ジャンボフェリーと電車で伊吹山弾丸登山、その1、アプローチ
ここ数年、夏と春には青春18きっぷを買うのが我が家では恒例となっています。
今年も7月中に買ってあったのですが、主人もいろいろと都合があったり、私も野暮用があったりで、そうこうするうちにお盆休みに突入してしまい、18きっぷ利用での旅もなかなかできずにいました。
8月も下旬になったら乗り物や宿も空くだろうし、18きっぷでどこかに行こうと思いつきました。行先は北九州あたりかもしくは伊吹山方面のどちらかとまでは決めました。北九州行きなら平尾台に行こうかなと、下調べなども少ししていました。
それが台風が来たりで、天気の良い日をと考えると週末の22日~24日のお出かけになってしまうようです。そうなると、いつもの週末の山行きは行けないので、山仲間のPさんに前もって連絡を入れる必要があるので、電話をしました。話している最中にに、ふと、Pさんを伊吹山行きにお誘いしてみようかと思いつき、もし一緒に行くようなら、また連絡してねということで、電話を切りました。
↑8月23日に登った伊吹山の山頂から中央遊歩道方面を眺めたところです。
この日は素晴らしい晴天で、おかげで展望はばっちりでしたが、私自身は軽い熱中症になってしまったようで、ちょっとしたハプニングがありました。
さて、Pさんからは後日、伊吹山に同行しますとの旨のメールが来ましたので、ここから本格的に計画を立てました。当初は行きか帰りに18きっぷを利用して、伊吹山周辺で一泊するのも良いかと思っていたのですが、Pさんと2人なら宿の手配がちょっと無理かも知れないので、ジャンボフェリーを利用することにしました。フェリーなら深夜に高松を出るので、船中で4時間ほど仮眠できます。早朝に神戸に着くので、電車利用で登山口最寄りの近江長岡駅まで行き、駅からは登山口までバスを利用するという計画です。
そうと決まったら、ネットでフェリー、電車、バスの時刻を調べました。
「駅から時刻表」でいろいろ調べたのですが、どうも長岡駅着が9時過ぎになってしまうようで。9時45分のバスにしか乗れないようです。ところがPさんが詳しく調べてくれて、三ノ宮発5時43分の電車に乗り大阪駅で乗り換えをすることで、近江長岡に少し早く着くことがわかりました。それだと8時45分のバスに乗れますね。良かった良かった・・・。帰りもなんとかその日のうちに帰れそうなので、宿泊費も要らないし、18きっぷを1枚だけ利用と言うお得な山行になるはず。
旅も山行もいろいろと頭を使ってプランを練り、割安に上げたり、面白い旅にするというのが私のモットーですね。
集合は坂出の某所に22日の23時半としました。予定では約24時間後にこの場所に帰ってくることになるはずです。
私の車で坂出を23時半に出て、高松のジャンボフェリー乗り場には0時過ぎには着きましたが、乗り場に着くと、なんと、すでに長蛇の列が出来ていてびっくりしました。ジャンボフェリーは5年ほど前まではアルプス行きによく利用していたのですが、私が利用していたのは夏休み前の7月半ばだったので、フェリーは空いていたのです。(因みに船着場には無料駐車場があるので、それを利用します。)
今回は、夏休み、しかも土曜の夜とあって、ずいぶん盛況ですね。
おまけに繁忙期料金+深夜料金と言うことで、乗船料金は2590円と割高で、これは想定外でした。(^_^;10年ほど前はジャンボフェリーはずいぶん割安で1500円もあれば神戸まで行けるという感覚だったのですが、そうはうまくいきませんでした。
早目に船着場に着いたので、船に乗り込んでみたら、何とか横になる場所は確保できました。
船は予定通り、1時出航です。
あまり冷房が効いてなくて、暑かったのですが、まぁ、風邪をひくよりはましかな?
途中何度か目が覚めますが、最終的には着岸を知らせる放送で4時半ごろに目が覚めました。
↑神戸に着いたジャンボフェリーです。
たいていは予定より早く着くことが多く、この日も5時15分着の予定ですが、実際は5時には着いていました。
私たちは山歩きをする人間なので、シャトルバスには乗らず、三ノ宮駅まで歩きます。
まだ辺りは薄暗いですが、三ノ宮辺りのビルがもう見えています。
周囲はそろそろ白み始めていますね。
三ノ宮駅には5時20分ごろに着きましたが、マックで朝ごはんを調達することにします。
これが結構手間取ってしまい。電車には何とかぎりぎりで間に合いました。
この先もいつもの私たちには似合わず、食糧確保に苦労する山行となってしまいました(^_^;
予定の電車に何とか間に合ったのですが、電車の窓からご来光を拝むことになりました。
お行儀悪いですが、マックを齧りながら向いの窓から六甲の眺めを楽しみます。
電車の窓がやけに広々としていることに、初めて気づきました。
六甲の眺めの前では女の子が居眠りしていて、画像に入ってしまいました。申し訳ない・・・・
そういえば、18きっぷで六甲の摩耶山に登ったのは一昨年だったかな?
予定通り大阪駅で快速に乗り換え、京都を過ぎ、米原付近まで来たら、周囲はすっかり田園風景でした。
米原では今度は大垣行きか何かに乗り換えるのですが、1つ前の電車が遅れて着いたらしく、予定より早く米原を出発します。
目指す伊吹山が電車の窓から見えてきました。
今日は伊吹山が良く見えていますね。
8時16分に近江長岡駅に着きました。
↑駅のホームから撮影した伊吹山です。
稜線までえらくくっきりと見えていますね。
長岡駅で下りたら、駅前広場でも伊吹山を撮影してみました。
4年前にやはり18きっぷ利用で伊吹山に来ているのですが、そのときは駅で撮影した記憶があっまりないので、こんなに良く見えてなかったようです。
駅の近くにコンビニがないかと尋ねてみたのですが、4年前と同じで、近江長岡駅はやっぱりちょっと辺鄙な駅で、コンビニもお店もありません。
ポカリだけは自販機で調達しました。
伊吹登山口行きのバスがやってきました。
マイクロバスみたいだな~と思っていたら・・・
この日は乗客が多そうなのでと、車庫の中で待機していた普通のバスを出してくれるようです。
4年前に来たときは、乗客も4~5人しかいなくて、おまけに登山者は1人か2人だったのに、今回は登山の格好をした人が10人以上はいます。天気の良い日曜日なので多いのか、それとも全般的に登山者が増えたのか、よくわかりません。
↑バスの車内の様子です。
大きなザックを持った人もいますね。
バスの中から眺める伊吹山もくっきりでした。
この日は地蔵盆の日だったのか、途中のあちこちのお地蔵さまに人が集まっていろいろなお供え物をしたり提灯を吊ったりしているのが目につきました。古くからの行事が受け継がれている地域なんですね。
9時15分に、見覚えのある登山口に着きました。
トイレをお借りして、ソックスを登山用のウールのソックスに履き替えます。
因みにこの日の私の靴は登山靴ではなく、ウオーキングシューズです。
4年前はお葬式に履いていった黒い靴で3合目から山頂まで登ったのですが、今回はウオーキングシューズなので、、ちょっと進歩ですね(^_^;
駅で行動食が買えなかったので、バス停近くのお店でおせんべいを1袋買いました。
山頂には茶店がいっぱいあったので、山頂までこれで何とかもたせる予定です(^_^;
参考までに2011年の伊吹山の記事はこちらです。
登山口には4年前にはなかった「入山協力金受付」が出来ていました。
いつから出来たんでしょう?
協力金300円を払って代わりに↑の地図をいただきました。
歩き始めは9時18分です。
keitann様 こんにちは
こちら側から登る伊吹山は王道でしょうね。
でもそんな道にも協力金の”バリケード”が出来たのですね。
ここへ来るまでに、夜の航路をこなし、JRの乗り継ぎなど、随分苦労してきたその挙句に、又出費とはちょっと不本意ですね。
熱中症・・・・・睡眠不足はてきめんですね。
それにしても若い人顔負けの24時間となりますね。
投稿: ぶちょうほう | 2015-09-03 13:44
ぶちょうほう様、こんばんは。
伊吹山への登山口と言えば、便利なのはやはりバスが通っているこのルートに
なりましょうか。
協力金は確か、富士山でも徴収するようなことになったのではなかったでしょうか。
人が多く入る山はオーバーユースになるため、その対策を講ずる元手になるんでしょうか。
今回はシカの食害対策なのかな?とも思いました。
300円ですから、それほど大した金額ではないですが、これは予想外でしたね。
ちょっとハードな24時間でしたが、往復の運転をせずに済むので、車とどちらが
楽なのかな?とも思いましたが、たまには電車利用の山歩きも趣が変わって良いですよ。
投稿: keitann | 2015-09-03 22:46