見える場所がありました。
城山の向こうには荘内半島の最高峰、紫雲出山が見えています。
春の桜の季節に紫雲出山に登ると、粟島が良く見えるのですから、こちらからも紫雲出山が見えるはずですね。
ただ、柴谷山は紫雲出山からいちばん遠い位置にあるので、紫雲出山を見るなら城山からがいちばんでしょうね。
↑2012年4月に紫雲出山から撮影した粟島です。
手前に見えているのは城山で、柴谷山はその向って右手に見えています。
↑阿島山も見えていますが、大岩のあるピークも見えていますね。
草刈されていたおかげで、山頂まで難なく歩くことが出来てラッキーでした。
下山路は草刈されていただけでなく、ロープまで設置されていました。
どなたのお仕事なんでしょうか?
草刈された道を下ってくるPさん・・・。
本来なら背丈を超すスズタケが生えているので、相当なヤブ漕ぎになるところです。
14時2分、綺麗な道まで下ってきました。
下山ルートは南に向いて下っているので、この道は東西についているようでした。
どちらを歩いても車道に出るのだろうと予測して、少しでも東側に出ようと歩きましたが・・・・
東側には↑のようなお地蔵様があって、その先は墓地になっていて行き止まりでした。
そこで、引き返して西に歩くと、車道に通じる道になっていました。
車道に出てから、柴谷山の登山口を振り返りました。
青いベンチがあるところから登って行く道があります。
位置的には柴谷山の丁度、真南になります。
車道に出てからは、のんびりと歩いていると、紅白のウメが咲いていて綺麗です。
砂洲の辺りまで歩いてきて振り返った柴谷山です。
5年ぶりにリベンジが出来て、満面の笑みを浮かべて喜ぶRさん・・・。
私も、まさかこういう形で、柴谷山に登れるとは思っていなかったので、嬉しかったです。
↑5年前に城山から撮影した柴谷山は、緑が少ないですね。
やはり山火事で木々が燃えた後で、植生がまだ回復してなかったようです。
今年は山火事のあった山の斜面にも、若いヤマザクラの木が蕾をつけてましたよ。
砂洲の付近で、一服したのですが、問題はこの後どうするかです。
午前中にあちこち寄り道したりで、時間を食ってしまい、阿島山に登る時間が危うくなってきました。
取りあえず、この日は阿島山の偵察だけしようということになりました。
阿島山方面へと歩いていくと、白梅が満開です。
道ばたで咲いているので、こんなに間近で撮影できました。
途中、粟島神社裏の三角点なども気になりますが、まずは阿島山偵察と自分に言い聞かせます。
↑進行方向右手に阿島山が見えてきました。
樹種はわからないけど、照葉樹林に覆われた山のようですね。
先頭を歩かれるMさんのすぐ向こうはもう海です。
ここは西浜と言う海岸です。
西浜と言うだけあって、浜辺に出た途端に、北西の風が吹き付けてきました。
今まで島の南側を歩いていたときは、暖かだったのに、この場所に来て初めて、風が冷たいと感じました。
海の向こうには荘内半島が見えています。
お日様はすでに傾いて、西日が射しています。
15時20分、阿島の付け根のところまでやってきました。
ここから阿島33観音巡りとなるようです。
5分ほどで、観音巡りの基部にやってきました。
どうやら時計回りに巡るようです。
落ち葉の道を歩きますが、船の時間が気になるので、早足で歩きます。
15時46分、恐らく、阿島の北側と思われる場所で、赤テープと踏み跡発見です。
ここから登れるのでしょうね。
ですが、この日は時間切れなので、このまま一周することに・・・。
二面島が見えてきました。
石仏の置かれている場所に咲いていたヤブツバキは綺麗なピンク色でした。
二面島が邪魔するもののない姿で見えてきました。
せっせと歩くのですが、この後登り坂もあって、かなりの早足で歩くものだから、汗をかきました。
16時19分、阿島山を一周して、もとの場所に帰ってきました。
早足でも55分かかっています。
普通に歩いたとしても、1時間はかかるコースでした。
船は17時5分の船ですから、何とか間に合いそうですね。
港までの道は、今度は島の中央部を歩いて帰りました。
ここにもブイで作った人形が置いてありました。
そして、瀬戸内芸術祭で話題になった漂流郵便局は、こんなところにあったんですね。
粟島海員学校のところまでやってきました。
ここまでくれば、港はすぐそこです。
港には16時43分に着きました。
出航まで20分近くあり余裕でした。
とはいえ、この日は恐らく30000歩ほど歩いているのではないかと思うほど良く歩いて、なんだか足の裏が痛かったです。舗装された道を歩いたからでしょうか。足の裏にマメでもできたかと思ったほどでしたが、翌日には何ともなかったですが・・・。
↑港からは見慣れた天霧山や黒戸山が見えています。
↑帰りの船です。
小さくても座ってくつろげる座席があったので、足を休ませようと、靴を脱いで、皆で座ります。
乗船時間は15分と短めですが、コーヒーを入れて皆で飲んだら、ほっと寛ぎましたよ。
5年前に来たときは1月だったので帰りの船から夕陽が見えたのですが、流石に2月半ばともなると、5時過ぎにはまだまだ日が高くて夕日は無理でした。
丁度5年ぶりに歩いた粟島で、前回登り損ねた柴谷山に、Mさんのおかげで登ることができました。
次回は桜とツツジが美しい季節に、今回登り損ねた阿島山に登りに、再び粟島を訪れたいと思います。
コメント