9月10日の比婆山連峰周回、その3、花の山立烏帽子
休憩を終えて、11時47分、まずは立烏帽子を目指して登ります。
比婆山連峰はいくつもの山を周回しますが、それぞれの標高差はせいぜい100m程度しかないので登りも20分程度で楽なものです。
確か、私の記憶では立烏帽子周辺は花の種類がいちばん多かったはず。

↑駐車場を出るとすぐに分岐に出ます。
分岐を右に行くと越原越すぐそばに出ます。
つまり立烏帽子や池ノ段を通らずに越原越まで行ける道なのです。
私たちは周回コースを歩くので、ここは左に歩きます。

登り始めるとすぐにアキチョウジが咲いています。

何かの葉の陰になって見落としていたキバナアキギリをFさんが見つけてくださいました。
そういえばキバナアキギリもこれが今年の初見かな?

なかなか立派な株のキバナアキギリもありました。

道はジグザグと登っており、ツルリンドウも道沿いに多いです。

コバノフユイチゴが早くも真っ赤な果実を見せてくれました。

ブナの株間から山麓の建物などが見えますが、Yさんのご主人の話ではセンター方面ではないとのことでした。

登るにつれて他の山がせりあがってきますが、これ猿政山とのことです。
そうそう、去年も気になって調べたのでした。
道がついてない山だそうですがオオヤマレンゲが咲く山だとか。

12時14分、立烏帽子山頂を通過します。
この山頂は狭いので、ここでは休憩はできません。
標高は1299m、後でわかったのですが、この日歩いた山の中では一番標高が高い山でした。それでも1300m足らずですから、中国地方の山は大山を除くとどれも標高はあまりないですね。

稜線のミズナラはどれも背が低く、おまけに今年は夏の暑さで葉が傷んでいて秋の紅葉はあまり期待できなさそうです。

ミズナラのどんぐりもまだ青いですが、形が良いですね。

驚いたことに、もうヤマラッキョウが咲き始めていました。
立烏帽子から池の段にかけてはこのコースで一番花の多い場所ですから楽しみです。

道沿いにはアキノキリンソウが綺麗に咲いていて、この花だけは開花時期が長いですね。

ツリガネニンジンはこれ1株しか咲いていませんでした。
花期がもう終盤だったようです。

たくさんの花をつけたツルリンドウを発見!
もう少し時期が早ければ見事だったでしょうね。

上を見上げると、うろこ雲で、空だけはもう秋の空です。

ミヤマママコが所々で咲き残っています。

これも去年、ここで見ているシラヤマギクです。
毎年律儀に出てくるんですね。

感激したのはシコクフウロがまだまだ綺麗に咲いていたことでした。
お盆ごろの石鎚ではすでに花が終盤だったのですが、この日はあちこちで綺麗な花を見ました。

Yさんのご主人にこれは?と尋ねられました。
これはもちろんホツツジですね。
確か、ホツツジだけは去年は花を見ることができなかったのです。
秋の花と言っても、花期が早いので、9月末だともう終わっているようです。

向こうに池の段も見えてきました。
山というよりもまるで丘という雰囲気です。
池の段までは50mほど下ってまた50mほど登る、そんな感覚です。
アップダウンがさほどないので、全体的に楽な歩きです。

タンナトリカブトが綺麗な色で1株だけ咲いていてくれました。
これも、いつも立烏帽子で見ている花です。

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