9月24日の県境散策、その3、ツルニンジン、アキチョウジ、ゲンノショウコ
このときの散策は歩きと車が半々だったのですが、ツルニンジンは車で走っていても今年はずいぶん多くて驚きました。
もともと、阿讃山脈にはツルニンジンは多いのですが、今年は例年の倍ほど見かけました。
↑車道を車で走っていたら、オトコエシにツルニンジンが絡まっていたので、思わず車を停めました。
オトコエシはもう花が終わって果実になりかけていて寂しいのですが、ツルニンジンの花で華やいで見えます。
こんな風に一輪だけぶら下がっている姿も風情があります。
色合いも花姿もいかにも秋らしい花と思うのは私だけでしょうか?
まだまだ蕾の多い株もあれば・・・
すでに果実になりかけた株もあります。
例年、8月末には標高1000m程度の場所なら開花しています。
それでも見ごろは9月後半でしょうかね。
2年前はちょうど御岳の噴火の日に、阿讃山脈に入っていましたが、ツルニンジンは今年ほど多くなかったです。あれは9月27日でしたから、時期的にはちょうど良いころでしたが、雨がそれほど多くなかったのだろうと思います。
↑これも車で走っていて、目についた株。
鈴なりに花を咲かせていました。
おかげで、奥にツリバナの果実が赤く熟しているのを見ることができました。
アキチョウジも阿讃山脈には普通に見られる花です。
ツルニンジン、アキチョウジともに標高500m程度の山でも見ることができます。
今日は高知の山に行ってましたが、標高100m程度の場所でもツルニンジンが咲いていました。環境が良いければ咲くものですね。
アキチョウジも色合いがなんとも秋らしいです。
ゲンノショウコだけは日当たりの良い場所を好みますが、香川のゲンノショウコは何といっても白花が多いですね。
花も大きめで見ごたえがありました。
アケボノソウの自生地にだけは赤いゲンノショウコが珍しく咲いていました。
今日訪れた高知の低山でもゲンノショウコはいっぱい見ましたが、赤花ばかりでした。
伊吹山のように赤花もあれば白花も咲くというのは珍しいのかもしれません。
こんにちは。ツルニンジンやアキチョウジがたくさん見られるのですね。当地ではセキヤノアキチョウジですが、どちらもそれほど個体数は多くありません。もっとも山地に出かけないで、ニュータウン内の緑地をウロウロしているだけですけどね。ゲンノショウコは西日本では赤花が多いと聞きましたが、やはり白花が多いんですね。
投稿: 多摩NTの住人 | 2016-10-04 08:11
多摩NTの住人様、こんばんは。
ツルニンジンやアキチョウジはこちらでは標高500mほどから見られると思います。
今日はたまたま地籍調査で山に行ってたのですが、ツルニンジンのすでに果実になった
株も見かけました。標高1000m前後ぐらいがいちばん多いように感じていますが
低山でも条件が整えば結構見ますよ。
セキヤノアキチョウジは種から育てたものをずいぶん前から自宅の庭に植えてますが、
アキチョウジよりすらりとしていますね。一度、関東の山で自生を見てみたいものです。
ゲンノショウコは全体的にはこちらでは赤が多いでしょうか。
でも香川で見かけるのは圧倒的に白が多いですね。
投稿: keitann | 2016-10-04 22:31
keitann様 こんにちは
ツルニンジンは確かに秋を感じさせて呉れる花ですね。
先日山に入った時に山裾歩きがありましたので、ツルニンジンを探しながら歩きましたが、ついに見つけられませんでした。
あの草は三河ではあまり見かけないようです。
花の終わった後も星形のヘタ?が面白い模様を作りますね。
ツリバナも良い雰囲気を醸しているのではないでしょうか。
アキチョウジなどは極めつけの秋の花かもしれませんね。何よりも寂しげな色がこの季節にぴったりだと思いました。
ゲンノショウコも人里からどんどん引き下がっていきますね。
赤く咲く花は三河では珍しくなります。
投稿: ぶちょうほう | 2016-10-05 15:38
ぶちょうほう様、こんばんは。
ツルニンジンのあの色合いは春の山野にはそぐわないですね。
あれは秋の色だと思います。
ツルニンジンもアケボノソウもどちらかといえば四国のように南の地方に
多い花かもしれませんね。
広島や岡山ではその割に見かけないように思います。
三河の野山でも少ないのですね。
花後の五角形の模様も面白くて好きです。
高知では先日、標高100mほどの何でもないような山里でも咲いているのを見ました。
その山里ではゲンノショウコが普通に田んぼの畦などにいっぱい咲いていました。
高知はやはり植生が豊かだという印象を受けます。
アキチョウジの紫色も秋の山にはなくてはならないと思います。
投稿: keitann | 2016-10-05 22:14