9月末の高知花散策、その3、タニジャコウソウ、シモバシラほか
この日は、実に、初見の花を6種類も見たのでした。
野草散策し始めて14年も経つと、なかなか初見の花を見るのも難しくなりますが、それが一気に6種類見られたのですから、いかにすごいかということですね。
タニジャコウソウ、シモバシラ、どちらも初見だったのです。
事前に花友さんから聞いていたように、ジャコウソウよりも一際赤い花色をしていました。
ジャコウソウは5年ほど前に石鎚方面で見たことがあり、これは高山の花ですね。
色もジャコウソウは淡い色です。
↑2009年8月21日に石鎚で撮影したジャコウソウです。
タニジャコウソウで検索すると、ジャコウソウは花柄が短いのに対してタニジャコウソウは花柄が葉柄より長いとありました。
確かに花柄が長いですね。
葉の形もタニジャコウソウのほうが細長いです。
自生地はタニジャコウソウは低地で、名が表すように低地の谷沿いの林縁に生えるそうです。
葉っぱが美味しいのか、虫に齧られています。
そういえばジャコウソウも美味しいらしく、シカが食べるのだそうです。
タニジャコウソウの咲いている場所には白い花も咲いていて、よく見るとシモバシラでした。
シモバシラは5年も前に知人の方が下さって自宅でも栽培しているので、見ればすぐにわかります。
シベの色がピンクでとてもかわいいシモバシラでした。
シモバシラも実は2010年に東京の陣馬山で見ています。
↑陣馬山で見たシモバシラですが、このときの株はシベが白いですね。
アキチョウジも咲きはじめで美しい姿でした。
ヤブマメはちょっとした山地では珍しくもないですが、この日が今年の初見でした。
keitann様 こんにちは
タニジャコウソウを見られてよかったですね。
三河でも心当たりが一か所あったのですが、そこのものが消滅してしまい、その後見ることができなくなって長い年月が経っています。
北アルプス笠ヶ岳の往復で見たのはどちらのジャコウソウだったかすっかり忘れてしまいました。
シモバシラも心当たりの場所があり、今年、それを見に行ったのですが、草刈りをされてしまい、ヨタヨタの花が一輪あるだけでした。
花が与太っていても冬に氷柱が見られれば良いのですが・・・・。
投稿: ぶちょうほう | 2015-10-17 20:27
ぶちょうほう様、こんばんは。
タニジャコウソウはどこででも見られるという訳ではなさそうですね。
笠ヶ岳の途中でご覧になったとしたら、それはジャコウソウのほうかもしれませんね、
タニジャコウソウは標高200mとかその程度で咲くようです。
肝心の香りを確かめるのを忘れましたが、ジャコウソウのほうも葉と葉が触れ合った時
香りがするのだそうですね。
シモバシラは私も見る機会が少ないですね。
香川の山にも咲くそうですが、なかなか行く機会がありません。
シモバシラも自宅に植えてますが、自宅では凍って破裂する姿はとても見られません。
一度見てみたいものですが、それにはやはり山で自生しているのを見に行くよりなさそうです。
投稿: keitann | 2015-10-17 22:43