青空の下、落合峠~前烏帽子を歩く、その3、鎖場
三角点がある場所までやってくると、眺めもまた一味違います。
意外でしたが、この日歩いた中ではここ落禿が標高1683mあって、一番高いんですね。
落合峠がすでに標高1500mもあって軽い登りで来られるので、高さを感じないのかもしれません。
↑この位置からの剣山&次郎笈は初めてですね。
そして剣山の前に横たわる丘状の山はもちろん塔の丸です。
去年の秋、一人で塔の丸に行ったのもやっぱり秋だったけど、あれは何月だったかしらん?
↑調べてみると、去年は10月6日に塔の丸に行ってました。
↑去年の10月6日に塔の丸から矢筈方面を眺めた画像です。
10月30日ともなると、紅葉もかなり進んでいて、落禿のススキも枯れススキ状態です。
ススキの向こうに見えるのは西方面の眺めで、こちらもいろいろな山がたくさん見えています。
肉眼ではチチ山と沓掛山の吊り尾根が確認できますが、カメラではね・・・。
直ぐ西に一際近く見えるのはもちろん寒峰。
山仲間たちと今年こそは縦走しようと思ったいたのに、今年も用事が多くてとうとうかないませんでした。
ピストンは無理でも、あの近さなら、私でも縦走は出来そう・・。
10時23分、寒峰を眺めながら落禿を出発します。
進行方向には今から向かう前烏帽子が見えています。
手前の斜面つまり東斜面は崩落個所がありますね。
稜線のブナは風当たりが強いからか、すでに落葉している木が多かったです。
↑ブナの向こうに寒峰。
初夏に登ったのですが、すでに懐かしい気がする・・・
亡くなった山友達のTさんが、よく9月ごろに寒峰に登っていました。
暑いからと一度も一緒に登らなかったけど、一緒に登っておけばよかったな・・。
そういえば、Tさんは単独で烏帽子にも来ているはず・・。
「おにぎり一個で落合峠から烏帽子まで往復してしまったんよ」と言ってましたっけ。
幾重にも重なる稜線・・・
一番向こうは石鎚山系かもしれません。
ほぼ落葉して相まっているブナの間から下の様子を眺めました。
赤く色づいていい感じ・・
あれまぁ、こんなところに鎖場があるんですね。
時刻は10時32分。
垂直距離にして30mほどは下りそうな鎖場です。
ストックを仕舞い込み、鎖場を下っていると、目の前にアサマリンドウの咲き終わった株がありました。
そういえば、矢筈山ではあまりアサマリンドウを見た覚えがないけど、山麓の車道沿いに咲く場所があるので、ここで咲いててもおかしくはないですね。
葉っぱが紅葉していました。
鎖場を下りきったところから下を眺めます。
この辺りは北の方角から冷たい風が吹き上げてきます。
谷の下のほうの木々が良い色に染まっていますね。
振り返ると、鎖場を下ってくるPさん。
下りきって眺める寒峰が「ここまでおいで」と言ってるみたい・・。
そのうちいつか、いくからね。
鎖場の後はササの中の道を登ります。
もう登りかと思ったら、Pさんが「まだまだ下って、その後、急な登りが待ってるから」と。このコース、見た目は近そうでなんてことないみたいですが、アップダウンが意外とあるんですね。
色づいた木を横目で見ながら登ります。
ふー・・・やっと平らな道になりました。
だんだん前烏帽子が近づいてきました。
山肌が綺麗に色づいていますね。
鎖場は風が冷たかったけど、日の当たる稜線は暑いぐらいです。
あれれ、またまたササの中の下りになりましたが、これが急なうえにササが深くて足元が見えず、緊張します。
まだ下るの?
こんなに下ると、後の登り返しが怖いです。
落禿からだと、結局100m以上下った感じです。
下りきったと思われたころ、登山道東側の紅葉が綺麗でうっとりしながら歩きます。
ブナの紅葉も出てきました。
その後、いよいよ道が登りになったので、これが前烏帽子への登りかと思ったら、その後、少し下り・・・
今度こそ、最後の鞍部?
前烏帽子がすぐそこに見えています。
色づいたブナが素敵で、またまた立ち止まり激写してしまいます。
こんな具合でなかなか進まないPさんと私です。
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