岡山へダイセンキスミレを見に行く、その3、ようやく登山口へ
標高が少し高くなったせいか、それまでのオオタチツボスミレなどに代わって、周囲にミヤマカタバミなどが出てきました。
何か白いものが見えるので良く見たら、タムシバの花が咲いていました。
↑タムシバってたいていはかなり樹高の高い木で、上のほうで花が咲いてることが多いですが、今回は木が小さいのか下のほうで咲いていました。
花期はとっくに終わっていると思うのですが、この周辺が涼しかったのかも・・・。
こちらはタラのようですが、タラの芽と言っても、天ぷらにできるような大きさではなく、すでに相当、大きくなっていました。
↑これはハンショウヅルの仲間みたいですね。
大山で見たのと同じ花かもしれません。
花芽はまだ小さくて、開花まで20日ほどかかりそうです。
真っ青な空の下、ハウチワカエデらしき緑の葉が素晴らしい・・・。
これが四国だとコハウチワカエデだけでハウチワカエデは分布がないのですが、中郷地方は両方見られるので、帰宅してから調べてみました。
それによると、葉柄が葉身の3分の2以上あるのはコハウチワカエデらしいので、上画像はコハウチワカエデのようです。
エンレイソウも群生で咲いています。
花は少し終わった状態で、早くも果実になり始めています。
ミヤマキケマンとタチツボスミレが綺麗な色合いでお花畑状態で咲いた場所がありました。
ミヤマキケマンはここのはすでに果実が見られました。
ここでもヤマシャクの蕾・・・。
中国地方にも結構あるものですね。
↑トリカブトの仲間の株がかなり大きくなっています。
とはいえ、トリカブトの仲間は種類が多く、葉だけではとても同定は無理です。
まだ初々しいミヤマカタバミが登るにつれて出てきました。
こちらはサンインスミレサイシンかと思います。
雪解けからすぐに咲くようで、この辺りは4月末か5月初めまで雪が残っていたのでは?と思いました。
杉の大きな枝が落ちた場所ではこんなに初々しいフキノトウもまだありました。
そして、色の淡いピンクのトキワイカリソウも出てきました。
綺麗な色で見頃なので、夢中で撮影します、
これを撮影していてPさんはストックを置き忘れてしまい、後で取りに戻ることに(^_^;
かなり登ってきたので、車道周辺の木々が新緑ですね。
まだ葉っぱが展開していないミヤマカタバミも出てきて、この辺りはさぞ雪が深かったんだろうなと窺えます。
出てきました。ブナの若葉です。
5月半ばとあって、さすがにブナも新緑真っ盛りです。
見上げると、新緑…また新緑・・・。
あれ?
白い花が咲いてますがこの花は?
このときはヤブデマリだとばかり思っていたのですが、帰宅して調べたところオオカメノキだと判明しました。
ヤブデマリなら装飾花の5枚の裂片のうちの一枚が小さいそうですが、↑5枚とも同じ大きさですね。
中央の小さい花は両性花です。
今年初めて間近で見るオオカメノキです。
四国では高山の稜線などに多いですが、さすがに緯度が高いからか山すそのようなところに咲いています。
周囲の様子から、登山口に近づいてきたことがわかります。
上を見上げるとナナカマドの羽状複葉の葉と花芽もありますね。
目の前に見えるのは櫃ヶ山??
この時はどこが見えているのわからないまま歩いています。
新緑に向かって歩いていきます。
シダの芽吹きかなぁ?
シダの仲間はさっぱりわかりません。
10時28分、やっとこさで登山口に着きました。
歩き始めてから2時間もかかってしまいました。
いかに撮影時間が長かったかということですね(^_^;
実はこの場所には2013年の5月に一度来ているのです。
↑その時の様子です。
この時は朝鍋鷲ヶ山に縦走していて、私が道を間違え、うっかり稜線から林道まで下ってしまい、同行の方たちにえらくご迷惑をかけたのでした(^_^;
そのときの記録はこちらです。
もう4年前のことになるんですね。
↑その時にはなかったと思う、こんな説明板が立っていました。
それによると現在地は900m弱。
金ヶ谷山までは約250mほどの登りです。
稜線に達するまでは登り一辺倒の道ですから、その前にお腹に何か入れておくとしましょうか。
どれだけも歩いてないですが、時間だけは経ったので、ここでこの日初めての休憩を取りました。私はおむすびを一つ食べることにします。
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