9月末の高知花散策、その2、クサヤツデ、アケボノソウほか
クサヤツデも以前から見たかった花の一つです。
去年は庭で育てたところ、綺麗に咲いてくれ、花がどういうものかはわかっていたのです。
今年になって、高知の某所を歩いていた折、花芽が上がった状態の株を見つけていたので、自生の状態が見たくて再訪しました。
しかし、これほど写真の取り難い花もありませんね。
↑花だけなら、まだ何とか撮影できますが、花と葉の両方を撮影するとなるとお手上げです。
草丈は私が見た場所では50センチほどのが多かったですが、草刈されずに済むと70センチほどになるものもあるようです。
↑の株でもメインの茎は草刈されていて上のほうがありません。
なので、何とか一枚の画像に葉っぱと花がおさまっていますが、普通なら、花と葉が同じ画像におさまりにくいですね。
葉は切れ込みのある葉でそれがヤツデに似ているというので、クサヤツデということらしいです。
長い茎を伸ばしています。
難しい言い方だと「花は円錐花序に多数ついて下垂し、黒紫色で径約5mm、花冠は1.5~1.8cmで5裂します。」ということらしいです。
テイショウソウなども草丈が高く、花と葉を一緒に撮るのが難しいですが、クサヤツデの場合は花の色が地味な色なので、なおさら、写真に写り難いのですね。
花そのものは私の好みです。
初めて見たとき、なんてシックな花なんだろうと思ったものです。
鋸歯のある葉が見えていますが、これは別の植物の葉です。
撮影の時にどかせばよかったですね。
とにもかくにも、今年はまず自生地で咲いているのを見てみたいという願いは果たすことができました。
クサヤツデの花とそう離れてない場所で咲いていたアケボノソウです。
マクロレンズでの撮影です。
このときは今年2度目に見たのでした。
オミナエシも草刈でメインの茎はなくなっているものの、元気よく咲いていました。
ハガクレツリフネは、かなり長い間咲くようで、8月初めに剣山でも見ていましたが、一ヶ月半経ってもまだ咲いていました。
keitann様 こんにちは
もう一つの花はこれでしたか。
クサヤツデは聞いたことのある名前のような気もしますが、それは自分の勘違いのようで、こんなに大きな草に、こんなにも小さい花をつけている姿は全く想像できませんでした。
背の高い草に小さな花、しかも沈んだ色の花となりますと、確かに写し手泣かせですね。
keitann様好みの花となれば、現地で実物を見たいものだと思います。
投稿: ぶちょうほう | 2015-10-17 20:20
ぶちょうほう様、こんばんは。
そうです、クサヤツデはまたの名をヨシノソウとも言いまして、奈良の吉野山にも
多く自生するそうです。
去年の秋にHCで売っていたのを買い求めて我が家でも咲きましたが、栽培すると
栄養状態が良いせいか花も大きめでなかなか綺麗でした。
自生している姿は以前から見たかったのですが、咲く場所がわからなかったのです。
今回、たまたま開花前の株を見つけておいたので、咲きそうな時期に再訪したのです。
背が高いうえ、花色が暗くて地味なのでカメラマン泣かせの花ですね。
なかなか渋い花ですので、機会があれば吉野山でご覧くださいね。
投稿: keitann | 2015-10-17 22:36