銅山越までアカモノを見に、その4、展望を楽しみながら西山へ
上へ上へと歩いていると、そのうち稜線まで出てきました。
銅山越の少し西へと出てきたようです。
↑もう夏を先取りしたような真っ青な空と真っ白な雲をしたがえて赤石山系が見えています。
銅山越には何度も来ているけど、これほどすっきりと山なみが見える日はそうそうありません。
おまけに瀬戸内海や新居浜の街もばっちり見えています。
下に見える赤屋根の小屋は銅山峰ヒュッテかな?
それでは、まだ行ったことのない西山に行ってみるとしましょうか。
見た限りではなだらかな山です。
ロープが張ってあるのはツガザクラを保護しているのです。
西赤石に登る際に通過する東山にもツガザクラの定点観測地がありますが、西山方面にも定点観測の場所があったんですね。
東光森方面もまだよく見えています。
奥に見えている特徴的な形をした山は大登岐山かな?
いつかはあの辺りにも行ってみたいと思ってるのですが・・・
途中、登山道から少し南側に銅山峰と書かれた山頂標識がありました。
銅山峰ヒュッテは有名ですが、ここがその銅山峰?
あれまぁ、エントツ山さんの山頂標識がここにも立っていました。
近くには気の早いコメツツジの花がもう咲いています。
ツガザクラもすっかり終わったところがほとんどですが、よく見るとまだ花が結構咲いている群落も・・・
ツガザクラの前ではノギランも花茎をのばし始めていました。
そろそろ山頂も近いと思う頃、振り返ると、下から誰か登ってこられているようです。
11時58分、西山山頂に到着。
展望があるのかと思いきや、全然、ありませんでした。
仕方なく、2分ほど進んでいくと、見晴らしの良い場所に出ました。
目の前が綱繰山みたいですね。
樹林に覆われたえらく緑の濃い山ですね。
その向こうに見えているのは平家平や冠山みたいですが、こちらから見ると寒風山から見るほど格好良くないですね。
大座礼方面ももちろん見えています。
眺めを楽しんでいると、後ろから単独男性がやってきました。
どうやら、先ほど登ってくるのが見えた人のようです。
少しだけお話ししたところ、地元の方で、やはり週末が天気が良くないので、急に思いついて登ってこられたそう。すぐに帰るといって出てこられたそうで、「石鎚が見えなくて残念」と言いながら引き返していかれました。
私のほうは眺めの良いこの場所でお昼ご飯にしました。
時間が経つにつれて大座礼方面もすっきりと見えてきました。
遥か下のほうには日浦から新居浜の街へと続く別子街道が見えています。
残念だったのは、最初から最後までちち山のガスが取れなかったことです。
この日は赤石山系は天気が良かったのですが、石鎚方面は曇っていたのでしょうか。
眺めを存分に楽しんだら、下山することにします。
下りでは登りの時に気づかなかったドウダンの花が咲いているのが見えました。
今年はドウダンも比較的花つきが良かったようです。
こっちは白いドウダンです。
↑の赤みが少しあるのもシロドウダンだと思いますが、色の幅がありますね。
これも登りでは気づかなかったカマツカの花。
登りと下りとではまるで違うものが見えることがよくあります。
赤石山系の峰々もよく見えてきました。
いちばん奥のドームが東赤石かな?
もう少し手前の前衛峰があるのが前赤石みたいです。
画像向かっていちばん左側はもちろん西赤石でしょうね。
銅山峰辺りまで下ってくると瀬戸内海が見えてきました。
西赤石を背景にして、いつもだとツガザクラの花を撮影するのですが、この日はツガザクラの花は終盤なので、ツガザクラの果実を撮影することになりまし(^_^;
下っている間にも、向こうのほうの稜線にガスがかかってきました。
海に近い場所に1700m峰が聳えているので、この辺りはガスがよく出る場所なのです。
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