今年も泉山でササユリを、その3、山頂へ
休憩場所から少し笹原を下ると山肌に「泉山」とササに浮かび上がる文字があります。
今年はササ刈がまだされてないらしく、次の急登を登る途中で振り返っても文字がはっきりしません。
↑あまりはっきりしない「泉」の文字がかろうじて見て取れます。
↑因みに去年はササ刈のすぐ後に訪れたのかこんなにはっきりと「泉山」の文字が見えました。
暑さの中、急登を登るPさんとRさん。
ここはロープ場になっていますが、去年は私がウエストポーチからレンズを転がしてしまった場所です。
急登を登りきると、アゲハチョウの姿。
とまっているのはクロバナヒキオコシかな?
花はまだ咲きませんけどね。
そして、ここにも今まさに開かんとしているササユリ2輪。
こちらはたった今、咲きましたと言わんばかりの美人でした。
中には色白美人もいました。
岡山の山は稜線に出ると木が少なくて、日差しがあると暑いです。
上を見上げると半分はガスの空、半分は青空でこういう眺めも面白いですね。
これもすこぶつるきの美人ユリでした。
シベのオレンジ色が鮮やかです。
この日は天気も良かったので、蝶やトンボが多かったです。
Yさんの奥さんに尋ねられたこの花はクロヅルです。
四国の山ではありふれた花ですが、中国地方には少ないようです。
花は白くてあまり印象に残りませんが、花後の翼果のほうが赤くてまるで花のようです。
えらくにぎやかに咲いている場所もありました。
そのときはにぎやかに咲いてるな~と思っただけですが、よく見ると真ん中の花は二重咲きでしょうか?
その場で確かめれば良かったと今になって残念に思います。
私たちのように何枚も撮られるわけではないYさんの奥さんもきれいなササユリはやっぱり激写されていました。
登山道のわきで岩に絡んでいるのは、その名もイワガラミです。
アジサイと似ていますが、装飾花は一枚です。
他ではあまり見たことのない白い部分と黄色い部分が混じったようなニガナも咲いています。
交雑したのでしょうか。
こういうニガナは初めて見ました。
南アルプスや北アルプスではよく見かけるヤグルマソウが存在感ある葉っぱを見せてくれました。
これ、四国では見かけない植物です。
後方は少しガスっているような感じですが、日差しがあるので、暑いです。
この日は水分も2リットルほど飲みました。
登山道わきで淡い紫色で咲いているのはギボウシです。
10時57分、山頂に着きました。
登山口までの道沿いに見えていたゴルフ場などが山頂からも思いのほか良く見えています。
眺めを楽しまれるYさんご夫妻。
そして、少し離れた場所にある三角点は一等のようでした。
山頂付近にこんな果実をつけた木があって何の木か最初はわかりませんでしたが、後でベニドウダンとわかりました。
ウツギの花もまだまだきれいですね。
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