久しぶりに夏の石鎚へ、その1、登山前に涼しい瓶ヶ森林道で花散策
今年のお盆は珍しく娘一家が来ていたのですが、8月14日なら山友達のRさんが久しぶりにご一緒できそうというので、娘一家には「自分たちで食べるものは何とかするように」と言いおいて、いつものお仲間のPさん、Rさん,私の3人で山に行くことになりました。
去年も同じ時期に訪れた四国カルストへ行きましょうか・・・・と最初はそういう予定で皆に連絡しましたがしたが、後で「いや、待てよ、石鎚も今頃はいろいろと夏の花が咲いているはず」そう思いつきました。慌てて二人にメールをしたら「では石鎚にしましょう」あっさりと行き先変更となりました。
実は夏の石鎚に行くのは意外にもこれが三度目、最初は2001年8月下旬で、これは当時小4だった末っ子を連れて表参道から登りました。初めてのこととて鎖場など登り、鎖場を下りれなくなり泣き出した末っ子に下からいろいろと指示を飛ばしてやっとこさで下らせたというエピソードがありました。二度目はRさんたちと一緒に半ば花散策目的で行き、これが2009年8月16日のことです。この後は土小屋まで来ても筒上のキレンゲショウマなど見に行ったりということが多く、またまた夏の石鎚には7年も遠ざかっていたのでした。
↑この日,土小屋へと向かう瓶ヶ森林道から眺めた自念子の頭と遠くには筒上山と手箱山。
さて、当日は私が車出しを担当することになり、いつもの場所で高松から来られるRさんと丸亀の某所5時半に待ち合せます。そしていつものように豊浜SAでPさんを拾い、3人で一路西へ。
3人ともそれぞれの都合がいろいろとあったので、3人揃っての山行は7月2日の石墨山以来で一か月ちょっとぶりかな?
車中で積もる話をいろいろと話したり聞いたりしながら、あっという間に車は伊予西条へ。
いつものコンビニで食料買い出しをしますが、天気が良ければ見る石鎚もこの日はちょっと見えません。仕方ないかな。
西条からは国道194号を南下し、この日は新寒風山トンネルを抜けてから瓶ヶ森林道を目指します。登る最中、フロントガラス越しに笹ヶ峰や稜線がくっきりと見えます。これは、瓶ヶ森林道ドライブが楽しみですね。
土小屋到着が遅くなるから、車はなるべく止めないでおこうと思ったのに、道端に可愛いシコクフウロが咲いていたので思わず停車。
↑たぶんいったん草刈りされたであろうシコクフウロがわき芽を伸ばして咲いたようで初々しいですね。
瓶ヶ森林道沿いを散策されるPさんとRさん。
下界は自宅出発時の朝5時でも29℃もありましたが、瓶ヶ森林道は8時ごろでも気温20℃ちょっとでまるで別天地、吹く風が爽やかです。
花柄だがよく分岐しているのでナガサキオトギリかしらん?
オトギリソウは難しいです。
山に行けない間に、ススキも穂が上がり始めていました。
たぶん、石鎚山系を縦走中のパーティーを見かけました。
大きなザックを背負われていましたので・・・。
素晴らしい眺めを楽しむお二人。
こんなにばっちりと晴れた瓶ヶ森林道はほんと珍しいです。
お盆休みというのに、車は少なく離合に苦労することもありません。
またしても車を停めてしまいました。
今度はハガクレツリフネが咲いていました。
もちろん今年の初見です。
咲き始めたばかりのオオマルバノテンニンソウの後ろにオタカラコウ。
今回はオタカラコウの見ごろだったのか弥山でもずいぶんたくさんと綺麗なのを見られました。
7年前にもここで見ているアキチョウジの花。
8月後半ともなるとアキチョウジがそろそろ咲き始めます。
メタカラコウと違い舌状花が多く5~9枚だそうです。
ヒナノウスツボはただでさえ撮影が難しいのに、陰で咲いていたのでまともに写るかしらん?と思いましたがなんとか・・・。
ちょっとピンク色を帯びたノリウツギです。
いつもの石鎚を望む展望台から眺めてみました。
ちょっと霞んでいるけど、これだけ見えれば上等です。
瓶ヶ森のほうはすぐ近くなので、すっきりと見えています。
瓶ヶ森周辺でも林道沿いを散策します。
まずは今年お初のミヤマノダケです。
黒くてシックな花です。
シオガマギクも咲いています。
瓶ヶ森林道のすぐ横に瓶ヶ森。
こんなにお手軽に登れる山になるとはね。
見分けの難しいセリ科の花の中で、これだけは直ぐに見分けられるツルギハナウドです。
こうして何度も車を停めたので、やっぱりいつものように土小屋到着が遅くなりそうです。(^_^;
コメント