二ツ岳登山のはずが変更で赤星山に、その4、アケボノツツジ
いつもの尾根コースに出てしばらく登っていたら、東側にアケボノのピンクが見えてきました。
そう、赤星山は山頂直下でアケボノツツジが咲いているのが見えるのです。
ただ、稜線にはシャクナゲなどの木があって、シャクナゲの分厚くて大きな葉っぱに邪魔されて、なかなかうまい具合にアケボノツツジが見える場所がありません。
なんとかシャクナゲのない場所を探して撮影しましたが、それでもいろいろな木々の枝が邪魔してこの程度にしか見えません。
仕方ない、アケボノツツジは、これから先もどこかで見る機会があることでしょう。
この日の予報は午後から雨が降るとのことなので、ゆっくりしている暇がありません。
赤星のトレードマーク、赤い星の描かれた祠が出てきました。
ここまで登ってきたら山頂はもうすぐそこです。
祠のすぐ横で咲いていたカタクリです。
6年前に来たときには祠周辺では咲いてなかったと思うのですが、増えたのかしらん?
あれまぁ、いつの間にか赤星のカタクリはこんな叢の中で咲くようになったんですね。
咲いている雰囲気が何となく6年前とはちょっと違うような気がしましたが、6年も経てばいろいろなことが変わって当然でしょうね。
以前良く行ってたナスビ平のカタクリはシカに食べられて咲かなくなったということですし・・・。
山頂には10時46分着でした。
案の定、Pさんの知人の方たちに「ゆっくりでしたね」と(^_^;
二ツ岳は見えてはいても、稜線にはガスがかかっています。
やはり赤星に変更して正解だったようです。
山頂は相変わらず枯草が広がっていて、眼下には瀬戸内海や下界の家々が意外とはっきり見えています。
前に来たときは山頂にはあまりカタクリが咲いてなかったように記憶しているのですが、今回は山頂の枯草の中でもまずまず咲いていました。
6年前に来たときもその前に来たときも、山頂は100人ほどの人で賑わってましたけど、今は赤星よりも早くに鋸山に咲くので、皆さん、そちらで堪能するのか、赤星には以前ほど人が来てないように感じました。
ともかく山頂に着いたということで、お昼にします。
慌ただしくおにぎりを食べましたが、私だけはしっかりと食後のコーヒーも飲みました。
そのまま下山しても良かったのですが、Pさんが豊受山の方に少し歩いたらアケボノがあると教えてくれたので、少しだけ行ってみることにします。
山頂から東へ向かう道はちょっとしたカタクリロードでした。
稜線をほんの少し歩いただけで、ほんとにアケボノが咲いていました。
ただし、空が雲り空なのでアケボノのピンクがイマイチ映えません。
プラス補正で撮影するのですが、それも限度があるようです。
まぁ、天気はイマイチですが綺麗なアケボノが見られたということで、後は下山することにしました。
こちらミツバツツジの花です。
帰りにもう一度、山頂から下界を眺めます。
下は天気が良さそうですね。
そして、これも下山時にもう一度遠景のアケボノを撮影します。
過去2回、カタクリの季節に赤星に登ってますが、こんなn咲き進んでいるのを見たのは初めてです。これはうかうかすると、今年のアケボノはあっという間に終わりそうです。(事実、あっという間に終わったようです)
下りはいつものルートを下ります。
↑こんなキンバイの仲間みたいな花が咲いていましたが、花弁の周囲が白くなっています。
メギの花も目立たないですが、Pさんが見つけてくれました。
これは山菜になるコシアブラ・・。
先行された団体さんがヤマナシの木の付近で休憩されていました。
雨が降りそうなので、私たちはそのまま歩きます。
可憐な花はとっくに終わって、3裂した葉が出てわかりやすくなったシロモジ。
登山口付近では、不思議とここだけ咲きあがったユキザサを見かけました。
中国地方の山にはユキザサは多いけど、四国の山ではそれほど多いわけではありません。
結局、下山してきたのは13時半頃でした。
この日は早めの下山だったので、帰りの道中でも何度も車を停めてもらって、花を見ました。
↑真っ白に雪が積もったように咲いているのはコンロンソウ。
平野部ではとっくに終わったフジの花ですが、まだ咲き初めでした。
綺麗な色のアケビにも出会いました。
これも驚いたことの一つで、早くもコガクウツギが咲いていたのです。
いつもだと5月末頃に良く見ているように思いますが・・・。
なんとユキモチソウもまだ咲き残っていました。
以前もこの道沿いでユキモチソウを見ています。
高知や徳島にはユキモチソウは多いですが、愛媛ではあまり見られなくて、私もここでしか見ていません。
大きな木にすっぽり絡み付いたミツバアケビです。
花がアケビとは全然違うので、すぐにわかります。
ツリバナの小さな花も見つけました。
そういえば、赤星には秋に来たことがありません。
一度ぐらい、秋にも来なくては・・・。
コバノガマズミは葉柄がごく短いことで区別がつきますね。
車道に出てからは、キシツツジを探しました。
この優しい色合いは一度は見ておかないと・・・・
キシツツジを見ていて、ふと視線を下に下ろしたら、なんとジャケツイバラも咲いていました。
ジャケツイバラを見下ろすなんて初めての経験でした。
帰りは、金砂湖方面に来て時間の余裕があれば一度立ち寄ってみたいと思っていたカフェに寄ってみました。
車道から眺めるのとはまた一味違う景色がカフェのテラスに立つと広がっています。
新緑の何とも言えない色合いを見ていると、また寿命が5年伸びてしまったかな?(^_^;
ケーキセットでも頼もうと思っていたのが、Rさん、Pさんともにランチを食べると仰るので、お付き合いしました(^_^;
女3人寄れば、美味しいものは絶対にはずしませんね。
↑帰りに豊浜SAから眺めた背後の山はクロバイの白い花が良く目立っていましたよ。
次の記事で、赤星山で見てきた花をアップしてみます。
高松道通過中に見えた白い花、なんだろうと思っていました。
クロバイだったのですね。
有難うございました。
投稿: くらちゃん | 2015-05-19 11:08
くらちゃん、こんばんは。
そうなんです、豊浜SA近くで見かけるのはクロバイという木の花です。
四国でも香川には比較的多いのですが、他ではあまり見ないようです。
私ももう5年ほど前に気になって、いろいろ調べたので今ではわかります。
投稿: keitann | 2015-05-19 22:39
ご無沙汰してました。
クロバイの花ですか!
数年前に列車の窓から見た花と同じようです。
場所もその辺でした。
近くから見ることがかなわなかったので、調べることもできずにいました。
今年も訪れた四国、列車の窓から「この辺だった? あの白い花?」と友人と探しましたが見つかりませんでした。場所がずれていたのでしょう。
ありがとうございました。
なんかスッキリしました。
投稿: プルメリア | 2015-05-19 23:21
プルメリアさん、こんばんは。
今朝は早朝から姪っ子とその友人を寒風山と言う山に連れて行ったので
コメントの返信が遅くなりました。
5月初めに咲く白いもこもことした樹木の花はクロバイと言います。
ハイノキの仲間らしいです。
遠くで咲く花を車屋電車の窓から見かけて何だろう?と思うことが以前からよく
ありました。
10年以上も前に娘を大学に入学させるときに福山近辺で見たのはタムシバでした。
その時も調べまくったのです。
オオバアサガラもそうでした。
クロバイも10年ほど前から見かけていますが、近年増えているようです。
香川の里山ではマツが松枯れ病などで枯れた後に山桜やこのクロバイが生えている
ようです。
良くわからない花があると心に引っかかりますよね。
投稿: keitann | 2015-05-20 22:55