紅葉の西赤石へ、その3、アカモノの果実
キッコウハグマの撮影でかなり時間をかけたし、その後のダイヤモンド水でも休憩したので、歓喜坑ではもう休まずに登ろうかと思っていましたが、Pさんが休憩を取りましょうと言うので、ここでも少しだけ休みます。時刻は8時54分です。
↑西赤石はアケボノツツジの咲く季節には、週末ともなると恐らく100人を超える登山者で賑わう山ですが、秋の西赤石は静かなもので、誰にも会わない静かな歩きです。
ツガザクラの時期もアケボノツツジの時期ほどではないですが、まずまずの人がいるのですけどね。
↑この辺りから、見事に色付いたカエデの仲間が出てきました。
登山道沿いにはアサマリンドウの花が見えているけど、生憎と開花はしていません。
時期的にはそろそろ花も終盤なんでしょうか。
登山道沿いの木々もうっすらと染まっています。
これはミツバツツジの色のように見えますが・・・・。
稜線もそろそろ近いので、空の青が良く見えるようになりました。
一際赤く染まったカエデです。
9時16分、牛車道との合流点に着きました。
ここまでくれば、銅山越はすごそこです。
先ほどから気にかかっていた山を眺めるPさん・・・。
どうやら三ツ森山と大座礼山が見えていたようですね。
Pさんが見つけてくれたコバノフユイチゴの果実です。
この山にはコバノフユイチゴが多くて、ツガザクラを見に来ると、いつも白い花が咲いていますが、果実を見たのは初めてでした。何しろ秋の西赤石は初めてなのです。
9時19分、銅山越に着きました。
少しだけ西の方角歩いて見ます。
銅山越付近の尾根にもアカモノが多いのですが、ここではアカモノの果実がまとまって実っていました。
果実を一つお味見してみたら、これも薄甘い味がしました。
西赤石方面を眺めたら、山頂付近は赤く染まっているようですね。
楽しみ~。
望遠レンズで引き寄せてみました。
こちらは新居浜の街と瀬戸内海になるのでしょうか。
いつもツガザクラを見に来る頃には、これほどはっきりとは見えないのです。
秋はさすがに遠望が利きますね。
9時25分に、山頂目指して出発です。
確か、銅山越のすぐ上辺りに、オトコヨウゾメヶあったはずと探したら、果実が見えました。
オトコヨウゾメは花も果実も綺麗ですね。
そして、この辺りまで来ると、アカモノの葉も紅葉していて、白い花とのコントラストがとっても綺麗です。
keitann様 こんにちは
前記事のキッコウハグマの花の塊は見ものですね。
仰言るように。閉鎖花が多くて、一度にこれだけたくさんの花を見ることができるのは珍しいのではないでしょうか。
それからもうひとつ、キッコウハグマは花が小さくて、全草の写真を撮りにくいですね。
こちらの記事では、歓喜杭ですか?石に囲まれた異様な雰囲気の坑道?が見えて、不思議に思いました。
そして、いよいよ素敵な紅葉・黄葉ショーの始まりみたいですね。
南アルプスの戸台側の黄葉も赤い色が少なくて、黄金色の眺めだったような気がします。
こちらで見る西赤石方面の眺めと大差はないように感じました。
でもこの眺めが奥行きがある素敵な黄葉だと思いますね。
アカモノの花も実も見られるなんて、これは珍しいのではないでしょうか。
普通、花は夏でしたよね。
投稿: ぶちょうほう | 2015-10-29 09:40
ぶちょうほう様、こんばんは。
キッコウハグマは毎年、香川の里山でも見ているのですが、精々、数株程度しか
咲いてなくて、それでも見たくて、足を運んでいます。
この場所は8月末に亡くなった山友達が5年ほど前に紅葉を見るために登った折りに
たまたまキッコウハグマの群生があったのよと教えてくれました。
だのに、私はどういう訳か西赤石の紅葉とキッコウハグマだけは見たことがありま
せんでした。この時期はいろいろな行事が入ったりで、登れなかったのでしょうね。
西赤石は別子銅山と言う大きな銅山があった山です。
西赤石の銅のおかげで新居浜の住友が発展したのですね。
そんな経緯があるので、ただの山という訳ではなく、この辺りは銅山とは切っても
切り離せない歴史のある山です。
南アルプスの戸台もまた黄色く染まるのですね。
昔は戸台から登ったことがなくて、赤石なら椹島から、北岳なら広河原からでしたね。
花の追っかけばかりをしてきたので、秋のアルプス方面はあまり訪れていませんが
これからは紅葉の時期に登ることを考えても良いですね。
アカモノは勿論、この西赤石では5月~6月の花なのですが、スミレと同じで、どうやら
秋にも戻り咲するようです。
同じく、この山に多く咲くツガザクラのほうは、秋の花は見かけませんでした。」
投稿: keitann | 2015-10-29 22:28