オオヤマレンゲを見に裏寒風西尾根へ、その1、キツリフネ
今年の山の花は例年より1週間~10日ほども開花が早くなっています。
稲叢山のオオヤマレンゲもちらほらと咲き始めたという話を聞き始めると、ちょっと早いけど6月13日にオオヤマレンゲを見にどこかに行きましょうと言う話になりました。
稲叢山のオオヤマレンゲは登りも大したことなくて楽に見られますが木が古くなって花数が減っているので、あまり気が進みません。
東赤石にはどうせならタカネバラが見ごろの時に行きたいし、そうなると裏寒風にでも行こうかな?という気になりました。裏寒風西尾根なら標高1500mぐらいからオオヤマレンゲの木があるので、どこかで花が咲いているでしょう。普通は桑瀬峠から登って上から下りてくるのが多いようですが、それではつまらないし、山はやっぱり周回コースで歩くのが面白いですね。
ただし、このコースは車道歩きが長いので、山で時々お会いするKさんにブログを通じて連絡させていただいたら、Kさんも丁度同じ日に裏寒風に来られるようで、運が良ければ、車道歩きをしなくて済むかもしれません。
今回はPさんが車出しを引き受けてくれ、大野原インター近くで6時に集合です。
↑この日、裏寒風で見ることができたオオヤマレンゲです。
咲き初めでしたが、綺麗でしたよ。
西条インターで高速を下りて、いつもの道を走っていると、この時期にしては石鎚方面もまずまず見えています。
↑鉄塔の奥に見えているのが石鎚です。
国道194号を南に走ると、周囲の山々は早くも緑が濃くなり、5月までの新緑の面影はありません。
新寒風山トンネルの手前から旧道を登っていきます。
↑5月に姪たちを連れて寒風山に登った時に、水汲み場の近くにオオナルコユリの株を見つけていたので、車を停めてもらい、花をチエックしてみました。
花は少し残ってましたが、一カ月近く経っているので、見ごろは過ぎましたね。
ウツギの花がその代わりに花盛りとなっていました。
どこででも見かける花なのでわざわざ車を停めて撮影はしませんけど、それでも清楚でなかなか美しい花ですよね。
登山口の西尾根の取りつきには7時40分ぐらいの到着だったようです。
先客の車が1台駐車してあって、女性3人が登る支度をしているところでした。
地元愛媛の方だったようですが、ここでお見かけしただけで、その後はなぜか一度も合うことなく終わりました。
↑車を駐車したすぐ後ろで、こんな白いホオズキの花が咲いていて、そのときは見たことのないホオズキの花と思い、一生懸命撮影したのですが、なんと、帰宅して調べたら、これが普通のホオズキでした(^_^;たいていの花は自宅で栽培したことがあるのに、ホオズキは今まで栽培したことがなくて、どんな花が咲くのか知らなかったというお粗末でした。それにしても、こんな山中になぜホオズキの花が咲いてたんでしょう??
私たちが支度してる間に愛媛の女性3人組は早々に登られていきました。
登山口周辺にはキツリフネもたくさん咲いていて、昔は剣山に行く途中の車道沿いなどでも良く見かけたのに、最近はキツリフネもあまり見なくなったので、いそいそと撮影です。
そういえば、4年前に来たときはこの西尾根は初めて登るということで、しかも言いだしっぺが私だったので、前もってルートの下調べなどに気を取られて、肝心の一眼カメラを忘れてしまい、コンデジで撮影したという失敗話があったのでした。今回は二度目と言うことで、4年前の自分のブログ記事にも目を通さず来てしまいましたが、登山口について、その時のことを思い出しました。
因みに4年前の記録はこちらです。このときはオオヤマレンゲが見頃でした。
キツリフネを正面からも撮影します。
Pさんの話では高知にはキツリフネが咲く場所が少ないそうです。
何でも良く咲く高知にキツリフネが少ないなんて初耳でした(^_^;
マルハナバチかな?キツリフネの花冠の奥に潜り込む姿がユーモラスで愛らしい・・・
花は丁度このハチが潜り込むのに都合の良い大きさなんですよね。
自然界のうまい仕組みに脱帽です。
登山口スタートは7時52分です。
4年前は7時20分にスタートしてますから、今回は2度目とあって気分的にものんびりだったようです。
4年前には取りつきには赤テープが賑やかにぶら下がっていたのですが、今は何もありません。
↑4年前の西尾根取りつきの様子です。
赤テープがベタベタありますね。
↑ほんの5mぐらい登ると、こんな植林帯の様子が目に飛び込んできます。
今どきの花、コガクアジサイが地べたで這うように咲いています。
ヤブレガサかな~?
この辺りだけで見かけました。
このコースではずっと見ていたようなツルシキミです。
さすがに花や赤い実はもう見られず、実り始めたまだ青い実だけが目につきます。
尾根を境に境界になっているらしく、↑のような境界杭をこの先も所々で見かけました。
これを境に植林と自然林に分かれているところが多かったです。
取りつきの赤テープは撤去されてましたが、いったん登り始めると、随所に赤テープがあります。
赤テープがなくともルートははっきりしているので、あまり迷うところはないと思いますが・・・。
下に白い花が落ちていたので、エゴかな?と思い見上げると、ハクウンボクの花です。
ハクウンボクは山では大きくなる木で、だいたい樹高8mぐらいはあると思います。
望遠レンズで引き寄せても、一つ一つの花までは、なかなか確認できません。
余談ですが、このハクウンボクは庭木として市販されていて、花友達でこの木を植えた方がいたので、種をいただいて播いておいたら、春に発芽して今では15センチほどに育ってますよ。(^_^;
確か前回三角点を見ているはずと思ったのですが、8時38分、三角点のところまで登ってきました。三等三角点の「谷崎山」と言うようです。標高は1203m。
取りつきが標高971mなので、標高差250m弱を登ってきました。
気温は低いですがムシムシしているのですでに汗びっしょりです。
水分補給、塩分補給が必要ですね。
ここで休憩を取るとしましょうか。
↓この日のログです。
寒風茶屋から尾根の取りつきまでの車道はAさんの車で送っていただきました。
ありがとうございました。
こんにちは。オオヤマレンゲは見たことがありませんが、モクレンの仲間なんですね。魅力的な花ですね。やはり香りも良いんでしょうね。
投稿: 多摩NTの住人 | 2015-06-28 19:34
keitannさん こんばんは、
今日は、一緒に歩かせて頂き有り難うございました。
「寒風山にもキツリフネがあったのですね。」
今日もキツリフネは沢山咲いていましたね。
いつもは林道沿いで見えるのですが、刈り込まれていたので林道ではキツリフネは見えませんでした。
登山道を歩いたのは初めてでしたが、歩けば車では見えない花も見えて良いですね。
それに花に詳しい人と歩けば楽しさ倍増です。
今回も沢山のおやつ美味しく食べさせて頂きました。
又 機会があれば宜しくお願い致します。^^!!
投稿: クムトマト | 2015-06-28 20:26
多摩NTの住人様、こんばんは。
オオヤマレンゲは関東にお住いの方には馴染みのない花でしょうね。
私は今日もオオヤマレンゲの花を見られましたよ。
今日で連続3週見たことになります。
ハクモクレンの花を半分以下にした大きさで真っ白な花です。
香りは優しい上品な香りですよ。
投稿: keitann | 2015-06-28 21:59
クムトマトさん、こんばんは。
今朝はSMSに気づかなかったようで、失礼しました。
そうなんです、寒風山でキツリフネを撮影していると、ピオーネさんに
「高知では中津明神でしか見ない花です」と言われ、驚いたことでした。
去年も林道沿いでは見かけなかったように思います。
車で走るのと違い、足で歩けば小さな花なども目について良いですね。
私なんてまだまだ花に詳しいとは言えないけど、図鑑で見るより一緒に
歩いて得た知識のほうが良く覚えるみたいなので、ちょっとでもお役に
立てたら幸いです。
私たちはあの後、やっぱり茶畑プリンのお店で清流仁淀川を眺めながら
美味しいソフトクリームをいただいて、最高のひと時でした。
こちらこそ、またお会いできると良いですね。
投稿: keitann | 2015-06-28 22:07