残雪の寒峰へフクジュソウのお花見に、その1、フクジュソウ満開
3月最終の週末は、山友達のPさん、Rさん、そして私も特に予定がなく、久々に3人でどこかへ行こうということになりました。
行先は二人にお任せしてあったのですが、Rさんからフクジュソウを見に寒峰に行きませんかというお話があって、即、寒峰行きに決定しました。
実は寒峰と言うと、私は2007年2月26日にフクジュソウを見に登っているのですが、このときはいろいろと事情があって、フクジュソウ自生地までしか登っていませんでした。その後も毎年のようにフクジュソウを見に行くのですが、寒峰に山登りをして見に行ったことはなかったのです。
今年はまだフクジュソウを見てなかったし、たまには寒峰の山頂を踏むのもいいですね。
↑当日のお天気は予報ではそれほど良くはなかったのですが、良いほうに外れてくれて、朝から青空が広がり、フクジュソウも黄金色に輝いてくれました。
集合は3月28日6時半に財田の道の駅集合となりました。
当日朝はまずまずの冷え込みで、天気も良くなりそうです。
Pさんのご主人のMさんも同行してくださることになり、賑やかな歩きとなりそうですね。
車出しはMさんが引きうけてくださいました。
途中、いつものコンビニに立ち寄り、食料調達をします。
ソメイヨシノではないけれど、綺麗な桜の花が咲いていて、帰りは絶対に撮影しようということになりました。
その後、毎年、花散策で訪れるシロバナショウジョウバカマの自生地で花を見ますが、もう終盤のようです。それに今年はいつもより花数が少なくなっていると思いましたが、その後別の場所でいっぱい咲いているのを車から眺めて一安心でした。
アオイスミレもまだ咲いているようです。
今冬はなんだかんだ言っても、全体的には寒い年だったようです。
新しくトンネルがついたほうの道を走ってしまい、登山口を行き過ぎたりするなどしながらも、以前の登山口住吉神社までやってきたら、民家の傍でフクジュソウが朝日を浴びて咲き誇っているではありませんか。
この陽射しはいつまでもつやらわからないので、ここで一応、日の当たっているフクジュソウを撮影しようということになりました。
ところが、車をとめようとバックさせていたMさんが、車の左後輪を側溝に落としてしまいました。
さぁ、大変、女3人で大きな車がどれだけ持ち上がるか知らないけど、とりあえず3人で車を少しだけ浮かせたところ、Mさんのハンドルさばきで見事一発で後輪が側溝から出ました。すっぽりとあまりにも綺麗にはまり込んでいたので、出すのは無理かも?と思っていただけに、あまりの見事さに、呆気にとられました(^_^;4WDの車はさすがですね、
そういう私も以前、瓶ヶ森林道でお年寄りの運転する車と対向するとき、車を寄せすぎて脱輪したことがあり、そのときは通りがかった人5~6人が持ち上げてくれて何とかなったことがありますが、有難かったと同時に、山ではどんなことがあるかわからないな~と思ったものです。
Mさんの車も無事に溝から出すことが出来て、安心して撮影したフクジュソウです。(^_^;
東の方角の高みには、この日登ろうとしている寒峰の山頂方面がすっきりと見えています。
この眺めは8年前にも見覚えがありました。
因みに8年前の記録はこちらです。
このときは住吉神社から登れたのですが、その後、住民の方たちに迷惑だというので、登山口はもっと上になったそうです。
↑住吉神社からさらに車で林道を登ること10分ほど?
この辺りが上の登山口らしいです。
すでに先行者の方たちの車が10台ほど見えていて、何とか車を登山口近くに止めることができました。
やはりフクジュソウの時期には人気の山なんですね。
南側には剣山系の山々…天狗塚や牛ノ背、西熊山などが綺麗に見えています。
思ったより天気が良くて、もしかすると今日は展望も楽しめそう?
登山口付近から東を眺めると鋭く尖った山頂が見えていて、その下あたりに落合集落が見えています。なんともはや、祖谷独特の眺めですね。
尖った山頂はたぶん、滝下の天狗と呼ばれる山なんでしょうね。
癒しの温泉郷から三嶺に登った時も見えてましたっけ。
8時52分、Mさんを先頭に登山口から登り始めました。
ここから登るのは私は初めてです。
歩き始めてすぐに咲いていたのはコスミレでした。
登山道からも落合集落がはるか下に見えています。
黄色い花を咲かせた枝を空中に突き出しているのはシロモジかな?
シロモジの花を見るのは一年ぶりです。
登山口から10分ほどあるいたら、もうフクジュソウが出てきました。
登山道から下に黄色い花が点々と咲いているのが見えるので、下ってみました。
丁度見頃ですね。
8年前に来たのは2月末に来ていて、そのときも花はなんとか咲いていましたが、やはり見頃は3月下旬のようです。
ネコノメソウの仲間も咲き始めていますが、これはネコノメソウだったかヤマネコノメソウだったか?
まだ芽吹きも始まってない冬枯れ状態の木々の林床にぽつぽつと灯りを灯したように咲くフクジュソウはやっぱり春一番の花と言うにふさわしいですね。
真っ青な空に黄色い花が良く映えて、ほんとに最高の日に来ることが出来たと思いました。
大きな木の洞の中でも、大株に育って咲いています。
思う存分花を楽しんだら、再び歩き始めます。
寒峰にはフクジュソウの自生地がいくつかあるそうですが、どこまで咲いているんでしょうか?
登山道では頭上にシロモジの花も咲いていました。
アブラチャンは沢筋に咲く花でもっと花が小さいし、こういう明るい尾根筋に咲くのはたいていシロモジの花ですね。
青空に綺麗なレモン色の花を見ると、春が来たというのを実感できます。
登るにつれて、登山道のわきでも残雪が見られるようになりました。
こんにちは。フクジュソウを自生地で見たことがありませんが、やはりこういう眺めは良いですね。黄金の輝きです。
脱輪ですぐに脱出できたのは良かったですね。
投稿: 多摩NTの住人 | 2015-04-13 07:55
多摩NTの住人様、こんばんは。
フクジュソウは全国各地に自生地があるようなので、関東でもご覧に
慣れると良いですね。
そういえば、どなたかの画像で見ましたが、関東には一面びっしりと咲く
場所があるみたいですよ。
他には何も咲いてない中でフクジュソウだけが咲いているので、春一番に
咲く花だということが良くわかります。
脱輪は、「困った」と思ったのはほんの1分足らずで、助かりました。
さすがに4輪駆動だと違いますね。
投稿: keitann | 2015-04-13 23:16