今年も広島花散策登山へ、その9、ルリミノウシゴロシそして下山
花散策に時間を取られてしまったので、池の段からは越原越経由でセンターへと下山することにしました。
去年も下った道なので、様子もわかっています。
下山を始めたのは14時20分でした。
↑ホツツジが綺麗に紅葉し始めた中を下っていきます。
途中で、まだ花を咲かせていたイワショウブを一輪だけ見かけました。
↑これが最後に撮影したブナですね。
空がまだまだ青いです。
何かを見ていた拍子に、目が合って、青い実を見つけました。
数年ぶりで見かけるルリミノウシゴロシですね。
えっと…確か黒い実がサワフタギで青い実がタンナサワフタギ?
それともその逆だったかな?
正解はこの青い実はサワフタギの果実です。
サワフタギとタンナサワフタギは花の時期は区別がつかないほどよく似ているのですが、実を比べると、実の色が違うので直ぐに見分けがつくというのは、有名な話ですね。
それにしても綺麗な色の実で、こんな綺麗なブルーの果実はほかにはないんじゃないでしょうか。
もう一枚・・・・。
滅多に見られませんから・・・・
ルリミノウシゴロシという名前だと憶えやすいかも・・・・。
14時42分、越原越まで下ってきました。
そのまま歩くと御陵方面ですが・・・
ここをセンターへと下ります。
しばらくは植林帯をくだります。
登り始めで見かけたオオカニコウモリがここでも咲いていました。
カニコウモリより葉っぱが大きいですね。
オクモミジハグマだと思うのですが、すでに花が終わった後でした。
キバナアキギリは去年も群生していました。
15時3分、沢を渡渉したら、後は林道歩きです。
沢を渡ったところにベンチがあるので、最後の休憩を入れます。
去年もここで見たのですが、アカバナが咲いていました。
そして去年はここでは咲いてなかったアケボノソウが咲いていました。
アリのおまけつきです。
間近で咲いていてマクロレンズで撮影できたので良かったです。
桜の葉もそろそろ赤く染まってきていますね。
ツリフネソウも咲き残っていました。
たまに上を見上げると、ツリバナももう弾けていて・・・。
ついこの前、花を見たように思うのに・・・・季節の移り変わりはほんとに早い・・・・
二つ一緒に弾けてて可愛いですね。
こちらは山の上でも見たミヤマガマズミかな?
ちょっと見ごろを過ぎた感はありますが、ゴマナの群生です。
オタカラコウも見ごろは過ぎています。
長い林道歩きで須賀、いろいろな果実があって案外退屈しません。
こちらはヤマボウシの実で、Pさんが早速お味見してましたが、甘すぎたのでは?
ナナカマドの実も早くも赤く色付いています。
この後、ヤマブドウの実を見つけて、背の高いPさんが採ってくださったのですが、画像失敗です(^_^;
でも、数年ぶりでヤマブドウの実を食べることができました。
クロバナヒキオコシは綺麗な株でした。
まだまだ咲いてくれそうです。
サラシナショウマは穂がずいぶん短いのですが、一応、咲いています。
これはナガミノツルキケマンで、これも四国には咲かない花ですね。
ナガミノツルキケマン、ミゾソバ、ツリフネソウのスリーショットです。
サンインヒキオコシも盛大に咲いていました。
この後、センターまで帰ってきたら16時を回っていました。
センターではお土産に広島産のリンゴを買って帰り、花も展望も買い物までも楽しんだのでした。
最後になりましたが、今回は楽しみにしていたアケボノシュスランがたった1株しか咲いていませんでした。
今年は開花が早く、私たちの訪問が遅かったのか、それとも今年は花が少なかったのかも知れません。
同じ時期に訪れても、その年によっていろいろになりますね。
こんにちは。お久し振りです。ブログをしばらく休んでいましたが、やっと再開しました。また宜しくお願いします。
投稿: 多摩NTの住人 | 2015-10-13 07:52
keitann様 こんにちは
これは山の下りですね、後半部分は一気にひと記事になりましたが、これまでに見てきたものが、息を持つかせずに続々と登場してきましたね。
でも、中には初めて名前を聞く種類もありました。
山の四季折々を楽しむ・・・とはいいますが、今の時季は花も実も見られて、ずいぶん奥行きのある山となりましたね。
アケボノシュスランはたった一株を見つけ出す、強い執念でしたね。
投稿: ぶちょうほう | 2015-10-13 11:30
“ルリミノウサシゴロシ”初めて聞く名前だったのでギクッとしましたが、大体の見当は付いていました。
本家のウシゴロシが赤い実なのでそれに対抗して付けた別名なのでしょうね。
牛の鼻輪に使われたと言うカマツカやサワフタギの木のワッカを付けた牛を最近は見なくなりましたね。
今は金輪かな?
木の名前の由来など調べてみると面白いし、名前が覚えやすいですね。
サワフタギ(沢蓋木)は沢に蓋をするほど繁る木と言う事らしいし、カマツカ(鎌柄)は鎌の柄に使われたり、牛の鼻輪に使われるからですよね。
この実は果実酒に出来ないのだろうかね?
サワフタギなんかで作ると青いリキュールが出来そうだね。
まさか毒じゃないよね?
投稿: ヨックモック | 2015-10-13 21:28
ぶちょうほう様、こんばんは。
下山の最後のほうはカメラの電池切れになって、画像の枚数も少なくなりました。
遠方の山でもありますので、帰りの気が急いたというのもありましたね。
去年歩いたコースの一部とそれ以外の部分を歩いたわけですが、同じような時期でも
年によって花の様子や果実の様子が違うのが面白かったです。
アケボノシュスランなど去年はずいぶんたくさん見かけたのですが、今回はたった一輪
というのは裏年というのもあったのでしょうか。
花も見て、たまには上を見て木の実も見て、ブナも楽しんで・・・・山の楽しみ方は
ほんとにいろいろあるものですね。
吹く風や展望、陽射しの強さ、いろいろなものがあいまって山行の印象を作ります。
投稿: keitann | 2015-10-13 22:25
多摩NTの住人様、こんばんは。
しばしのお休みからお帰りなさい。
ブログのお休みの間、少し寂しかったですよ。
また覗かせて頂きますので、よろしくお願いします。
投稿: keitann | 2015-10-13 22:28
ヨックさん、こんばんは。
ルリミノウシゴロシは初めて聞く名前でしたか?
ウシゴロシ=カマツカというのは、割と有名ですね。
ウシゴロシという名前が強烈なのですが、昔飼っていた田んぼを耕す牛の鼻輪に
使われていたからなんですね。
私は小学生時代、一年間だけ祖母の家に仮住まいしていたことがあって、祖母が
飼っていた牛の世話係をしていたので、牛の鼻輪はよく見てました。
そして植物散策を始めて間もない頃、サワフタギとタンナサワフタギの区別が
どうにも難しくて、秋に見れば果実の色が違うと知り、秋に見てみたいと思って
いたものです。
カマツカの木はここ2年ほどは見たらわかるようになりましたが、それでもサワフタギと
タンナサワフタギは今でも花の時期には同定が難しいですね。
今日はアオハダの木を確認していました。
サワフタギの果実はいろいろ検索したけど、食用になると書いてあるのはありませんでした。
綺麗な実ですけど、鑑賞するだけにしたほうが良いかな?
今日のお山でもガマズミ、ナツハゼの実をたくさん見かけて、帰りは果実酒用に採集しよう
と思っていたのに、その段になったら忘れてしまいました(^_^;
投稿: keitann | 2015-10-13 22:37