10年目のタカネバラのお花見、その1、今年も登ります
東赤石でタカネバラの花を初めて見たのは2007年の6月30日のことでした。
今年もタカネバラを見るために、厳しい登りを登ってきたのですが、タカネバラのお花見も今年で10年目というわけですね。
ほんとは、その前の6月10日にマドの天狗~寒峰という初めてのコースを歩いてきたのですが、この時はうっかりとカメラにメモリーを入れ忘れていて画像がないためアップできませんので、6月18日のタカネバラ山行をアップします。
6月15日は姪の結婚式のため前柄の日から上京していてこちらに帰ってきたのが6月16日のことでした。翌17日に週間予報を見ていたら18日だけが晴れマークでそれ以後は雨や曇りにぱっとしない天気が続くようです。山に行くなら18日しかないと山仲間のPさんにメールを入れておきました。もう一人の山友達のRさんはようやく山に行けるようになったのに、18日は大阪にお孫さんのお守りに行かれるそう。なのでPさんと二人で急遽相談して行き先を東赤石と決めました。例年だと6月末頃に訪れていますが、今年は全般に花が早いので18日でも咲いているでしょう。
↑天気も最高、タカネバラの咲き具合も最高の日、今年もタカネバラのお花見をすることができました。
さて、Pさんと相談の結果、私たちのゆっくりペースと撮影枚数の多さを考えると早出するしかないでしょうということになり、豊浜SAで5時にPさんを拾うということになりました。
急に決まった話でしたが、夜の9時頃に思いついて、高知の山仲間のKさんにも東赤石に行くことをメールしておいたところ、Kさんも東赤石に来られることになりました。
当日は順調に別子街道を走り、途中一ミヤマフジキの花を確認するため一度車を停めた以外には停車することもなく、6時10分ごろには登山口の瀬場に着きました。ほかの車はなく、私たちが一番乗りですね。
到着して直ぐにKさんにメールを入れたところKさんはまだ法皇トンネル辺りだそうです。けれども、Kさんのことですから直ぐに私たちに追いつくことでしょう。
私の車と前後して走られていたバイクも瀬場で停まったと思ったらPさんの知人のTさんだそうです。そして、私たちが身支度を済ませたところに後ろから単独男性の方が現れました。私の車の後ろに高知ナンバーの車が停まっていたので、てっきり高知ナンバーの車の方だと思い込みました。この方もPさんの知人らしく、Pさんと話をされていると思ったら、なんと私にも話しかけられて「ほら、工石山で会ったでしょう?」と言われ「工石山で高知の方と会ったかしら?」とますますわかりません。ところがよく伺ってみると工石登山口でお会いしたGさんなのでした。2か月しか経ってないのに、まったくドジなわたくしめです。
Gさんはバイクで来られたTさんともお知り合いらしく、何やら楽しそうに話されるお二人。
お二人より先に歩き始めようとした私にPさんが「どうせ直ぐに追い越されるんだから後から出発しましょう」と。まったくその通りですね(^_^;
Tさんのすぐ後から私たちが登り始めたのは6時25分のことでした。
テンナンショウの仲間が登り始めてすぐに咲いていますが、あちら向きで咲いているので何という種類なのかはわかりませんでした。
6時47分、筏津からの登山道と合流しました。
このころになるとそれまで聞こえていたGさんとTさんの話声が聞こえなくなってしまいました。歩くペースが私たちよりかなり速いので引き離されてしまったようですね。
豊後集落跡から少し歩いたところが開けていて、以前は東赤石の山頂方面が見えていたのに、今ではタケが茂りすぎて、見えなくなっています。
これだけの上天気なら、タケがなかったら山頂が消えているはずなんですが・・・
最初の水場ではまだ歩き始めなので喉を潤すこともなく通過します。
やがて、ジグザグと登り始めると八間の滝の流れ落ちる音が聞こえてきます。
今年は咲いているかな?と期待していたヤマツツジも綺麗に咲き誇っていました。
ウスノキの赤い実ももう実っています。
ヤマツツジを眺めるPさん。
天気も申し分なくて、気持ちの良い山行になりそうな気配ですね。
やがて樹林の隙間から八間の滝が見えてきました。
東赤石にはところどころに↑のような橋がかかっています。
滑らないように気を付けて歩きます。
振り返ると、Pさんが何やら探しているような?
この辺りだときっとウリノキの花を探しているんでしょうけど、それはもう少し歩いたところですよ。
この道は数え切れないほど歩いたので、どこに何があるかはだいたい頭に入っています。
↑それでも、谷に向かって枝葉を繁らせたこんな雰囲気のある木があったなんて、今年まで気づきませんでした。
やがて、お目当てのウリノキの花が咲いていました。
天気が良くて、朝の光が射しているので、撮影も比較的楽です。
これが曇りの日なら、薄暗い場所に下向きに咲いているウリノキの小さい花は撮影するのが難しいのです。
ここでも登山道にコナスビが咲いていました。
やがて、コガクウツギの咲き終わった株が多く見えるようになると、最初の休憩予定場所である瀬場谷もすぐです。
瀬場谷の手前の坂沿いにはヤマアジサイのブルーの花が私たちを出迎えてくれました。
休憩予定地の瀬場谷には7時27分の到着でした。
私たちがポカリを飲んだりして5分ほど休憩していると、坂の上から人影が見えてきました。
なんとKさんが早くも追いついてこられたのでした。
もしかしたら、瀬場谷で合流できるかもしれないとは思っていたのですが、Kさんはやはり私たちと違い俊足ですね。
到着されたばかりのKさんが咲いているのを見つけてくださったアワモリショウマです。
いつもなら、もっと咲いていますが、今年は時期的に早い訪問なのでまだ咲き始めたばかりのようです。
15分ほど休憩した後、↑の橋を渡って出発です。
渡る途中、沢の様子も撮影します。
いつもだと薄暗いのでなかなかシャッターが下りないですが、この日はまだましです。
見上げると、まだ新緑と言えなくもない綺麗な緑が広がっていますね。
ここからはKさんも加わられて3人で歩くことになります。
Kさんとは1月の蟠蛇森山行以来ですから5か月ぶりですね。
こんにちは。タカネバラが綺麗ですね。なかなか見る機会がありませんが、以前、富士登山の途中で初めて見て感激したものでした。懐かしい思い出です。
投稿: 多摩NTの住人 | 2016-06-30 08:03
多摩NTの住人様、こんばんは。
そうですか、富士山にもタカネバラが咲くんですね。
やはりある程度高い山でないと見られない花のようですね。
私は東赤石以外では北アルプスの爺ヶ岳付近や白馬周辺で何度か見てますが
どれも株は東赤石の株より小さめでした。
野生の花でこれほど色鮮やかな花が咲くなんて、感動しますよね。
投稿: keitann | 2016-06-30 23:02
こんにちは!・・18日に登られて、私は一週間後の26日に登りました、花の違いが判りますねぇ~最初のテンナンショウは終わっていました!ところでその上の方でジガバチソウがありましたが・・見落としましたか?(お二人の花散策は見落としが無いのですが・・?)
私たちは山荘経由で登りましたが、タカネバラは咲き残っていましたよ(今年も見れた(^^)/)
私たちが見ていない花がこれから出ると思いますので楽しみにしています(^^)/
しかし、お元気ですねぇ~権現越えまで行かれたのでしょう?・・・さすがです!
投稿: え~ちゃん | 2016-07-01 09:57
え~ちゃん、こんばんは。
東赤石には一週違いだったみたいですね。
例年なら6月末が花の見ごろですが、今年はトラバース道より下では
私たちが登った頃が見ごろだったみたいです。
ジガバチソウはアカリプタさんも見られたようですね。
たとえ、見たとしても、場所がわかるような記載はちょっと、どうかなと
思うのでブログの山行記録には載せないようにしてあります。
東赤石はわたしが登り始めたころと比べるとランはすごく少なくなりましたね
以前はいろいろな場所でいろいろなランが見られたものですが・・
え~ちゃんも、権現越まで一度歩かれてくださいね。
花の多いコースだし、アルプスの訓練にはもってこいです。
投稿: keitann | 2016-07-01 21:44