4月下旬の徳島散策、その5、トリガタハンショウヅルと樹木など
今までこの山には3~4回ほど来ていると思うのですが、今回は初めてトリガタハンショウヅルを見かけました。それも二か所です。
トリガタハンショウヅルは名前の通り、最初に発見されたのが高知の鳥形山ということですが、私は今まで高知の山では見たことがなく、毎年、香川の山で見ていました。香川には意外と咲く場所が多いように感じているのですが、今年はどういうわけか香川で見られなかったので、徳島のこの山で見られてほんとにラッキーでした。
とはいうものの、本州の山でも見られるようなので、特に四国の固有種でもなんでもないんですね。
↑このときはごく咲き初めだったようで、葉っぱもそれほど展開していません。
少し標高の低い場所で見かけた株はさすがに葉っぱが展開していました。
自生のハンショウヅルもいろいろな種類がありますが、色が白いのでこれは一段と上品な感じを受けます。
カメラを少し引いて・・・
目の前の撮影しやすい場所で咲いていてくれて助かりました。
花はいろいろな ハンショウヅルの仲間の中では、春一番に咲くと思います。
四国の山にはほかにも初夏に咲くイヨハンショウヅルやシコクハンショウヅル、カザグルマのほかに秋咲きのタカネハンショウヅルもあって、冬以外のシーズンにハンショウヅルの仲間の花が楽しめます。
遊歩道の様子です。
この日は週末でしたが、歩く人もそれほどいなくて、静かな散策を楽しめました。
下界は気温がずいぶん高くまで上がった日でしたが、山の上は涼しくて、山桜もまだ咲いています。
芽吹きが点々と始まったばかりの早春の光景が目の前に広がりました。
カラマツの初々しい緑・・・
ウリハダカエデの芽吹きです。
少し葉の出始めたキブシ・・・
シロモジの芽吹きも始まっていましたが、花もまだ綺麗で・・・
アケビの花も低山の野山では4月上旬ですが、標高の高い場所なので、まだ咲いています。
ツルギミツバツツジの赤紫の花も少しですが咲き始めていました。
何より、まだ山桜が楽しめるのがいちばんでした。
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