念願の土佐矢筈へ、その1、懐かしい京柱峠から登る
お盆休みもそろそろ終わりと言う8月第三週末は、いつもの山仲間のRさん、Pさん、そして私も特に予定がないのでどこかに行きましょうと、その前の週の四国カルスト行きで話していました。
そろそろ連絡を取って、行先を相談しようかなと思っていた頃、大山振子沢をご一緒したYAさんからメールが届きました。週末にどこかに登るならご一緒したいという文面です。慌てて、PさんやRさんにメールをして行き先を考えました。私の頭では、この時期なら剣山方面か安居渓谷からの筒上、あるいは赤石縦走リベンジぐらいしか思いつかなかったのですが、Rさんから「京柱からの土佐矢筈や小檜曽山もお手軽でいいかも」という案が出ました。
そういえば、土佐矢筈は一度登って見たいと思いながら、まだ登ってなかったんだった、それが良いわということでPさんに連絡したら、Pさんも賛成してくれて、すぐに話がまとまりました。
↑初めて歩いた土佐矢筈山への道はこんなに気持ちの良い笹原歩きでした。
ドライブで初めて京柱峠に一人で訪れたとき、たまたま登山者の方を見かけ、京柱峠から土佐矢筈山に登れると知ってからほぼ10年。折りに触れて登りたいと思いながら、10年越しでやっと願いがかないました。
さて、行先が決まったので、YAさんにも連絡をします。今回はYAさんが車を出してくださることになったので、丸亀の某所で5時半集合としました。高松のRさん、岡山のYAさんご夫妻、私がここで集合した後、いつものように豊浜SAでPさんを拾うという手はずです。
前日になって、Pさんから「京柱峠の茶店でしし肉うどんを食べませんか?」というメールが届いたのですが、しし肉が引っかかって、Pさんには悪いけど、特に返信はしませんでした(^_^;
当日15日は集合場所にいちばん近い私がいちばん遅い到着でした。(^_^;YAさんの車に荷物を積み込んだ後、高速に乗り予定通りSAでPさんと合流します。お盆中でしたが、SAはそれほど混んでいるわけでもなく、私はSAの売店でその日のお昼用のおむすびを調達しました。
後は順調に走り、思ったより早く大豊インターを下りることができました。その後も、私たちなら途中で何度か停まったかもしれないであろう京柱峠への山道運転もYAさんのスムーズな運転のおかげですいすいと登ります。
↑京柱峠到着は7時25分です。
丸亀から丁度2時間で到着と言う早さでした。
私たちの運転だったら、こんなに早くは着かなかったことでしょう。
↑これは下山してから撮った画像ですが、京柱峠は標高1133mあって、ここですでに香川の最高峰に近い高さです。車を下りるとひんやりとした空気が気持ち良いこと・・・・。
下界とは全然違いますね。
見覚えのある、茶店?うどん屋?さんが、まだちゃんとありました。
実は私が初めて京柱峠に来たのは、もう10年ほど前のことで、最初は一人でドライブで来たのでした。ネットで徳島と高知の県境に京柱峠と言う峠があると知り、名前が素敵だったので、一度行ってみようと憧れていました。一人で京上トンネルの手前から国道439号を登ったのですが、その頃は一部未舗装のところもあって草が生えていたりで、まさに酷道だな~と思ったものです。
京柱峠に着いて、眺めを楽しんでいたら、山歩きの服装の人が下山してこられて、ここから土佐矢筈山に登れるということを教えてもらいました。それ以来、いつかは京柱峠から土佐矢筈山に登ろうと、ずっと思っていたのです。
二度目に京柱峠を通ったのは2007年8月に主人の友人の方とオコヤトコから天狗塚に登った時で、このときは林道樫尾阿佐線が通行止めだったため京柱峠経由でオコヤトコに行ったのでした。もちろん車が入れるのは途中までで、通行止めのゲートからは1時間弱の林道歩きをせざるを得なかったのですが、このときは京柱峠は通過しただけです。一人で京柱峠に行ったのはその前の話ですから、やっぱり10年ほど前のことですね。
因みにオコヤトコから天狗に登った時の記事はこちらです。
という訳で、1この地で車を下りたのは10年ぶりと言う京柱峠・・・懐かしい。
眺めを激写するRさんと展望を楽しんでいるPさん・・・。
その視線の先の風景は・・・・
↑こんな素晴らしい眺めです。
今、走ってきた西側の眺めですね。
茶店の横にはこの時期の花、ヒオウギの花が咲いていました。
いつもはあまり撮影しないダイコンソウですが、この時期の土佐矢筈には花が少ないそうなので、ダイコンソウも撮影しておくとしますか。
峠付近には「熊出没注意」の看板もあります。
この辺りは、ほんとにクマの目撃情報があるということです。
皆でくちぐちに「クマ鈴を忘れたね、でもこれだけ人数がいればうるさいからクマも出ないでしょう」と、登る前から賑やかです(^_^;
歩き始めは丁度7時半で、予定通りですね。
最初は林道京柱線を少しだけ歩くのですが、道沿いに見かけたのはサワオトギリでした。
7時34分、小檜曽山登山口通過です。
ここから登山道になるようです。
私にとっては初めての山なので、トップはPさんに歩いてもらいました。
YAさん夫妻は驚いたことに、この土佐矢筈や小檜曽山にも登られたことがあるそうです。四国の人間顔負けですね。
最初は樹林の中を歩きます。
次いで草原の中を進みます。
直ぐに、植林帯の中を歩くようになります。
↑木の枝に巻いた赤テープが見えていますが、この辺りはこのテープがいちばん信用できそうでした。
後を振り返ると、北側の山に草原が見えています。
草原は牧場跡だそうで、これがかの阿佐尻山だとYAさんが教えてくださいました。
8時22分、右へ進むと原生林と言う分岐まで登ってきました。
天気の良いうちに原生林を見ておきましょうと言うことで、ここは右に進みます。
お久しぶりです
何かと野暮用が多くてしばらくぶりにお邪魔させていただきました
すごいパワーとエネルギーで山登りをされていますね
山好き 花好き keitannさんのブログの名前通りですね
京柱峠 ほんと! 名前が素敵ですね
高知県の風景は・・・ 「山の中腹に集落があります」とあるかたから教えていただきましたが山々の風景にそのような生活が見えますね
今回の台風も各地に大きな爪痕を残して過ぎましたがkeitannさんのお住まいの方も大変だったでしょうね
投稿: あかね雲 | 2015-08-26 11:35
あかね雲さん、こんばんは。
メールの返信、ありがとうございました。
今年はいろいろな条件が上手く整ったのか、思いのほか山に行けてます。
週に一度はどこかに登っているという感じでしょうか。
山登りは一人では行き難い山もあったりするので、仲間がいてくれるから
行けるということもあります。
自分の体力や家族の健康などもありますから、後何年、これが続くか
わかりませんが、登れる間は楽しみたいと思ってます。
京柱峠・・・・高知と徳島の県境の辺鄙な地に京柱などという風流な名前が
ついていることに、なんとなく惹かれました。直ぐ近くにはアリラン峠という
これまた変わった峠がありますよ。(^_^;
この京柱峠も峠からちょっと下ったところにまで集落があって、驚きます。
日々の生活はどんなに不便だろうと思うのですが、高くて見晴らしの良い山の
上は確かに気持ちは良いのでしょうね。
台風15号は九州はずいぶん被害が出たようですが、私の住む辺りは特に被害も
なくて、庭の木の葉が少し多めに散ったぐらいでした。
御心配いただき、ありがとうございました。
投稿: keitann | 2015-08-26 22:52