春の青春18きっぷで伊部の医王山に登る、その6、昔の窯跡を見ながら駅へ
往路は旧山陽道らしき道を歩いてきたので、帰りは下山口からそのまま東へと歩いてみます。
医王山の山すそをちょっとだけ周回するような感じに反時計回りに回っていきます。

↑ちょうど医王山の東側辺りまで歩いてきて、つい今しがた登ったばかりの山を見上げます。
あれ?畦の向うに何か説明板のようなものが見えていますね。
何でしょう?

畦道の手前までやってきました。
田んぼには特に何も植わってないようなので、畦を歩かせていただきました。
田んぼの中にうっすらと紫色の花が群生しているのはムラサキサギゴケです。
この花は意外と強くて、うちの実家の畑にも蔓延ってます(^_^;

畦の一か所で、備前焼の瓶がこんなところに使われています。
さすがに備前焼の街、至る所で備前焼が使われています。

近寄ると伊部西大窯の窯跡でした。

ここは江戸時代に使用されていた窯のようです。

山の斜面には備前焼の陶片が散乱しています。
江戸時代のものかと思うと、ロマンを感じますね。

陶片の散らばっている後ろにはフキの花の蕾がいっぱいでした。

元の道に戻って、こちらは現代の窯元の煙突です。
後ろの山は登り損ねた不老山です。

窯元の建物横の細い道は通り抜け出来そうだったので、歩いていきます。
建物の壁面には山と積まれた薪が見えています。
今も昔も窯にくべるのは薪なんですね。

細い道ぞいにはこんな祠も祀られていました。
ここもやっぱり備前焼の狛犬が鎮座しています。

少し離れたので医王山の形が良くわかります。
肉眼では山頂近くの展望岩もはっきり見えていました。

後はのんびりと駅への道を歩いていきます。
途中でレンゲ畑がありましたが、ここまでイノシシが出没するのかイノシシ避けの柵が張ってあります。

そして、畑のフェンスにはミツバアケビのツルが絡んでいます。
往路では普通のアケビが絡んでいましたが、こちらはミツバアケビの花ですね。

川のほとりまで帰ってきて、ここからも大きなクスの木越しの医王山を眺めました。
展望岩が見えてますね。

ここからは往路でも歩いた旧山陽道です。
なんと、もう小学生たちが下校しています。
時刻は15時10分になっていました。小学生が下校しているはずです。

↑ここを右に曲がれば200mほどで駅です。

駅前の公園からも医王山を眺めてみました。
割と格好の良い山ですね。

伊部発の岡山方面行きの電車は午後は1時間に一本というのは見ていたのですが、私が駅の手前まで来たとき、ちょうどその1時間に一本の電車が出て行くところでした(^_^;
まぁ、お腹が空いたのでご飯も食べなくちゃいけないし記念に備前焼の器を買いたかったので、1時間後の電車に乗ればいいかな?
↑駅の建物には良い雰囲気のカフェがあって、そこでお昼を食べることにします。
ランチの時間はとっくに過ぎていたのでトーストとオニオンスープのセットを頼んだら、備前焼のトレイとカップで出してくださいました。

食後は駅の2回のギャラリーで備前焼を楽しんで、お手頃な花生けを記念に買い求めました。
↑生けやすくて気に入ってます。

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