岡山市街地で野草散策、その1、エビヅル、ワルナスビなどの果実
比婆山に登った後は岡山の娘宅で一泊したのですが、その日は早朝起床だったのと結構歩いたのとで、9時前から孫と一緒に即寝状態でした。
当然ながら翌朝は4時半ごろから目が覚めてしまい、明るくなると同時に周辺に散歩に出かけました。娘宅の周囲は最近急速に開けつつある場所ですが、背後に低いながら山があるので、中途半端な自然も残っていて、我が家周辺とは生えている植物も違っているので面白いです。
最初に山すそ辺りを歩いてみたら、エビヅルが早くも実っていました。
エビヅルは去年の秋に初めて果実を見つけて味見をしたのですが、美味しいと思いました。
去年見つけたのは10月末ぐらいでしたから、9月10日ごろに早くもこれほど実っているのは意外でした。検索するとたいていのサイトでは果実が熟するのは10月となっていました。
口に入れてみると、甘酸っぱくて美味しいです。
早朝の散策を終えて、いったん、娘宅に帰り、朝ご飯を食べてから今度は孫を連れてカメラも持って出かけました。孫には近所でブドウ狩りをしようと言って連れ出しました(^_^;
孫と一緒に採取したエビヅルの実です。
結構、立派でしょう?
野草散策を始めなければ、こういう楽しみを知ることはなかったでしょうね。
若い緑色の果実がまだまだこの後も実りそうでした。
30分ちょっと、娘宅周辺を少し歩いただけで、エビヅルの自生している場所が二か所ありました。
あるサイトにこう書かれていました。「日本に今の葡萄が伝わるまでは「エビカズラ」と呼ばれ、エビには「葡萄」の文字が当てられていた。エビヅルの液果を潰して出る薄紫色を「エビ色」と呼び、そんな由来からブドウと言う言葉が今も使われている。つまりエビヅルが「ブドウ」の名のルーツだ。」
また、エビヅルからは綺麗な色の果実酒ができるとか・・・。
ヤマブドウは高山に行かなければ手に入りませんが、エビヅルなら里山にあるので簡単に手に入りますね。
同じ日にやはり娘宅から徒歩5分ぐらいの場所で見かけたノブドウ。
9月11日の時点ではまだほとんど色づいていませんでした。
今日(9月24日)香川の山地をドライブして見かけたノブドウは、もう色づいていましたよ。
これも娘宅すぐ近くで見かけた果実ですが、最初は何か野菜でも植えてあるのかと思いました。
まるでミニトマトそっくりの形です。
でも、どうやらそこは畑ではないし、どう見ても道端に勝手に生えています。
ナスやトマトの仲間には違いなさそうです。
帰りにもう一度その辺りを通るとかろうじて花の咲いた跡が見られました。
やはりナスの花のようで、これは以前安堵か見ているワルナスビ?
後で、調べたら、やはりワルナスビの果実でした。
↑以前アップしたワルナスビの花画像で、花は意外ときれいなんですが葉にも茎にもトゲがあります。帰化植物です。
最後は、これも道端で見かけたカラスウリの果実です。
人や車もまずまず通る道の横ですが、こんなもの見られるんですね。
香川ではキカラスウリのほうをよく見かけますが,カラスウリは去年、高知の低山で見かけましたので、どちらかといえばの山の植物だと思いますが、こんなものが見られるということはもとは野山に近い場所だったということですよね。
keitann様 こんにちは
手頃な距離の、ちょうど良い場所で、お孫さんと「ぶどう狩り」が出来ましたね。
お孫さんにとってもこれは秘密の宝島になりそうです。
この実から作った果実酒はきっと美味に仕上がるのではないでしょうか。
ワルナスビは三河でも川岸で見かけることがあります。草全体にとげがあるような感じで、「ワルナスビ」というネーミングは全くその通りだと思いました。
カラスウリは三河では赤実のものが圧倒的に多いのです。
そんな中にあって、自宅近くで少数派のキカラスウリの貴重な生育場所がありましたが、この場所が先日整地されてしまい、キカラスウリは消滅してしまいました。
こういうことを残念がるのは、小生くらいのものなのでしょうね。
ところで、カラスウリについては三河地方では山で見かけることはなくて、ほとんどの場合、平地の林縁や、生垣に絡んでいることが多いですね。
投稿: ぶちょうほう | 2016-09-26 10:40
keitannさん こんにちわ
エビヅル、ノブドウ、ワルナスビ、カラスウリ色々な物が普通の場所に
あるなんて全然見当もつきません。
やはり意識をもつことでしょうか?
山に行かなくてもエビヅルで葡萄酒ができますね。
鬼の城あたりでもあるのでしょう。
もう少し観察力を持って歩かなくてはいけませんね。
しかし野に咲く花がこんなに分かれば嬉しいですね。
投稿: ワンワン | 2016-09-26 16:46
ぶちょうほう様、こんばんは。
エビヅルは娘宅から徒歩2分、山裾沿いの車道横のガードレールに盛大に
絡みついていました。
孫は女の子ですが、外が大好きです。
私自身が小さいころは父に山や海、川を連れ歩かれて育っているので、
孫にもしz年お腹で遊ぶすべを少しでも体験させてやれたらと思います。
甘い果実よりも適度な酸味がある果実のほうが美味しい果実酒になると
聞いているので試してみたいです。
エビヅルは実家近くの散策場でも見つけてますので、うってつけです。
カラスウリ・・そちらでは赤いものが多いのですね。
こちらではキカラスウリはよく見かけます。
けれども、歩いて行ける範囲にはないので、夜に開く花はなかなか見られません。
娘宅の近くのカラスウリは徒歩3分ほどなので、来年は花も見られるでしょう。
あ…来年は転勤で、別場所にいるかもしれません。
平地の林縁というと、ちょうどエビヅルがあったような場所ですね。
高知では低山で山歩き途中で見かけたので、れっきとした山の植物と感じました。
四国ではどちらかというと山で見るほうが多いです。
やはり、ところ変われば・・・でしょうか。
ワルナスビはなんと牧野博士の命名だとか・・。
たまに見ますが、トゲがあるので触りたくないですね。
投稿: keitann | 2016-09-26 21:54
ワンワンさん、こんばんは。
エビヅルやノブドウ、娘宅の近くに多いですよ。
あそこは低い山が多いので、キツリフネやミツバツツジなんかも意外と見かけます。
町にいながら、野草散策らしきことができるので、歩いても楽しいです。
鬼ノ城まで行かずともその山裾辺りにエビヅルぐらいならいっぱいあると思います。
人家に一番近い場所に生える野のブドウだそうです。
サンカクヅルというのも食用になる野のブドウですが、こちらはやはり山でないと
見かけないように思います。
野の果実や花を見分ける目は一朝一夕には養えませんが、意識してみる努力をしていると
自然に身に着きますよ。
投稿: keitann | 2016-09-26 21:59